ここでは、61XXX系のメッセージについて説明します。
[説明]
L-Serverの作成時およびネットワークの構成変更時に、nameに含まれるaddress typeが枯渇しました。
address typeがIPv4の場合
nameには、ネットワークリソースの名前が表示されます。
address typeがMACまたはWWNの場合
nameには、アドレスセットリソースの名前が表示されます。
[対処]
address typeがIPv4の場合
以下のどれかを実施してください。
管理対象外とするIPアドレスを削除してください。
ネットワークリソースを新規に作成してください。
サブネットアドレスを拡張してください。
不要なL-Serverを削除してください。
address typeがMACまたはWWNの場合
アドレスセットリソースを新規に作成してください。
不要なL-Serverを削除してください。
[説明]
物理L-Serverの作成時に、管理LANのネットワークリソースが接続されていません。
物理L-Serverには、管理LANを1つ接続する必要があります。
[対処]
物理L-ServerのNICに管理LANのネットワークリソースを接続するように指定して、再操作してください。
[説明]
valueはobjのaddress_typeと重複しています。
以下の原因が考えられます。
指定した値がobjのaddress_typeと重複している
以前に登録したobjの値が誤っている
address_typeには、以下のどれかが表示されます。
IP address
MAC address
network address
objには以下のどれかが表示されます。
admin server
管理サーバを示しています。
リソース名
登録済みのリソースを示しています。
サブネット名
登録済みのサブネットを示しています。
[対処]
指定した値がobjのaddress_typeと重複している場合
指定した値を見直したあと、再操作してください。
以前に登録したobjの値が誤っている場合
objの値を変更したあと、再操作してください。
ネットワークリソース種別が管理LANのネットワークリソース作成時に本メッセージが出力された場合
[リソース作成]-[管理LANサブネットから]で、リソースを作成してください。
[説明]
「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 61162」に記載されている説明を参照してください。
[対処]
「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 61162」に記載されている対処を参照してください。
[説明]
L-Serverserver_nameの電源が停止されていません。
server_nameには、L-Server名が表示されます。
[対処]
L-Serverの電源を停止してください。そのあと、再操作してください。
[説明]
サーバserver_nameで、サーバプロファイルの割当てに使用するI/Oデバイスが見つかりませんでした。
物理L-Serverを作成する場合、server_nameには、L-Server作成時に選択されたサーバ名が表示されます。
[対処]
ハードウェア条件を満たしていない可能性があります。
詳細は、「導入ガイド CE」の「1.5 ハードウェア環境」の「表1.49 必須ハードウェア条件」を参照してください。
[説明]
サーバserver_nameに指定したアドレスは、すでに存在します。
すでに使用中のアドレスと同じ値を指定した可能性があります。
server_nameには、サーバ名が表示されます。
指定したアドレスが連携ソフトウェアに存在する場合、external_softwareには、連携ソフトウェア名が表示されます。
detailには、詳細メッセージが表示されます。
[対処]
未使用のアドレスリソースを指定して、再操作してください。
未使用のアドレスリソースを指定してもエラーになる場合、連携ソフトウェアの情報に誤った情報がある可能性があります。
連携ソフトウェアの情報を参照し、同じアドレスを含む情報があるか確認してください。
誤った情報が残っている場合、情報を削除したあと、再操作してください。
既存サーバとして使用する場合、以下の対処を行い、アドレスが重複しない状態にしたあと、再操作してください。
アドレスリソースを範囲外にする
既存サーバをL-Serverにする
[説明]
external_softwareがVIOMの場合
サーバserver_nameに指定したアドレスは、使用できる値の範囲外です。
server_nameには、サーバ名が表示されます。
detailには、詳細メッセージが表示されます。
[対処]
detailに表示されたアドレス(MACアドレスまたはWWN)が使用できる範囲になるように、VIOMの設定で変更してください。
[説明]
サーバプロファイルprofile_nameは、ほかのサーバに割り当てられています。
profile_nameには、サーバプロファイル名が表示されます。
[対処]
profile_nameのサーバプロファイルを削除して、再操作してください。
[説明]
サーバserver_nameには、別のサーバプロファイルが割り当てられています。
server_nameには、サーバ名が表示されます。
[対処]
サーバserver_nameに設定されているサーバプロファイルを削除して、再操作してください。
[説明]
サーバプロファイルの削除に失敗しました。
server_nameには、サーバ名が表示されます。
detailには、詳細メッセージが表示されます。
[対処]
サーバserver_nameに設定されているサーバプロファイルを削除して、再操作してください。
[説明]
spare_serversとserver_nameでiSCSIブートのための設定が異なっています。
spare_serversとserver_nameには、以下のどれかが表示されます。
L-Server XML
iscsi_ユーザーグループ名.rcxprop
iscsi.rcxprop
iSCSI disk resource
spare_serversまたはserver_nameが上記以外の場合、「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 61184」に記載されている説明を参照してください。
