ここでは、サーバ環境の設定値の決定について説明します。
マネジメントブレードに設定する以下の値を用意します。
管理サーバ上でブレードシャーシを特定するための名前で、システム全体で一意な名前です。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列です。
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
管理サーバのIPアドレスを設定します。
注意
異なるシャーシ間でサーバ切替え、クローニングを行う場合、各シャーシのSNMPコミュニティー名に同じ値を使用してください。
本製品では、サーバを管理するために、以下のリモートマネジメントコントローラーを利用しています。
PRIMERGYの場合
iRMC2
HPサーバの場合
iLO2(integrated Lights-Out)
DELL/IBMサーバの場合
BMC(Baseboard Management Controller)
リモートマネジメントコントローラーに設定する以下の値を用意します。
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
リモートマネジメントコントローラーから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
リモートマネジメントコントローラーで管理者以上の権限を持つユーザー名を指定します。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列です。
すでに17文字以上のユーザー名を登録済みの場合、新規ユーザーを追加するか、16文字以内に再設定してください。
上記のユーザー用の認証用パスワードです。
半角英数字と記号(ASCII文字(0x20~0x7e))で構成された16文字以内の文字列です。
すでに17文字以上のパスワードを登録済みの場合、新規ユーザーを追加するか、16文字以内に再設定してください。
リモートマネジメントコントローラーから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
サーバがPRIMERGYの場合、サーバ管理ソフトウェア(ServerView Agents)経由で状態監視ができます。以下の値を用意します。
管理対象サーバ上のサーバ管理ソフトウェア(ServerView Agents)とSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
注意
サーバ切替え、クローニングを行う場合、各サーバのSNMPコミュニティー名に同じ値を使用してください。
マネジメントボードに設定する以下の値を用意します。
管理サーバ上でPRIMEQUESTのシャーシを特定するための名前で、システム全体で一意な名前です。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列です。
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
リモートサーバマネジメントから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
リモートサーバマネジメントで管理者以上の権限を持つユーザー名を指定します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列です。
上記のユーザー用の認証用パスワードです。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
管理サーバのIPアドレスを設定します。
注意
異なるシャーシ間でサーバ切替え、クローニングを行う場合、各シャーシのSNMPコミュニティー名に同じ値を使用してください。
本製品では、SPARC Enterpriseのサーバを管理するために、リモートマネジメントコントローラーとしてM3000はXSCF、TシリーズはILOMを利用しています。
M3000の場合
M3000では、XSCFに設定する以下の値を用意します。
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
XSCFから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
XSCFでplatadm権限を持つユーザー名を指定します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された31文字以内の文字列です。
上記のユーザーの認証用パスワードです。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列です。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"
XSCFから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
XSCFとSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
Tシリーズの場合
Tシリーズでは、ILOMに設定する以下の値を用意します。
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
ILOMから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
ILOMでAdmin権限を持つユーザー名を指定します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された4文字以上16文字以内の文字列です。
上記のユーザーの認証用パスワードです。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された8文字以上16文字以内の文字列です。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"
ILOMから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
ILOMとSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
本製品では、SPARC Enterpriseのサーバを管理するために、リモートマネジメントコントローラーとしてXSCFを利用しています。
XSCFに設定する以下の値を用意します。
管理サーバ上でSPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000のシャーシを特定するための名前で、システム全体で一意な名前です。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列です。
管理サーバと通信できるIPアドレスです。
XSCFから管理対象サーバを操作するために使用する認証用ユーザー名です。
XSCFでplatadm権限を持つユーザー名を指定します。
先頭文字を英字とし、英小文字、数字、ハイフン("-")およびアンダースコア("_")で構成された31文字以内の文字列です。
上記のユーザーの認証用パスワードです。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列です。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"""、"?"、";"、":"
XSCFから発行されるSNMPトラップの送付先になる管理サーバのIPアドレスです。
XSCFとSNMP通信を行うためのSNMPコミュニティー名です。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列です。
ESCと連携する場合、ESCの設定を先に行います。運用サーバと管理対象サーバに接続されているファイバーチャネルスイッチとストレージ装置を、ESC上に登録します。
注意
ESCと連携する場合、本製品の予備サーバとして使用するサーバはESC上に登録しないでください。
登録後、物理サーバに搭載されているHBAのWWN、ストレージ装置に搭載されているCAのWWNを採取します。
ESCのクライアント画面で、登録されているサーバが持つHBAのWWNを採取します。
ESC上に登録されていないサーバについては、HBAカードの貼付されているシール、ドライバおよびユーティリティなどからWWNを採取します。
詳細は、各ストレージ製品のマニュアルを参照してください。
ESCのクライアント画面で、登録されているストレージが持つCAのWWNを採取します。
詳細は、各ストレージ製品のマニュアルを参照してください。
採取した結果を元に、サーバ側では物理サーバとHBAのWWN、ストレージ側ではストレージ装置のCAとWWNとの関係に反映します。
反映後、ストレージ側でHBAのWWNとストレージのCAのWWNとボリュームとの関係を定義し、システムを設計します。
マルチパス構成の場合、運用サーバまたは予備サーバとして構成する各サーバのHBAと、それに対応するターゲットCAの順番が、各々のサーバ間で一致するように設計します。
参考
ESCと連携する場合、管理対象サーバにHBAのポートが合計1~8ポート搭載されている構成をサポートしています。