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SystemwalkerService Catalog Manager 導入ガイド
Systemwalker

2.1.2 セットアップ【Windows】

サーバ機能のセットアップの手順について説明します。

注意

コマンドの説明で使用する環境変数“SWCTMG_HOME”は、インストーラがシステム環境変数として設定します。

コマンドはインストール完了後に起動したコマンドプロンプトで実行してください。

セットアップコマンドはJava EE実行環境に2つのドメインを作成します。ひとつはデータベース検索用アプリケーション(インデクサ用ドメイン)用です。Systemwalker Service Catalog Managerはマスター/スレーブ検索構造を使用しており、全スレーブノードがデータベース検索関連機能をマスターノードに委任します。本スレーブノード上でSystemwalker Service Catalog Managerアプリケーションが動作し、本マスターノード上でデータベース検索用アプリケーションが動作します。二つ目のドメインはSystemwalker Service Catalog Manager本体(本体用ドメイン)用です。両者のドメインともセットアップコマンド実行時に作成されます。

セットアップコマンドの実行

  1. OS管理者としてログインします。

    Systemwalker Service Catalog Managerをセットアップするサーバに、OS管理者としてログインします。

  2. 以下のコマンドを使って、セットアップを実行します。

    %SWCTMG_HOME%\setup\swctmg_setup <パラメーター>

    <パラメーター>は、以下のパラメーターをNo.1から順に全て入力してください。また、各パラメーターの間に、半角空白を入力してください。Systemwalker Service Catalog Managerが使用するポート番号については、“A.1 ポート番号一覧”を参照してください。

    表2.1 セットアップのパラメーター一覧

    No.

    パラメーター名

    必須

    説明

    1

    HOSTNAME

    Systemwalker Service Catalog Managerサーバのホスト名またはIPアドレス。データベースへの接続許可ホスト、および各ポータル画面へのアクセスURLに設定されます。

    例:10.0.0.1

    2

    AS_ADMIN_USER

    Java EE 実行環境管理者のユーザー名。Java EE実行環境管理者のユーザー名に設定されます。

    例:Administrator

    3

    AS_ADMIN_PASSWORD

    Java EE実行環境管理者のパスワード。Java EE実行環境管理者のパスワードに設定されます。

    例:User1234

    4

    AS_BASE_PORT

    Java EE実行環境(本体用ドメイン)のベースポート番号。本体用ドメインの各ポートが、本ベースポート番号に各ポート番号を加算した番号に設定されます。

    例:8000

    5

    AS_INDEXER_BASE_PORT

    Java EE実行環境(インデクサ用ドメイン)のベースポート番号。インデクサ用ドメインの各ポートが、本ベースポート番号に各ポート番号を加算した番号に設定されます。

    例:8400

    6

    WEBSERVICE_LISTENER_PORT

    Systemwalker Service Catalog Managerとアプリケーション間の通信に利用するポート番号

    例:8082

    7

    PGS_SERVER

    localhostのみ使用可能です。

    8

    PGS_PORT

    データベースとの接続に利用するポート番号

    例:5443

    9

    SMTP_HOST

    SMTPサーバのホスト名。 “1.1.1 インストール前の作業”で準備したSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定してください。

    例:smtp.example.com

    10

    SMTP_PORT

    SMTPサーバのポート番号。 “1.1.1 インストール前の作業”で準備したSMTPサーバのポート番号を指定してください。

    例:25

例:

%SWCTMG_HOME%\setup\swctmg_setup 10.0.0.1 Administrator User1234 8000 8400 8082 localhost 5443 smtp.example.com 25

注意

各ポート番号は1~65535までの半角数字を指定してください。

AS_ADMIN_PASSWORD は8文字以上の半角文字を入力してください。

各ドメインが使用するポート番号は以下の8つです。AS_BASE_PORTに8000を指定した場合の各ポート番号を記述します。

8080: HTTPリスナー(ベースポート + 80)

8081: HTTP SSLリスナーポート(ベースポート + 81)

8048: JavaEE実行環境管理用、アンセットアップ時にAS_ADMIN_DOMAIN_PORTとして使用。(ベースポート + 48)

8086: JMXコネクターが使用するRMIレジストリの接続用(ベースポート + 86)

8076: JMSホスト用(ベースポート + 76)

8176: メッセージキューブローカが使用するRMIレジストリの接続用(JMSホスト用ポート + 100)

8037: IIOPリスナー(ベースポート + 37)

8038: SSL通信用のIIOPリスナー(ベースポート + 38)

8039: SSL通信クライアント認証用IIOPリスナー(ベースポート + 39)

セットアップコマンド実行時のみ、以下の2つのポート番号も各ドメインが一時的に使用します。以下の2つのポート番号は、セットアップコマンド実行後は使用しません。AS_BASE_PORTに8000を指定した場合の各ポート番号を記述します。

8009(ベースポート + 9)

8066(ベースポート + 66)

セットアップの開始

セットアップが開始すると、以下のメッセージが表示されます。

swctmg_setup: INFO: 101: Systemwalker Service Catalog Manager setup start. 

完了の確認

セットアップが完了すると、以下のメッセージが表示されます。

swctmg_setup: INFO: 102: Systemwalker Service Catalog Manager setup end.

注意

セットアップの開始から完了までは、数分~10分程度です。セットアップ中にコマンドを終了しないでください。