名前
【Windows】
インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm pool - リソースプールの操作
【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm pool - リソースプールの操作
形式
rcxadm pool create -name name -type type [-priority priority] [-label label] [-comment comment] [-nowait]
rcxadm pool list [-reserve] [-extend attributes]
rcxadm pool list -name name [-template template_name] [-resource] [-info lserver] [-reserve] [-extend {attributes|disksize}]
rcxadm pool show -name name
rcxadm pool register -name name {-resource resource_name|-from vstorage} -type resource_type [-force] [-nowait]
rcxadm pool unregister -name name {-resource resource_name|-from vstorage} -type resource_type [-nowait]
rcxadm pool modify -name name {[-new_name new_name] [-priority priority] [-label label] [-comment comment]} [-nowait]
rcxadm pool move -name name [-to folder] [-nowait]
rcxadm pool delete -name name [-force] [-nowait]
機能説明
rcxadm poolは、リソースプール管理を行うためのコマンドです。リソースプールとはオーケストレーションツリー上のリソースフォルダーの一種で、L-Serverの作成や増設の際に選択対象になるリソースを格納します。リソースプールは作成時にリソースプール種別を指定し、リソースプール種別ごとに特定のリソース種別だけが格納されます。
リソースプールによってL-Serverを作成する際に、割り当てる資源をまとめて管理できます。
注意
ディスクリソースが、事前に作成されたLUN、iSCSIブートのLUN、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、L-Serverを削除したり、L-Serverからディスクを削減したりするとディスクの内容は削除されずに残ります。
特に、グローバルプールに登録されているディスクリソースの場合、不特定の利用者に割り当てられる状態であるため、注意が必要です。
事前に作成されたLUN、iSCSIブートのLUN、または仮想L-Server用のディスクリソースを使用する場合、ローカルプールで運用し、L-Serverの削除やディスクの削減時に、ディスク内のデータを削除する運用をお勧めします。
ディスク内のデータを削除する方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。
iSCSIブート用のディスクリソースの操作は、iSCSIブート情報の操作コマンド(rcxadm iscsictl)で行ってください。
本コマンドで削除した場合、リソースプールから登録解除されますが、ディスクリソース情報は削除されません。
ディスクリソース情報を削除する場合、リソースプールに再登録したあと、rcxadm iscsictlコマンドで削除してください。
サブコマンド
リソースプールを作成します。
リソースプールの一覧を表示します。
以下の情報が表示されます。
オプションに-extend attributesを指定した場合
追加情報が表示されます。
オプションに-nameを指定しない場合
参照できるすべてのリソースプールの情報が表示されます。
VMプールの場合
オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量計算が、予約値で換算する設定になっている場合、以下の項目名に出力される情報へ反映されます。
- CPU(max)
- MEMORY(max)
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | VMプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
CPU(max) | VMホストのCPUの空き容量と総容量 maxには、"性能GHz x コア数"の形式で1つのVMゲストに割当て可能な最大CPU量が表示されます。 |
RESERVE-CPU (*1) | VMホストのCPUのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。 |
MEMORY(max) | VMホストのメモリの空き容量と総容量 maxには、"容量GB"の形式で1台あたりに割当て可能な最大メモリ量が表示されます。 |
RESERVE-MEMORY (*1) | VMホストのメモリのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。 |
*1: オプションに-reserveを指定した場合、表示されます。
サーバプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | サーバプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
SERVER | 物理サーバの未使用数と総数 |
ストレージプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ストレージプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
CAPACITY(max) | 仮想ストレージの空き容量と総容量 シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合、以下のように表示されます。
【Oracle VM】 【Oracle VM】 |
