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ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 インストールガイド

2.2.3 インストール【Linux/VMware/Xen/KVM/Oracle VM】

以下の手順で、エージェントをインストールします。

インストールする前に、「2.2.1 事前準備」が行われているか確認してください。

  1. システムにOSの管理者(root)でログインします。

    本製品をインストールする管理対象サーバをマルチユーザーモードで起動し、システムにrootでログインしてください。

    【Xen/KVM】
    コンソールからログインしてください。

  2. 本製品の1枚目のDVD-ROMをセットします。

  3. 以下のコマンドを実行してDVD-ROMをマウントします。自動マウントデーモン(autofs)によりDVD-ROMの起動マウントを行うと、マウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。

    # mount /dev/hdc DVD-ROMマウントポイント <RETURN>

  4. エージェントのインストールコマンド(RcSetup.sh)を実行します。

    # cd DVD-ROMマウントポイント <RETURN>
    # ./RcSetup.sh <RETURN>

  5. インストーラの対話指示に従って、インストールします。

  6. 接続先の管理サーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。

【Xen】
Citrix XenServerの場合、管理対象サーバを再起動してください。
Red Hat Enterprise Linux 5またはRed Hat Enterprise Linux 6のLinux仮想マシン機能の場合、以下の手順を行ってください。

  1. 以下のコマンドでxendデーモンの自動起動指定を無効にしたあと、管理対象サーバを再起動します。

    # chkconfig xend off <RETURN>

  2. 再起動完了後、以下のコマンドでMACアドレスのバインド設定を更新し、xendデーモンの自動起動指定を有効にしたあと、xendデーモンを起動します。

    # /usr/local/sbin/macbindconfig create <RETURN>
    # chkconfig xend on <RETURN>
    # service xend start <RETURN>

注意

  • インストール失敗時の対処

    インストールに失敗した場合、再起動後にインストールを行ったユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってアンインストールしてください。
    そのあと、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして失敗した原因を取り除き、再インストールしてください。

  • 本製品の使用ポートに対するファイアーウォール設定の無効化

    ファイアーウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャーとエージェント間の通信が問題なく行われるように、使用するポート番号のファイアーウォールを無効に設定してください。

    【VMware】

    # /usr/sbin/esxcfg-firewall -openPort 23458,tcp,in,"nfagent" <RETURN>

    本製品と必須ソフトウェアが使用するポート番号については、「導入ガイド VE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。
    なお、本製品のインストール時に、servicesファイルを編集してポート番号の変更を行った場合、「導入ガイド VE」の「付録A ポート一覧」に記載されている本製品のデフォルトのポート番号をインストールの際に変更したポート番号に読み替えてください。

  • コンソール以外からインストールした場合の対処【Xen/KVM】

    コンソール以外からログインしてインストールすると、インストール完了前に端末からのネットワーク接続が切断されて、インストールが正常に完了したことを確認できません。コンソールからログインして管理対象サーバを再起動してください。再起動完了後、「インストール失敗時の対処」の手順に従って、再インストールしてください。

  • 関連サービスのアンインストール

    本製品のインストール後に、ServerView Deployment Managerをインストールする場合、または同一サブネットにServerView Deployment Managerを配置する場合、関連サービスをアンインストールする必要があります。

    関連サービスのアンインストール方法については、「コマンドリファレンス」の「5.12 deployment_service_uninstall」を参照してください。