ここでは、69XXX系のメッセージについて説明します。
[説明]
targetへの通信でエラーが発生しました。
[対処]
「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 69111」に記載されている対処を参照してください。
またtargetの値によっては、以下の対処を行ってください。
VM管理製品のIPアドレスの場合
VM管理製品と通信できるか確認してください。
pingコマンドなどを使用して、管理サーバとVM管理製品間のネットワーク環境に問題がないか確認してください。
LANのコネクターからケーブルが外れている場合、接続してください。
VM管理ソフトウェアがあるVM管理製品の場合、VM管理ソフトウェアからVM管理製品への接続に問題がないか確認してください。
VM管理製品のIPアドレスの場合
detailの値によっては以下の対処を行ってください。
"VMware vCenter Server communication error(仮想ストレージリソース名)"の場合
ストレージプールに登録された仮想ストレージリソースの状態を確認してください。
状態が"unknown"以外の場合、通信エラーは回復しており対処は必要ありません。
状態が"unknown"の場合、仮想ストレージリソースを更新してください。
状態が変化しない場合、以下の対処を行ってください。
targetに出力されているIPアドレス上で"VMware vCenter Server"が正しく動作しているか確認してください。
確認方法と設定方法については、"VMware vCenter Server"のマニュアルを参照してください。
targetに出力されているIPアドレスと通信できるか確認してください。
対処方法については、「メッセージ番号 67192」を参照してください。
イベントログに本メッセージが大量に出力され、他のメッセージの確認が難しい場合、以下の対処を実施することで、他のメッセージを確認してください。
メッセージが出力されている時間帯を把握してください。
本メッセージは約3分間隔でストレージツリーに表示されている仮想ストレージの数分出力されます。
イベントログの1ページには10項目ずつ表示されるため、仮想ストレージの数を考慮して表示するページ番号を指定すると、本メッセージが出力されている時間帯を早く把握できます。
システムログ、RORコンソールのイベントログについて、1.で把握した時間帯に出力されたメッセージを抽出します。
システムログには一部のメッセージが出力されます。
対象メッセージは、「メッセージ集 VE」の「付録A システムログに出力されるメッセージ」を参照してください。
RORコンソールのイベントログには最新メッセージ(2万件まで)が格納されています。
a) システムログ
システムログに出力されている本製品のメッセージから1.で把握した時間帯に出力されたメッセージを抽出します。(Windows上では、イベント種別がアプリケーション ログ、"JSE_SWRC_FJSVRCX"で始まるソース名でイベントログに出力されます。)
b) RORコンソールのイベントログ
状態が"Error"のイベントログだけを表示します。
表示したイベントログをイベントIDでソートします。
1.で把握した時間を3分で割ることで本メッセージの出力数を概算します。また、本メッセージ以外のメッセージが表示されているイベントログのページ番号を概算します。
最後に本メッセージ以外のメッセージから、1.で把握した時間帯に出力されているものを抽出します。
"VMware vCenter Server communication error"の場合
targetに出力されているIPアドレス上でVMware vCenter Serverが正しく動作しているか確認してください。
確認方法と設定方法については、VMware vCenter Serverのマニュアルを参照してください。
targetに出力されているIPアドレスと通信できるか確認してください。
対処方法については、「メッセージ番号 67192」を参照してください。
"System Center Virtual Machine Manager communication error(仮想ストレージリソース名)"の場合
ストレージプールに登録された仮想ストレージリソースの状態を確認してください。
状態が"unknown"以外の場合、通信エラーは回復しており対処は必要ありません。
状態が"unknown"の場合、仮想ストレージリソースの更新を行い、状態が変化しない場合、以下の対処を行ってください。
targetに出力されているIPアドレス上でSCVMMが正しく動作しているか確認してください。
確認方法と設定方法については、SCVMMのマニュアルを参照してください。
targetに出力されているIPアドレスと通信できるか確認してください。
対処方法については、「メッセージ番号 67192」を参照してください。
"System Center Virtual Machine Manager communication error"の場合
以下の対処を行ってください。
targetに出力されているIPアドレス上でSCVMMが正しく動作しているか確認してください。
確認方法と設定方法については、SCVMMのマニュアルを参照してください。
targetに出力されているIPアドレスと通信できるか確認してください。
対処方法については、「メッセージ番号 67192」を参照してください。
"Oracle VM Manager communication error(仮想ストレージリソース名)"の場合
ストレージプールに登録された仮想ストレージリソースの状態を確認してください。
状態が"unknown"以外の場合、通信エラーは回復しており対処は必要ありません。
状態が"unknown"の場合、仮想ストレージリソースを更新してください。
状態が変化しない場合、以下の対処を行ってください。
targetに出力されているIPアドレス上でOracle VM Managerが正しく動作しているか確認してください。
確認方法と設定方法については、Oracle VM Managerのマニュアルを参照してください。
targetに出力されているIPアドレスと通信できるか確認してください。
対処方法については、「メッセージ番号 67192」を参照してください。
"Oracle VM Manager communication error"の場合
targetに出力されているIPアドレス上でOracle VM Managerが正しく動作しているか確認してください。
確認方法と設定方法については、Oracle VM Managerのマニュアルを参照してください。
targetに出力されているIPアドレスと通信できるか確認してください。
対処方法については、「メッセージ番号 67192」を参照してください。
ストレージ管理製品のIPアドレスの場合
以下の対処を行ってください。
ストレージ管理製品の事前設定が完了していない可能性があります。詳細は、「導入ガイド CE」の「D.3 セットアップのための事前準備(ストレージ)」を参照し、設定を確認してください。
targetに出力されているIPアドレスと通信できるか確認してください。
対処方法については、「メッセージ番号 67192」を参照してください。
上記の対処を行っても問題が解決しない場合は、該当するメッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。
[説明]
「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 69122」に記載されている説明を参照してください。
[対処]
「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 69122」に記載されている対処を参照してください。
ただし、本製品では、以下の場合があります。
物理L-Serverの削除を行った場合
HBA BIOSの設定に誤りがある可能性があります。
以下の確認と対処を行ってください。
spin up delayが設定されていないか
HBAのBIOS設定でspin up delayが設定されている場合、設定を解除してから、再操作してください。