ATTRIBUTES (*1) | 以下のどちらかが表示されます。
|
*1: オプションに-extend attributesを指定した場合、表示されます。
ネットワークプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ネットワークプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
VLANID | VLAN IDの未使用数と総数 |
NETWORKDEVICE(in use) | ネットワークデバイスの総数と使用数 |
アドレスプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | アドレスプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
ADDRESS | アドレスの未使用数と総数 |
イメージプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | イメージプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
IMAGE | イメージの数 |
オプションに-nameを指定した場合
指定されたリソースプール、およびリソースプールに含まれるリソースの一覧が表示されます。
VMプールの場合
オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量計算が、予約値で換算する設定になっている場合、以下の項目名に出力される情報へ反映されます。
- CPU(max)
- MEMORY(max)
- CPU(FREE)
- MEMORY(FREE)
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | VMプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
CPU(max) | VMホストのCPUの空き容量と総容量 maxには、"性能GHz x コア数"の形式で1つのVMゲストに割当て可能な最大CPU量が表示されます。 |
RESERVE-CPU (*1) | VMホストのCPUのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。 |
MEMORY(max) | VMホストのメモリの空き容量と総容量 maxには、"容量GB"の形式で1台あたりに割当て可能な最大メモリ量が表示されます。 |
RESERVE-MEMORY (*1) | VMホストのメモリのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。 |
PER-TEMPLATE (*2) | 指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数 |
*1: オプションに-reserveを指定した場合、表示されます。
*2: オプションに-templateを指定した場合、表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | リソースプールに含まれるリソース名 |
TYPE | リソースプールに含まれるリソースの種別 |
CPU(FREE) | VMホストのCPUの空き容量と総容量 FREEには、空き容量が表示されます。 |
RESERVE-CPU (*1) | VMホストのCPUのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。 |
MEMORY(FREE) | VMホストのメモリの空き容量と総容量 FREEには、空き容量が表示されます。 |
RESERVE-MEMORY (*1) | VMホストのメモリのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 HA機能が有効ではないVMホストやフェールオーバー用にリザーブする運用ではない場合、ハイフン("-")が表示されます。 |
STATUS | リソースの状態 |
CLUSTER (*1) | VMホストが属するクラスタ名 クラスタに属さないVMホストの場合、ハイフン("-")が表示されます。 |
MAINTENANCE | 保守モード |
PER-TEMPLATE (*2) | 指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数 |
*1: オプションに-reserveを指定した場合、表示されます。
*2: オプションに-templateを指定した場合、表示されます。
オプションに-resourceを指定した場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | 仮想マシン名 |
TYPE | リソースの種別 |
VM_HOST | VMホスト |
L-SERVER (*1) | 関連するL-Server名 |
*1: オプションに-info lserverを指定した場合、表示されます。
注意
予約値によるL-Server数換算では、CPU予約性能とメモリ予約容量が"0"のL-Serverテンプレートを指定した場合、作成できるL-Server数は"0"と表示されます。
サーバプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | サーバプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
SERVER | 物理サーバの未使用数と総数 |
PER-TEMPLATE (*1) | 指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数 |
*1: オプションに-templateを指定した場合、表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | リソースプールに含まれるリソース名 |
TYPE | リソースプールに含まれるリソースの種別 |
MODEL | 物理サーバのモデル名 |
CPU | 物理サーバのCPU容量 |
MEMORY | 物理サーバのメモリ容量 |
STATUS | リソースの状態 |
MAINTENANCE | 保守モード |
L-SERVER (*1) | 関連するL-Server名 |
PER-TEMPLATE (*2) | 指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数 |
