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ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 導入ガイド

4.2.1 ネットワークの構成

システムに必要なネットワークの構成を決定します。

使用するサーバのNICを決定します。

運用環境に応じて、以下の設定を決定します。

以下の説明と「管理サーバ、管理対象サーバ、管理クライアントおよびVLANのネットワーク構成の例(PRIMERGY BX600の場合)」を参照し、ネットワークの構成を設計してください。

HBA address rename使用時に必要なネットワーク構成

HBA address renameを使用した管理対象サーバを起動するときは、本製品のマネージャーとの通信が必要です。本製品のマネージャーが停止した場合でも、管理対象サーバが起動できるように、以下のどちらかの構成にしてください。

ここでは、HBA address rename設定サービスを配置する場合のネットワーク構成の設計について説明します。
HBA address rename設定サービスについては、「8.2.1 HBA address rename設定サービスの設定」を参照してください。

【Linux】

注意

HBA address rename設定サービスはSystemcastWizardやほかのDHCPサービス、PXEサービスと同じサーバ上で同時起動できません。

本サービスの構成例は以下のとおりです。

図4.3 HBA address rename設定サービスを起動させる構成例(PRIMERGY BX600の場合)

VIOM連携使用時に必要なネットワーク構成

VIOM連携を使用時は、LANスイッチブレードまたはIBP(Intelligent Blade Panel)を使用してネットワークを構成します。
詳細は、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照してください。
VIOM連携の設定については、「操作ガイド VE」の「2.1 VIOM連携の登録」を参照してください。
本サービスの構成例は以下のとおりです。

図4.4 VIOM連携の構成例(PRIMERGY BX900でSANを使用する場合)

図4.5 VIOM連携の構成例(PRIMERGY BX900でiSCSIを使用する場合)

IBPを使用する場合、管理LANはIBPの第1外部ポートに接続します。
また、IBPの第1ポートと接続する管理LANスイッチのポートはSpanning Tree Protocol(STP)を無効にしてください。


本製品で実現する機能

本製品はPRIMERGY BXシリーズのLANスイッチブレードのVLANおよびポートグループに対して以下の機能を提供します。

注意

VLAN IDとポートグループの切替え対象は、管理対象サーバが接続するLANスイッチブレードのポートです。シャーシ間の切替えのように、LANスイッチブレードを跨ぐサーバ切替えの場合、事前に切替え先と切替え元のLANスイッチブレードの外部ポートに同一VLANまたはポートグループを設定したうえで、同一ネットワークに接続してください。


複数の管理LANサブネットがある場合のネットワーク構成

複数の管理LANサブネットがある場合、ルータの設定を行ってください。
ルータの設定については、「4.2.6 ネットワーク環境の設定」を参照してください。
ネットワーク構成の例は以下のとおりです。

図4.7 複数の管理LANサブネットがある場合の構成例