GFS(Global File Services) ローカルファイルシステムをGDS(Global Disk Services)のボリューム上に作成するためには、GDSのボリュームが存在し、かつ、そのボリュームがACTIVEである必要があります。ボリュームがSTOP状態の場合は、ボリュームを起動してください。
参照
ボリュームの起動方法については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“4.2.3 操作”または“D.4 sdxvolume - ボリュームの操作”を参照してください。
GFS ローカルファイルシステムをスタンバイ運用で使用する場合のGFSの設定は以下の流れで行います。
ここで設定するデバイス名、マウントポイントは、“A.7.1 GFS ローカルファイルシステム設定ワークシート”に対応します。
◆操作手順
GFS ローカルファイルシステムを作成します。[Host:primecl01で実施]
GFSがサポートするファイルシステムタイプの「ローカルファイルシステム」を作成します(GDSの画面からもファイルシステムの作成が可能です)。
# sfxnewfs /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001
# sfxnewfs /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002
Primecl02側でhostidを取得します。
# hostid
80f175ca
GFS ローカルファイルシステムの初期設定を、以下の手順で行います。[Host:primecl01で実施]
# sfxnode -a -n primecl02 -i 80f175ca /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001
# sfxnode -a -n primecl02 -i 80f175ca /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002
/etc/vfstab ファイルを編集します。[Host:primecl01で実施]
vi等のテキストエディタを使用して /etc/vfstabファイルにGFS ローカルファイルシステムのエントリを追加します。行の先頭は、必ず「#RMS#」で始まるようにしてください。
#RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001 /disk1 sfxfs - no - #RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002 /disk2 sfxfs - no -
マウントポイントを作成します。[Host:primecl01で実施]
# mkdir /disk1
# mkdir /disk2
GFS ローカルファイルシステムを登録します。[Host:primecl02で実施]
# sfxadm -A /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001
# sfxadm -A /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002
/etc/vfstabファイルを編集します。[Host:primecl02で実施]
vi等のテキストエディタを使用して /etc/vfstabファイルにGFS ローカルファイルシステムのエントリを追加します。行の先頭は、必ず「#RMS#」で始まるようにしてください。
#RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001 /disk1 sfxfs - no - #RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002 /disk2 sfxfs - no -
マウントポイントを作成します。[Host:primecl02で実施]
# mkdir /disk1
# mkdir /disk2