*1: オプションに-info lserverを指定した場合、表示されます。
*2: オプションに-templateを指定した場合、表示されます。
ストレージプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ストレージプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
CAPACITY(max) | 仮想ストレージの空き容量と総容量 シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合、以下のように表示されます。
【Oracle VM】 【Oracle VM】 |
PER-TEMPLATE (*1) | 指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数 |
ATTRIBUTES (*2) | 以下のどちらかが表示されます。
|
*1: オプションに-templateを指定した場合、表示されます。
*2: オプションに-extend attributesを指定した場合、表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | リソースプールに含まれるリソース名 |
TYPE | リソースプールに含まれるリソースの種別 |
CAPACITY(FREE) | 仮想ストレージの空き容量と総容量 【Oracle VM】 |
STATUS | リソースの状態 |
PER-TEMPLATE (*1) | 指定されたL-Serverテンプレートの定義で、作成できるL-Serverの数 |
*1: オプションに-templateを指定した場合、表示されます。
ネットワークプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | ネットワークプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
VLANID | VLAN IDの未使用数と総数 |
NETWORKDEVICE(in use) | ネットワークデバイスの総数と使用数 |
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | リソースプールに含まれるリソース名 |
TYPE | リソースプールに含まれるリソースの種別 |
VLANID(FREE) | VLANIDの未使用数と総数 FREEには、未使用数が表示されます。 |
ADDRESS(FREE) | アドレスの未使用数と総数 FREEには、未使用数が表示されます。 |
STATUS | ネットワークデバイスの状態 |
NETDEVICE_TYPE | ネットワークデバイスの種別 |
RULESET | ネットワークデバイスに設定されているルールセット名 複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。 |
RESOURCE | ネットワークデバイスを使用中のリソース名 複数存在する場合、カンマで区切って表示されます。 |
アドレスプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | アドレスプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
ADDRESS | アドレスの未使用数と総数 |
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | リソースプールに含まれるリソース名 |
TYPE | リソースプールに含まれるリソースの種別 |
ADDRESS(FREE) | アドレスの未使用数と総数 FREEには、未使用数が表示されます。 |
イメージプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | イメージプール名 |
TYPE | リソースプール種別 |
PRIORITY | 優先順位 |
IMAGE | イメージの数 |
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | リソースプールに含まれるリソース名 |
VERSION | イメージの世代 |
TYPE | リソースプールに含まれるリソースの種別 |
IMAGE_TYPE | イメージの種別 |
VM_TYPE | 仮想イメージのVM種別 |
OS | イメージのOS種別 |
DISKS (*1) | クローニングイメージのディスク容量がシステムディスク、データディスクの順に表示されます。
|
*1: オプションに-extend disksizeを指定した場合、表示されます。V3.0以前からアップデートを実施した直後やDisaster Recoveryによる復旧を実施した直後の場合、ディスク容量が表示されない場合があります。時間をおいたあとで、再度実行してください。
Disaster Recoveryについては、「運用ガイド CE」の「第15章 Disaster Recovery」を参照してください。
リソースプールの詳細情報を表示します。
以下の情報が表示されます。リソースプールに設定されている属性、およびリソースプールに登録されているリソースの状況(有無、種別)によって、表示される情報が変わります。
VMプールの場合
オーバーコミットで使用するVMプールに対する空き容量計算が、予約値で換算する設定になっている場合、以下の項目名に出力される情報へ反映されます。
FreeCPU
FreeMemorySize
項目名 | 内容 |
---|---|
Name | VMプール名 |
Type | リソースプール種別 |
Priority | 優先順位 |
Label | ラベル |
Comment | コメント |
CPU(max) | VMホストのCPUの総容量 maxには、"性能GHz x コア数"の形式で1台あたりに割当て可能な最大CPU量が表示されます。 |
FreeCPU | VMホストのCPUの空き容量 |
ReserveCPU | VMホストのCPUのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 |
MemorySize(max) | VMホストのメモリの総容量 maxには、"容量GB"の形式で1台あたりに割当て可能な最大メモリ量が表示されます。 |
