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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

1.7.10 rcxadm authctl

名前

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm authctl - ディレクトリサービスによるユーザーの管理

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm authctl - ディレクトリサービスによるユーザーの管理


形式

rcxadm authctl register -ip ip_address [-port port] -base base_dn -bind bind_dn [-method {SSL|PLAIN}] {-passwd password|-passwd_file password_file} [-auth {serverview|ldap}]
rcxadm authctl unregister
rcxadm authctl show
rcxadm authctl modify -ip ip_address [-port port] -base base_dn -bind bind_dn [-method {SSL|PLAIN}] {-passwd password|-passwd_file password_file} [-auth {serverview|ldap}]
rcxadm authctl export

機能説明

rcxadm authctlは、ユーザーの認証情報を保持するディレクトリサーバの接続情報を操作するためのコマンドです。

本コマンドは、OSの管理者だけが実行できます。

以下のサブコマンドは、マネージャーを停止してから実行してください。

サブコマンド

register

ディレクトリサーバを本製品に登録します。
ディレクトリサーバを登録すると、ユーザー認証をディレクトリサービスで行います。

unregister

本製品に登録されているディレクトリサーバの登録を解除します。本製品から登録を解除するだけで、ディレクトリサーバに登録されているユーザーの情報は削除しません。
登録を解除すると、ユーザー認証を内部認証で行います。

modify

本製品に登録されているディレクトリサービスの設定を変更します。

show

登録されているディレクトリサーバの情報を以下の形式で表示します。

ip address: IPアドレス
port: ポート番号
base: base_dn
bind: 管理者ユーザDN
method: 通信暗号化方式
auth: 認証方式

export

ServerView Resource Orchestratorで利用していたディレクトリサーバ内の情報を、本製品の管理情報に移行します。

ServerView Resource Orchestratorでディレクトリサービスによるユーザー管理をしている場合、本製品に移行する際に、必ず行ってください。

以下の情報を、管理情報に移行します。

  • ユーザーグループ情報と所属するユーザー

  • ロール定義

  • アクセス範囲とロール

  • オーケストレーションツリー配下のリソース情報(名前とツリー構造)


オプション

-ip ip

登録するディレクトリサーバのIPアドレスを指定します。

-port port(省略可)

登録するディレクトリサーバのポート番号を指定します。省略時は、-methodの値により、以下のポート番号が指定されたものとみなされます。

SSL   : 636
PLAIN : 389
-base base_dn

登録するディレクトリサーバの検索ベースをDN形式で指定します。

-bind bind_dn

登録するディレクトリサーバの管理者権限ユーザー名をDN形式で指定します。

-method {SSL|PLAIN} (省略可)

登録するディレクトリサーバとの通信暗号化方式を指定します。以下の中から1つ指定します。

省略時は"SSL"が指定されます。"PLAIN"を指定すると暗号化されません。

  • SSL

  • PLAIN

-passwd password

登録するディレクトリサーバの管理者権限ユーザー名に対するパスワードを指定します。

-passwd_file password_file

登録するディレクトリサーバの管理者権限ユーザー名に対するパスワードファイルを指定します。

-auth(省略可)

本オプションは、Basicモードの場合に使用します。

ユーザー認証の方式を指定します。以下のどちらかを指定します。

省略時は、"serverview"が指定されます。

  • serverview

    ServerView Operations Managerとシングルサインオン運用を行います。

  • ldap

    ディレクトリサービスによるユーザー認証だけを行います。シングルサインオン運用を行いません。


使用例