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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

4.6 スナップショットに関する操作

ナップショット採取に失敗したあと、本製品から参照や操作ができないスナップショットがVM管理製品上に残ったままになる。

[説明]

スナップショットの採取中にマネージャーが停止するなど、VM管理製品以外の問題で失敗しても、VM管理製品上に採取されたスナップショットが存在している場合があります。

[対処]

マネージャーを起動し、スナップショットの採取処理が完了しているか確認したあと、以下の手順で復旧してください。

  1. VM管理画面を表示し、名前がRCX_L-Serverのホスト名@世代のスナップショットのうち、L-Serverのホスト名世代が同じスナップショットが複数存在しているか確認してください。

  2. 手順1.で複数存在していた場合、最新のスナップショット以外をVM管理画面から削除してください。

    スナップショットの削除方法については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。


vCenter Serverのサービスを再起動すると、L-Serverのスナップショットが管理外になる場合がある。

[説明]

VM管理製品として登録しているvCenter Serverのサービスを再起動すると、以下のメッセージが表示され、そのvCenter Serverを使用するL-Serverのスナップショットが本製品の管理外になる場合があります。

FJSVrcx:INFO:21162:(version=version):snapshot image is lost.

versionには、管理外にされたスナップショットの世代が表示されます。

vCenter Serverのサービスを再起動する前後で、vCenter Serverから通知されるスナップショットの識別情報が異なる場合があります。このため、本製品ではvCenter Server上で管理外にされたと判断し、スナップショットの識別情報を削除します。このあと、本製品から管理外にされたスナップショットは認識できなくなります。ただし、vCenter Server上にスナップショットは存在しています。

[対処]

認識できなくなったスナップショットは、vSphere Client(vCenter ServerのGUI)から操作してください。操作できない場合、vCenter Serverの管理者に依頼してください。

該当するスナップショットを特定するには、サービスを再起動したvCenter Serverが管理するVMゲストのスナップショットを確認します。本製品から作成したスナップショットの名前は以下の形式になります。この形式の名前のスナップショットで、本製品が認識していないスナップショットが、該当するスナップショットです。

RCX_L-Serverのホスト名@version

L-Serverのホスト名には、該当するスナップショットをもつL-Serverのホスト名が表示されます。
versionには、メッセージに表示されたスナップショットの世代が表示されます。

なお、不要になったスナップショットは、vSphere Clientから削除してください。