FreeMemorySize | VMホストのメモリの空き容量 |
ReserveMemorySize | VMホストのメモリのリザーブ容量 サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効なVMホストで、フェールオーバー用にリザーブされている容量が表示されます。 |
サーバプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
Name | サーバプール名 |
Type | リソースプール種別 |
Priority | 優先順位 |
Label | ラベル |
Comment | コメント |
Server | 物理サーバの総数 |
FreeServer | 物理サーバの未使用数 |
ストレージプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
Name | ストレージプール名 |
Type | リソースプール種別 |
Priority | 優先順位 |
Label | ラベル |
Comment | コメント |
DiskSize(max) | 仮想ストレージの総容量 シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合、以下のように表示されます。
【Oracle VM】 【Oracle VM】 |
FreeDiskSize | 仮想ストレージの空き容量 シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールの場合、以下のように表示されます。
【Oracle VM】 |
Thin | 以下のように表示されます。
|
ネットワークプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
Name | ネットワークプール名 |
Type | リソースプール種別 |
Priority | 優先順位 |
Label | ラベル |
Comment | コメント |
VLANId | VLANIDの総数 |
FreeVLANId | VLANIDの未使用数 |
NetworkDevice | ネットワークデバイスの総数 |
InUseNetworkDevice | 使用中のネットワークデバイスの総数 |
アドレスプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
Name | アドレスプール名 |
Type | リソースプール種別 |
Priority | 優先順位 |
Label | ラベル |
Comment | コメント |
Address | アドレスの総数 |
FreeAddress | アドレスの未使用数 |
イメージプールの場合
項目名 | 内容 |
---|---|
Name | イメージプール名 |
Type | リソースプール種別 |
Priority | 優先順位 |
Label | ラベル |
Comment | コメント |
ImageCount | イメージの数 |
リソースプールへリソースを登録します。
リソースプールからリソースの登録を解除します。
リソースプールの名前、ラベル、コメントおよび優先順位を変更します。
リソースプールを指定したリソースフォルダーへ移動します。
移動先のリソースフォルダーの指定を省略した場合、ホームフォルダーへ移動します。
リソースプールを削除します。
オプション
nameには、操作対象のリソースプール名を指定します。
リソースフォルダーの中に配置されたリソースプールの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
typeには、リソースプール種別を指定します。
以下の値が指定できます。
type | リソースプール種別 |
---|---|
vm | VMプール |
server | サーバプール |
storage | ストレージプール |
network | ネットワークプール |
address | アドレスプール |
image | イメージプール |
priorityには、優先順位を1~10の範囲で指定します。省略した場合は"5"が設定されます。同じ優先順位を指定することもできますが、どちらから先にリソースを取得するかの順番が保証されないため、お勧めしません。
優先順位は、"1"が最も高く、"10"が最も低い順位です。
labelには、リソースプールのラベルを指定します。
commentには、リソースプールのコメントを指定します。
サブコマンドで指定したリソースプールの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。
template_nameには、作成できるL-Serverテンプレート名を指定します。
resource_nameには、リソース名を指定します。
追加情報を表示する場合に指定します。
クローニングイメージのディスク容量を表示する場合に指定します。本オプションは、-nameオプションでイメージプールが選択された場合だけに指定できます。
vstorageには、仮想ストレージリソース名を指定します。
指定した仮想ストレージリソースの、配下にあるすべてのディスクリソースをリソースプールに追加する場合に指定します。
resource_typeには、指定したリソースのリソース種別を指定します。
以下の値が指定できます。
resource_type | リソース種別 |
---|---|
vm_host | VMホスト |
physical_server | 物理サーバ |
storage | 仮想ストレージ |
disk | 事前に作成済みのLUN(ディスク) |
network | ネットワーク |
address_set | MACアドレス、WWN |
cloning_image | クローニングイメージ(物理) |
vm_image | クローニングイメージ(仮想) |
netdevice | ネットワークデバイス |
new_nameには、操作対象リソースプールの新しいリソースプール名を指定します。
folderには、移動先リソースフォルダーを指定します。
移動先のリソースフォルダーの指定を省略した場合、ホームフォルダーへ移動します。
なお、複数のアクセス範囲を指定したユーザーで実行する場合、省略できません。リソースフォルダーを指定してください。
階層化されたリソースフォルダーの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。
