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ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 導入ガイド

4.1.2 サーバ環境の設定

ここでは、サーバとシャーシの事前設定について説明します。


シャーシの設定(ブレードサーバ)

マネジメントブレードのマニュアルを参照して、「4.1.1.1 シャーシの設定値(ブレードサーバの設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティーには、Write(参照更新権)が必要です。

マネジメントブレードのマニュアルを参照して、マネジメントブレード上のSNMPエージェントの設定に以下の値を設定してください。

注意

シャーシの停止の際にシャーシ内のサーバを自動的に停止させる処理は、マネジメントブレードのgracefulシャットダウンを利用して行います。この機能を利用するには、シャーシ内のすべてのサーバにServerView Agentsがインストールされている必要があります。


シャーシの設定(PRIMEQUEST)

マネジメントボードのマニュアルを参照して、「4.1.1.3 シャーシの設定値(PRIMEQUESTの設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティーには、Write(参照更新権)が必要です。

マネジメントボードのマニュアルを参照して、以下を有効にしてください。

オペレーターパネルのモードスイッチ設定(SPARC Enterprise Mシリーズ)

本製品でSPARC Enterprise Mシリーズを管理する場合、電源ON時にOSが自動起動するようにオペレーターパネルのモードスイッチを"Locked"に設定してください。


シャーシの設定(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000)

リモートマネジメントコントローラー(XSCF)のマニュアルを参照して、「4.1.1.5 シャーシの設定値(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティーには、Write(参照更新権)が必要です。

XSCFのマニュアルを参照して、以下を有効にしてください。

モートマネジメントコントローラーの設定(ブレードサーバ以外)

リモートマネジメントコントローラーのマニュアルを参照して、定義した以下の値を設定してください。

SPARC Enterprise M3000の場合はXSCFのマニュアルを参照し、以下を有効にしてください。

SPARC Enterprise Tシリーズの場合はILOMのマニュアルを参照し、以下を有効にしてください。

注意

XSCFの複数のネットワークインターフェースにそれぞれIPアドレスを設定する場合、1つ目のネットワークインターフェースに本製品で使用するIPアドレスを設定してください。


管理対象サーバのBIOS設定

VIOMを利用しない場合、管理対象サーバのBIOSを設定する必要があります。

VIOMを利用する場合、VIOMのサーバプロファイルでブート順序の設定が必要です。詳細は、「操作ガイド VE」の「2.1.1 VIOMサーバプロファイルの登録」を参照してください。

設定変更が必要なBIOSは、以下の3種類です。

システムBIOS

管理対象サーバ本体のBIOSです。
内蔵SCSI BIOSとFC-HBA BIOSを有効または無効に設定、ブートデバイスの優先順位を設定します。

注意

  • サーバブレードのBIOSの設定によって、シャーシの電源と連動してサーバブレードの電源を起動できます。詳細は、サーバブレードのユーザーズガイドを参照してください。

  • PRIMERGY BX900/BX400シリーズで、サーバブレードのLAN拡張カードとしてLND-PG203を搭載している場合、サーバブレードのBIOS設定でLAN拡張カードのNICを"disable"に設定しないでください。
    "disable"にした場合、サーバブレードとLANスイッチブレード間の接続が正常に表示されません。
    また、以下の機能が正常に動作しません。

    • LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部ポート、外部ポート)

    • サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)

  • ネットワークインターフェースからのブート設定時に"UEFI"と"Legacy"が表示されたときは、"Legacy"を選択してください。

内蔵SCSI BIOS

管理対象サーバの内蔵SCSIに関するBIOSです。
内蔵ディスクからのブートを有効または無効に設定します。

FC-HBA BIOS

管理対象サーバの拡張カードとして搭載するFC-HBAに関するBIOSです。
ファイバーチャネルスイッチ接続でSAN環境に対応したストレージを使用する設定、およびSANブートを有効または無効に設定します。

運用環境に応じて、以下を設定します。

管理対象サーバのOS設定

以下の機能を利用する場合、pingコマンドに応答するようにOSへ設定してください。

OBP(Open Boot Prom)の設定(SPARC Enterprise)

本製品でSPARC Enterpriseを管理する場合、電源ON時にOSが自動起動するようにOBPの"auto-boot?"で"true"を設定してください。

詳細は、ファイバーチャネルカード用ドライバの製品マニュアル「SPARC Enterprise SAN Boot 環境構築ガイド」を参照してください。


ServerView Operations Managerの設定(VMware ESXi)

本製品でVMware ESXiを管理する場合、ServerView Operations Managerに対象のVMware ESXiを登録してください。

詳細は、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してください。