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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

1.7.11 rcxadm config

名前

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm config - 構成情報のインポート、エクスポート

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm config - 構成情報のインポート、エクスポート


形式

rcxadm config import -dir directory
rcxadm config export -dir directory [[-noretry]|[-timeout value]]
rcxadm config map -file resource_map_file -dir directory
rcxadm config filter {-tenant tenant_name|-global|-type vm|-exclude vm |-exclude type -name name |-convert} -indir indir -outdir outdir
rcxadm config cleanup -alluser
rcxadm config reserve -dir directory
rcxadm config show -type type -name name -dir directory -format xml

機能説明

rcxadm configは、DR(Disaster Recovery)を実行する際に、構成情報をインポートまたはエクスポートするためのコマンドです。


サブコマンド

import

構成情報をインポートします。

dirには、インポートするリソースの構成情報が格納されたフォルダーを指定します。

export

構成情報をエクスポートします。

コマンド実行後、dirで指定したフォルダーには、以下のXMLファイルが作成されます。

XMLファイルの詳細は、「第2章 リソース構成情報・ユーザー定義情報(XMLファイル)」を参照してください。

  • dir\l_server_templates.xml

  • dir\l_servers.xml

  • dir\image.xml

  • dir\network_resources.xml

  • dir\address_resource.xml

  • dir\resource_folders.xml

  • dir\users.xml

  • dir\user_groups.xml

  • dir\pools.xml

  • dir\lnetdev.xml

map

エクスポートした本製品の設定と、バックアップサイトのリソースの関連付けを行います。

filter

エクスポートした本製品の設定を分割してインポートするために、フィルタリングします。

cleanup

Disaster Recoveryで復旧後の切戻しを行う際に、本製品の設定を初期化します。

reserve

エクスポートした本製品の設定で使用されているリソースIDがDisaster Recoveryの切戻し先の資源と重複しないようにリソースIDを予約します。

show

エクスポートした本製品の設定の詳細情報を表示します。

オプション

-dir directory

リソースの関連付けを行う構成情報が格納されるディレクトリを指定します。

-noretry

管理サーバで実行中の操作の完了を待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。
実行中の操作がない場合だけエクスポートを行います。実行中の操作がある場合、エラー復帰します。

-timeout value

管理サーバで実行中の操作を、valueに指定した秒数の間待ち合わせます。指定した時間以内に実行中の操作が完了しない場合、エラー復帰します。

本オプションを省略した場合、初期値(3600秒)が設定されます。本オプションで指定できる値は、1~172800(2日)の範囲です。

valueに指定した秒数経過しても管理サーバで実行中の操作が完了しない場合、エラー復帰させる際に指定します。
L-Serverの作成など、処理時間の長い処理をマネージャーが実行中に、構成情報の定期的なエクスポート時刻になり、エクスポートを開始できない場合があります。一定時間のあと、待合せを解除するときに指定します。

操作を待ち合わせている間、600秒間隔で以下のメッセージが出力されます。
INFO:Manager opearation is still running

-file resource_map_file

ストレージの関連付けを記述したXMLファイルを指定します。

-tenant tenant_name

フィルタリングするテナント名を指定します。

-global

テナント間共通のリソースをフィルタリングする際に指定します。

-type vm

仮想L-Serverに関連するリソースをフィルタリングする際に指定します。

-exclude vm

仮想L-Serverに関連するリソース以外をフィルタリングする際に指定します。

-exclude type

フィルタリングするリソース種別を指定します。以下の種別が選択できます。

  • lserver

  • lplatform

-name name

フィルタリングする資源または詳細表示する資源の名前を指定します。

-convert

構築済みの物理サーバをL-Serverに関連付ける情報がoutdirに作成されます。

-indir indir

フィルタリング対象の構成情報が格納されるディレクトリを指定します。

-outdir outdir

フィルタリングした構成情報が格納されるディレクトリを指定します。

-alluser

Disaster Recoveryで本製品の定義情報を初期化する際にユーザー情報もすべて初期化する場合に指定します。

-type type

詳細表示する資源の種別を指定します。以下の種別が選択できます。

  • lserver

  • network

-format xml

詳細表示する際の形式としてxmlを指定します。

convert.txt

[command]
rcxadm lserver convert -with BX900_1 -name physical_lserver_1
rcxadm lserver convert -with BX900_3 -name physical_lserver_2 -to /tenant_1
rcxadm lserver convert -with BX900_6 -name physical_lserver_3 -label test_label3 -comment test_comment3 -to /folder_1
[user]
user_1, physical_lserver_1
user_1, /tenant_1/physical_lserver_2
user_2, /folder_1/physical_lserver_2
[usergroup]
usergroup_1, physical_lserver_1
usergroup_2, /folder_1/physical_lserver_3