リソースプールを削除する場合
配下にリソースが含まれるリソースプールを強制的に削除します。
リソースプール配下のリソースは削除を行った場合と同じ動作になります。
以下のリソースは、リソースプールからリソース登録が解除されます。
VMホストリソース
物理サーバリソース
仮想ストレージリソース
ディスクリソース
ネットワークデバイス
物理イメージリソース
リソースプールへリソースを登録する場合
OSがインストール済みの物理サーバをサーバプールへ登録する際に指定します。
その他の場合、指定しないでください。
リソースプールに登録されているリソース配下の要素を表示する際に指定します。
-nameオプションを指定し、-nameにVMプールを指定した場合に有効です。
リソースプールに登録されているリソースまたはリソース配下の要素と、L-Serverとの関連を表示する際に指定します。
本オプションは、-nameにVMプールまたはサーバプールを指定した場合に有効です。
VMプール内のVMホストで、HA機能が有効な場合に確保されるCPUやメモリのリザーブ容量を表示させる際に指定します。
-nameオプションと同時に指定する場合、VMプールに対して有効です。
使用例
リソースプールの一覧を表示する場合
>rcxadm pool list -extend attributes <RETURN> NAME TYPE PRIORITY CPU(max.) MEMORY(max.) ---- ---- -------- --------- ------------ /VMHostPool VM 5 37.6/39.9(1.8GHz x 8) 23.3/26.6(8.0GB) NAME TYPE PRIORITY SERVER ---- ---- -------- -------------- /ServerPool Server 5 0/3 NAME TYPE PRIORITY CAPACITY(max.) ATTRIBUTES ---- ---- -------- -------------- ------------ /StoragePool Storage 5 449.7/3061.8(351.7GB) Thin=false /ThinStoragePool Storage 5 449.7/3061.8(351.7GB) Thin=true NAME TYPE PRIORITY VLANID NETWORKDEVICE(in use) ---- ---- -------- ------ ------ /NetworkPool Network 5 0/0 10(5) NAME TYPE PRIORITY ADDRESS ---- ---- -------- ------- /AddressPool Address 5 249/257 NAME TYPE PRIORITY IMAGE ---- ---- -------- ----- /ImagePool Image 5 10 |
指定されたリソースプール、およびリソースプールに含まれるリソースの一覧を表示する場合
>rcxadm pool list -name /VMHostPool <RETURN> NAME TYPE PRIORITY CPU(max.) MEMORY(max.) ---- ---- -------- --------- ------------ /VMHostPool VM 5 37.6/39.9(1.8GHz x 8) 23.3/26.6(8.0GB) NAME TYPE CPU(FREE) MEMORY(FREE) STATUS MAINTENANCE ---- ---- --------- ------------ ------ ----------- vmhost1 VMHost 1.9GHz x 4 (7.9GHz) 6.4GB (6.4GB) normal OFF vmhost2 VMHost 1.9GHz x 8 (14.6GHz) 10.0GB (8.7GB) normal OFF vmhost3 VMHost 1.9GHz x 8 (14.9GHz) 10.0GB (8.0GB) normal OFF |
リソースプールの詳細情報を表示する場合
>rcxadm pool show -name /VMHostPool <RETURN> Name: VMHostPool Type: VM Priority: 5 CPU: 3.2GHz(1.1GHz x 2) FreeCPU: 2.2GHz MemorySize: 7.7GB(6.7GB) FreeMemorySize: 6.7GB |
指定されたVMプール、およびVMプールに含まれるVMホストのCPUとメモリのリザーブ容量を表示する場合
クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが有効(ポリシー: 割合(10%))
>rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
NAME TYPE PRIORITY CPU(max.) RESERVE-CPU MEMORY(max.) RESERVE-MEMORY
---- ---- -------- --------- ----------- ------------ --------------
/VMHostPool VM 5 5.4/11.1(1.2GHz x 2) 0.9GHz 19.2/27.4(8.4GB) 2.6GB
NAME TYPE CPU(FREE) RESERVE-CPU MEMORY(FREE) RESERVE-MEMORY STATUS CLUSTER MAINTENANCE
---- ---- --------- ----------- ------------ -------------- ------ ------- -----------
vmhost1 VMHost 1.8GHz x 2 (1.2GHz) 0.3GHz 6.6GB (3.7GB) 0.6GB normal Cluster2 OFF
vmhost2 VMHost 1.8GHz x 2 (2.4GHz) 0.3GHz 10.4GB (8.4GB) 1.0GB normal Cluster2 OFF
vmhost3 VMHost 1.8GHz x 2 (1.8GHz) 0.3GHz 10.4GB (7.1GB) 1.0GB normal Cluster2 OFF |
クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが有効(ポリシー: 予備サーバ(vmhost1))
>rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
NAME TYPE PRIORITY CPU(max.) RESERVE-CPU MEMORY(max.) RESERVE-MEMORY
---- ---- -------- --------- ----------- ------------ --------------
/VMHostPool VM 5 5.0/11.1(1.4GHz x 2) 3.7GHz 17.5/27.4(9.4GB) 6.6GB
NAME TYPE CPU(FREE) RESERVE-CPU MEMORY(FREE) RESERVE-MEMORY STATUS CLUSTER MAINTENANCE
---- ---- --------- ----------- ------------ -------------- ------ ------- -----------
vmhost1 VMHost 1.8GHz x 2 (0.0GHz) 3.7GHz 6.6GB (0.0GB) 6.6GB normal Cluster2 OFF
vmhost2 VMHost 1.8GHz x 2 (2.8GHz) 0.0GHz 10.4GB (9.4GB) 0.0GB normal Cluster2 OFF
vmhost3 VMHost 1.8GHz x 2 (2.2GHz) 0.0GHz 10.4GB (8.1GB) 0.0GB normal Cluster2 OFF |
クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが有効(ポリシー: スロット)
>rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
NAME TYPE PRIORITY CPU(max.) RESERVE-CPU MEMORY(max.) RESERVE-MEMORY
---- ---- -------- --------- ----------- ------------ --------------
/VMHostPool VM 5 6.6/11.1(1.4GHz x 2) 0.0GHz 21.8/27.4(9.4GB) 0.0GB
NAME TYPE CPU(FREE) RESERVE-CPU MEMORY(FREE) RESERVE-MEMORY STATUS CLUSTER MAINTENANCE
---- ---- --------- ----------- ------------ -------------- ------ ------- -----------
vmhost1 VMHost 1.8GHz x 2 (1.6GHz) 0.0GHz 6.6GB (4.3GB) 0.0GB normal Cluster2 OFF
vmhost2 VMHost 1.8GHz x 2 (2.8GHz) 0.0GHz 10.4GB (9.4GB) 0.0GB normal Cluster2 OFF
vmhost3 VMHost 1.8GHz x 2 (2.2GHz) 0.0GHz 10.4GB (8.1GB) 0.0GB normal Cluster2 OFF |
クラスタ構成、かつアドミッションコントロールが無効
>rcxadm pool list -name VMHostPool -reserve <RETURN>
NAME TYPE PRIORITY CPU(max.) RESERVE-CPU MEMORY(max.) RESERVE-MEMORY
---- ---- -------- --------- ----------- ------------ --------------
/VMHostPool VM 5 6.6/11.1(1.4GHz x 2) - 21.8/27.4(9.4GB) -
NAME TYPE CPU(FREE) RESERVE-CPU MEMORY(FREE) RESERVE-MEMORY STATUS CLUSTER MAINTENANCE
---- ---- --------- ----------- ------------ -------------- ------ ------- -----------
vmhost1 VMHost 1.8GHz x 2 (1.6GHz) - 6.6GB (4.3GB) - normal Cluster2 OFF
vmhost2 VMHost 1.8GHz x 2 (2.8GHz) - 10.4GB (9.4GB) - normal Cluster2 OFF
vmhost3 VMHost 1.8GHz x 2 (2.2GHz) - 10.4GB (8.1GB) - normal Cluster2 OFF |
指定されたVMプール、およびVMプールに含まれるVMホストと仮想マシンの一覧を表示する場合
>rcxadm pool list -name /VMHostPool -resource -info lserver <RETURN>
NAME TYPE PRIORITY CPU(max.) MEMORY(max.)
---- ---- -------- --------- ------------
/VMHostPool VM 5 5.4/7.4(1.4GHz x 2) 5.3/9.5(4.6GB)
NAME TYPE CPU(FREE) MEMORY(FREE) STATUS MAINTENANCE
---- ---- --------- ------------ ------ -----------
VMHost1 VMHost 1.8GHz x 2 (2.5GHz) 2.9GB (0.7GB) normal OFF
VMHost2 VMHost 1.8GHz x 2 (2.9GHz) 6.6GB (4.6GB) normal OFF
NAME TYPE VM_HOST L-SERVER
---- ---- ------- --------
Guest1 VirtualMachine VMHost1 /L-Server1
Guest2 VirtualMachine VMHost1 /folder/L-Server2
Guest3 VirtualMachine VMHost1 -
Guest4 VirtualMachine VMHost2 -
Guest5 VirtualMachine VMHost2 - |