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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

3.1.7 61XXX系

ここでは、61XXX系のメッセージについて説明します。

61105

FJSVrcx:ERROR:61105:name:address type no more addresses available

[説明]

L-Serverの作成時およびネットワークの構成変更時に、nameに含まれるaddress typeが枯渇しました。

  • address typeがIPv4の場合

    nameには、ネットワークリソースの名前が表示されます。

  • address typeがMACまたはWWNの場合

    nameには、アドレスセットリソースの名前が表示されます。

[対処]

  • address typeがIPv4の場合

    以下のどれかを実施してください。

    • 管理対象外とするIPアドレスを削除してください。

    • ネットワークリソースを新規に作成してください。

    • サブネットアドレスを拡張してください。

    • 不要なL-Serverを削除してください。

  • address typeがMACまたはWWNの場合

    • アドレスセットリソースを新規に作成してください。

    • 不要なL-Serverを削除してください。

61108

FJSVrcx:ERROR:61108:L-Server:must be connected to an admin LAN

[説明]

物理L-Serverの作成時に、管理LANのネットワークリソースが接続されていません。

物理L-Serverには、管理LANを1つ接続する必要があります。

[対処]

物理L-ServerのNICに管理LANのネットワークリソースを接続するように指定して、再操作してください。

61151

FJSVrcx:ERROR:61151:value: conflicts with address_type of:obj

[説明]

valueobjaddress_typeと重複しています。
以下の原因が考えられます。

  • 指定した値がobjaddress_typeと重複している

  • 以前に登録したobjの値が誤っている

address_typeには、以下のどれかが表示されます。

  • IP address

  • MAC address

  • network address

objには以下のどれかが表示されます。

  • admin server

    管理サーバを示しています。

  • リソース名

    登録済みのリソースを示しています。

  • サブネット名

    登録済みのサブネットを示しています。

[対処]

  • 指定した値がobjaddress_typeと重複している場合

    指定した値を見直したあと、再操作してください。

  • 以前に登録したobjの値が誤っている場合

    objの値を変更したあと、再操作してください。

  • ネットワークリソース種別が管理LANのネットワークリソース作成時に本メッセージが出力された場合

    [リソース作成]-[管理LANサブネットから]で、リソースを作成してください。


61162

FJSVrcx:ERROR:61162:resource state(s) differ from actual state(s) in external_software.

[説明]

「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 61162」に記載されている説明を参照してください。

[対処]

「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 61162」に記載されている対処を参照してください。


61166

FJSVrcx:ERROR:61166:server_name is not powered off.

[説明]

L-Serverserver_nameの電源が停止されていません。

server_nameには、L-Server名が表示されます。

[対処]

L-Serverの電源を停止してください。そのあと、再操作してください。


61167

FJSVrcx:ERROR:61167:I/O device not found for server_name

[説明]

サーバserver_nameで、サーバプロファイルの割当てに使用するI/Oデバイスが見つかりませんでした。

物理L-Serverを作成する場合、server_nameには、L-Server作成時に選択されたサーバ名が表示されます。

[対処]

ハードウェア条件を満たしていない可能性があります。

詳細は、「導入ガイド CE」の「1.5 ハードウェア環境」の「表1.49 必須ハードウェア条件」を参照してください。


61174

FJSVrcx:ERROR:61174:server_name:addresses already used in external_software. detail=detail

[説明]

サーバserver_nameに指定したアドレスは、すでに存在します。

すでに使用中のアドレスと同じ値を指定した可能性があります。

server_nameには、サーバ名が表示されます。

指定したアドレスが連携ソフトウェアに存在する場合、external_softwareには、連携ソフトウェア名が表示されます。

detailには、詳細メッセージが表示されます。

[対処]

未使用のアドレスリソースを指定して、再操作してください。

未使用のアドレスリソースを指定してもエラーになる場合、連携ソフトウェアの情報に誤った情報がある可能性があります。

連携ソフトウェアの情報を参照し、同じアドレスを含む情報があるか確認してください。

誤った情報が残っている場合、情報を削除したあと、再操作してください。

既存サーバとして使用する場合、以下の対処を行い、アドレスが重複しない状態にしたあと、再操作してください。

  • アドレスリソースを範囲外にする

  • 既存サーバをL-Serverにする


61175

FJSVrcx:ERROR:61175:server_name:addresses out of range in external_software. detail=detail

[説明]

  • external_softwareがVIOMの場合

    サーバserver_nameに指定したアドレスは、使用できる値の範囲外です。

server_nameには、サーバ名が表示されます。

detailには、詳細メッセージが表示されます。

[対処]

detailに表示されたアドレス(MACアドレスまたはWWN)が使用できる範囲になるように、VIOMの設定で変更してください。


61176

FJSVrcx:ERROR:61176:profile_name:already assigned to another server.

[説明]

サーバプロファイルprofile_nameは、ほかのサーバに割り当てられています。

profile_nameには、サーバプロファイル名が表示されます。

[対処]

profile_nameのサーバプロファイルを削除して、再操作してください。


61177

FJSVrcx:ERROR:61177:server_name:a server profile is already assigned.

[説明]

サーバserver_nameには、別のサーバプロファイルが割り当てられています。

server_nameには、サーバ名が表示されます。

[対処]

サーバserver_nameに設定されているサーバプロファイルを削除して、再操作してください。


61178

FJSVrcx:ERROR:61178:server_name:server profile deletion failed (detail).

