ここでは、発生した問題の原因を切り分けるために必要な、調査資料の採取方法について説明します。
調査資料の採取コマンド(rcxadm mgrctl snapまたはrcxadm agtctl snap)を実行して資料を採取する方法、およびVM管理製品の調査資料を採取する方法を以下に示します。
採取方法
以下の手順で、サーバ上の資料を採取します。
OSの管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OSの管理者権限が必要です。
rcxadm mgrctl snap -fullコマンドまたはrcxadm agtctl snap -fullコマンドを実行します。
資料を採取するサーバに応じて実行するコマンドが異なるため注意してください。
管理サーバの場合
【Windows】
>"インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm" mgrctl snap [-dir directory] -full <RETURN> |
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl snap [-dir directory] -full <RETURN> |
管理対象サーバの場合
【Windows/Hyper-V】
>"インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" agtctl snap [-dir directory] -full <RETURN> |
【Linux/VMware】
# /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl snap [-dir directory] -full <RETURN> |
注意
VMware ESXiでは、本製品のエージェントがインストールできないため、調査資料の採取コマンドは実行できません。
ストレージ管理製品とVM管理製品の調査資料を採取します。
採取方法については、ストレージ管理製品とVM管理製品のマニュアルを参照してください。
【VMware】
VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合、以下の操作を行ってください。調査資料はファイルサイズが大きいため、保存場所の空き容量が十分あるか確認してから実行してください。
VMware vSphere(TM) Clientを起動し、システム管理者権限があるユーザーでVMware vCenter Serverに接続します。
メニューから[管理]-[システムログのエクスポート]を選択します。
採取対象として、VMware vCenter Serverを指定します。
保存場所を指定して<OK>ボタンをクリックします。
採取した調査資料を当社技術員に送付してください。
調査資料については、「運用ガイド VE」の「第15章 トラブルシューティング」を参照してください。
また、本章に記述されていないトラブルが発生した場合、「運用ガイド VE」の「第15章 トラブルシューティング」を参照してください。