[対処]
spare_serversとserver_nameの設定を見直し、再操作してください。
spare_serversとserver_nameの内容に従って、対処を行ってください。
"L-Server XML"の場合
L-ServerのXML定義ファイルの内容を見直してください。
L-ServerのXML定義ファイルについては、「第2章 リソース構成情報・ユーザー定義情報(XMLファイル)」を参照してください。
"iscsi_ユーザーグループ名.rcxprop"または"iscsi.rcxprop"の場合
iSCSIブートのネットワーク定義ファイルの内容を見直してください。
iSCSIブートのネットワーク定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「4.2.4.3 iSCSI LANをiSCSIブートで利用する場合」を参照してください。
"iSCSI disk resource"の場合
iSCSIブートするディスクの定義ファイルの内容を見直してください。
iSCSIブートするディスクの定義ファイルについては、「第2章 リソース構成情報・ユーザー定義情報(XMLファイル)」を参照してください。
[説明]
serviceがインストールされていません。
serviceには、"DHCP Server"が表示されます。
[対処]
serviceをインストールしたあと、再操作してください。
ただし本製品では、以下の場合があります。
serviceが"DHCP Server"の場合
OS標準のDHCPサービスをインストールしたあと、再操作してください。
[説明]
objに対するfunctionの処理が実行されませんでした。
detailには、functionが実行されなかった原因が表示されます。
functionが、"failover"、"failback"または"recovery"の場合
detailの理由により、rcxstorageコマンドのfailover、failbackまたはrecovery処理が中断されました。
[対処]
functionが、"failover"、"failback"または"recovery"の場合
本メッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。
[説明]
ライセンスによって操作が制限されています。
[対処]
Cloud Editionのライセンスが登録された環境では、SPARC Enterpriseサーバを登録できません。
[説明]
構成情報のエクスポートを実行したバージョンと、インポートを実行したバージョンが異なっています。
ExportVersionには、エクスポートを実行したバージョンが出力されます。インポート時に指定された構成情報にバージョン情報が存在しない場合、"unknown"が出力されます。
ImportVersionには、インポートを実行したバージョンが出力されます。
[対処]
エクスポートとインポートを実行するシステムのバージョンは、同じバージョンで行ってください。
[説明]
指定した値の書式が不正、または以下で指定したXMLの内容が不正です。
構成情報のインポート
detailは、"メッセージ:エラー箇所"の形式で詳細情報が出力されます。
メッセージが"invalid MIME type"の場合
インポート時に指定された構成情報の形式がXML形式ではありません。
エラー箇所には指定されたMIMEタイプが出力されます。
メッセージが"invalid XML tag"の場合
インポート時に指定された構成情報のXMLタグ情報の書式が不正です。
エラー箇所には書式が不正なXMLタグ名が出力されます。
メッセージが"invalid tag name"の場合
インポート時に指定された構成情報に不正なリソース種別が存在します。
エラー箇所には不正なリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。
メッセージが"lack of XML tag"の場合
インポート時に指定された構成情報に必須のリソース種別の構成情報が不足しています。
エラー箇所には不足しているリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。
メッセージが"lack of resource tag"の場合
インポート時に指定された構成情報のリソース種別情報内に必須のリソース情報が不足しています。
エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグと不足しているリソース名がカンマ(",")区切りで出力されます。
メッセージが"duplicate XML tag"の場合
インポート時に指定された構成情報に同じリソース種別の一番上位のタグが複数存在します。インポートでは同じリソース種別を複数処理できません。
エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。
ネットワーク構成情報のインポート
detailは、"メッセージ:エラー箇所"の形式で詳細情報が出力されます。
メッセージが"invalid MIME type"の場合
インポート時に指定されたネットワーク構成情報の形式がXML形式ではありません。
エラー箇所には指定されたMIMEタイプが出力されます。
メッセージが"invalid XML tag"の場合
インポート時に指定されたネットワーク構成情報のXMLタグ情報の書式が不正です。
エラー箇所には書式が不正なXMLタグ名が出力されます。
メッセージが"duplicate XML tag"の場合
インポート時に指定されたネットワーク構成情報に同じリソース種別の一番上位のタグが複数存在します。インポートでは同じリソース種別を複数処理できません。
エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。
[対処]
構成情報のインポートの場合
当社技術員に連絡してください。
ネットワーク構成情報のインポートの場合
detailに表示された内容を確認してエラーの原因を取り除いたあと、再操作してください。
タグと値については、「2.6.1 作成」を参照してください。