[説明]

サーバプロファイルの削除に失敗しました。

server_nameには、サーバ名が表示されます。

detailには、詳細メッセージが表示されます。

[対処]

サーバserver_nameに設定されているサーバプロファイルを削除して、再操作してください。


61184

FJSVrcx:ERROR:61184:inconsistent boot configuration between: spare_servers and server_name

[説明]

spare_serversserver_nameでiSCSIブートのための設定が異なっています。

spare_serversserver_nameには、以下のどれかが表示されます。

  • L-Server XML

  • iscsi_ユーザーグループ名.rcxprop

  • iscsi.rcxprop

  • iSCSI disk resource

spare_serversまたはserver_nameが上記以外の場合、「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 61184」に記載されている説明を参照してください。

[対処]

spare_serversserver_nameの設定を見直し、再操作してください。

spare_serversserver_nameの内容に従って、対処を行ってください。

  • "L-Server XML"の場合

    L-ServerのXML定義ファイルの内容を見直してください。

    L-ServerのXML定義ファイルについては、「第2章 リソース構成情報・ユーザー定義情報(XMLファイル)」を参照してください。

  • "iscsi_ユーザーグループ名.rcxprop"または"iscsi.rcxprop"の場合

    iSCSIブートのネットワーク定義ファイルの内容を見直してください。

    iSCSIブートのネットワーク定義ファイルについては、「導入ガイド CE」の「4.2.4.3 iSCSI LANをiSCSIブートで利用する場合」を参照してください。

  • "iSCSI disk resource"の場合

    iSCSIブートするディスクの定義ファイルの内容を見直してください。

    iSCSIブートするディスクの定義ファイルについては、「第2章 リソース構成情報・ユーザー定義情報(XMLファイル)」を参照してください。


61189

FJSVrcx:ERROR:61189:service is not installed

[説明]

serviceがインストールされていません。

serviceには、"DHCP Server"が表示されます。

[対処]

serviceをインストールしたあと、再操作してください。

ただし本製品では、以下の場合があります。

  • serviceが"DHCP Server"の場合

    OS標準のDHCPサービスをインストールしたあと、再操作してください。


61191

FJSVrcx:ERROR:61191:obj:function was aborted. detail=detail

[説明]

objに対するfunctionの処理が実行されませんでした。

detailには、functionが実行されなかった原因が表示されます。

  • functionが、"failover"、"failback"または"recovery"の場合

    detailの理由により、rcxstorageコマンドのfailover、failbackまたはrecovery処理が中断されました。

[対処]

  • functionが、"failover"、"failback"または"recovery"の場合

    本メッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


61199

FJSVrcx:ERROR:61199: operation is restricted by the license.

[説明]

ライセンスによって操作が制限されています。

[対処]

Cloud Editionのライセンスが登録された環境では、SPARC Enterpriseサーバを登録できません。


61508

FJSVrcx:ERROR:61508:The file version (ExportVersion) is incompatible with the system version (ImportVersion).

[説明]

構成情報のエクスポートを実行したバージョンと、インポートを実行したバージョンが異なっています。

ExportVersionには、エクスポートを実行したバージョンが出力されます。インポート時に指定された構成情報にバージョン情報が存在しない場合、"unknown"が出力されます。

ImportVersionには、インポートを実行したバージョンが出力されます。

[対処]

エクスポートとインポートを実行するシステムのバージョンは、同じバージョンで行ってください。


61509

FJSVrcx:ERROR:61509:invalid format. detail=detail

[説明]

指定した値の書式が不正、または以下で指定したXMLの内容が不正です。

  • 構成情報のインポート

    detailは、"メッセージ:エラー箇所"の形式で詳細情報が出力されます。

    • メッセージが"invalid MIME type"の場合

      インポート時に指定された構成情報の形式がXML形式ではありません。

      エラー箇所には指定されたMIMEタイプが出力されます。

    • メッセージが"invalid XML tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報のXMLタグ情報の書式が不正です。

      エラー箇所には書式が不正なXMLタグ名が出力されます。

    • メッセージが"invalid tag name"の場合

      インポート時に指定された構成情報に不正なリソース種別が存在します。

      エラー箇所には不正なリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

    • メッセージが"lack of XML tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報に必須のリソース種別の構成情報が不足しています。

      エラー箇所には不足しているリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

    • メッセージが"lack of resource tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報のリソース種別情報内に必須のリソース情報が不足しています。

      エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグと不足しているリソース名がカンマ(",")区切りで出力されます。

    • メッセージが"duplicate XML tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報に同じリソース種別の一番上位のタグが複数存在します。インポートでは同じリソース種別を複数処理できません。

      エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

  • ネットワーク構成情報のインポート

    detailは、"メッセージ:エラー箇所"の形式で詳細情報が出力されます。

    • メッセージが"invalid MIME type"の場合

      インポート時に指定されたネットワーク構成情報の形式がXML形式ではありません。

      エラー箇所には指定されたMIMEタイプが出力されます。

    • メッセージが"invalid XML tag"の場合

      インポート時に指定されたネットワーク構成情報のXMLタグ情報の書式が不正です。

      エラー箇所には書式が不正なXMLタグ名が出力されます。

    • メッセージが"duplicate XML tag"の場合

      インポート時に指定されたネットワーク構成情報に同じリソース種別の一番上位のタグが複数存在します。インポートでは同じリソース種別を複数処理できません。

      エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

[対処]

  • 構成情報のインポートの場合

    当社技術員に連絡してください。

  • ネットワーク構成情報のインポートの場合

    detailに表示された内容を確認してエラーの原因を取り除いたあと、再操作してください。

    タグと値については、「2.6.1 作成」を参照してください。