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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

1.3.2 rcxadm vstorage

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm vstorage - 仮想ストレージリソースの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm vstorage - 仮想ストレージリソースの操作


形式

rcxadm vstorage list [-verbose]
rcxadm vstorage show -name name
rcxadm vstorage move -name name -to pool [-nowait]
rcxadm vstorage modify -name name [-label label] [-comment comment]

機能説明

rcxadm vstorageは、ストレージ管理製品またはVM管理製品によって提供される仮想ストレージリソースを操作するためのコマンドです。仮想ストレージとは、サイズを指定してディスクリソースを切り出せるストレージリソースです。

仮想ストレージリソースによって、L-Serverに接続するディスクリソースを作成できます。


サブコマンド

list

仮想ストレージリソースの一覧情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.5 仮想ストレージリソースの情報

項目名

内容

NAME

仮想ストレージリソース名

LABEL

仮想ストレージリソースのラベル

COMMENT (*1)

仮想ストレージリソースのコメント

TOTAL

仮想ストレージリソースの総容量

【Oracle VM】
仮想ストレージリソースが、Oracle VMのストレージ・リポジトリの場合は表示されません。

FREE

仮想ストレージリソースの空き容量

シン・プロビジョニングおよびストレージ自動階層制御が利用できる仮想ストレージリソースの場合に仮想的に割り当てた容量が、仮想ストレージリソースの総容量を超えた場合、超えた容量がマイナス("-")符号付きで表示されます。
シン・プロビジョニングおよびストレージ自動階層制御が利用できる仮想ストレージリソースについては、「導入ガイド CE」の「4.3.1.1 ストレージの事前準備」を参照してください。

【VMware】
仮想的に割り当てた容量が総容量を超えたときのマイナス("-")符号付きの容量は、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールに登録されている場合に表示されます。

以下の場合、実際の空き容量が表示されます。

  • シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールに登録されている

  • ストレージプールに登録されていない

【Oracle VM】
表示される値については、「導入ガイド CE」の「E.5.5 Oracle VM利用時の注意点」を参照してください。

USED (*1)

仮想ストレージリソースの使用済みの容量

シン・プロビジョニングおよびストレージ自動階層制御が利用できる仮想ストレージリソースの場合、仮想的に割り当てた容量が表示されます。

【VMware】
仮想的に割り当てた容量は、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールに登録されている場合に表示されます。

以下の場合、実際の使用済みの容量が表示されます。

  • シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールに登録されている

  • ストレージプールに登録されていない

【Oracle VM】
仮想ストレージリソースがOracle VMのストレージ・リポジトリの場合、表示されません。

STATUS

仮想ストレージリソースの状態

ATTRIBUTES (*1)

以下のどちらかが表示されます。

  • Thin

    シン・プロビジョニングの属性が設定されている場合に表示されます。

  • Thick

    シック・プロビジョニングの属性が設定されている場合に表示されます。

【VMware】
以下のどれかが表示されます。

  • ハイフン("-")

    ストレージプールに登録されていない場合に表示されます。

  • Thin

    シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールに登録した場合に表示されます。

  • Thick

    シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールに登録した場合に表示されます。

*1: オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。

show

仮想ストレージリソースの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.6 仮想ストレージリソースの詳細情報

項目名

内容

NAME

仮想ストレージリソース名

LABEL

仮想ストレージリソースのラベル

COMMENT

仮想ストレージリソースのコメント

TOTAL SIZE

仮想ストレージリソースの総容量

【Oracle VM】
仮想ストレージリソースが、Oracle VMのストレージ・リポジトリの場合は表示されません。

FREE SIZE

仮想ストレージリソースの空き容量

シン・プロビジョニングおよびストレージ自動階層制御が利用できる仮想ストレージリソースの場合に仮想的に割り当てた容量が、仮想ストレージリソースの総容量を超えた場合、超えた容量がマイナス("-")符号付きで表示されます。
シン・プロビジョニングおよびストレージ自動階層制御が利用できる仮想ストレージリソースについては、「導入ガイド CE」の「4.3.1.1 ストレージの事前準備」を参照してください。

【VMware】
仮想的に割り当てた容量が総容量を超えたときのマイナス("-")符号付きの容量は、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールに登録されている場合に表示されます。

以下の場合、実際の空き容量が表示されます。

  • シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールに登録されている

  • ストレージプールに登録されていない

【Oracle VM】
表示される値については、「導入ガイド CE」の「E.5.5 Oracle VM利用時の注意点」を参照してください。

USED SIZE

仮想ストレージリソースの使用済みの容量

シン・プロビジョニングおよびストレージ自動階層制御が利用できる仮想ストレージリソースの場合、仮想的に割り当てた容量が表示されます。

【VMware】

仮想的に割り当てた容量は、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールに登録されている場合に表示されます。

以下の場合、実際の使用済みの容量が表示されます。

  • シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールに登録されている

  • ストレージプールに登録されていない

【Oracle VM】
仮想ストレージリソースが、Oracle VMのストレージ・リポジトリの場合は表示されません。

STATUS

仮想ストレージリソースの状態

ATTRIBUTES

以下のどちらかが表示されます。

  • Thin

    シン・プロビジョニングの属性が設定されている場合に表示されます。

  • Thick

    シック・プロビジョニングの属性が設定されている場合に表示されます。

【VMware】
以下のどれかが表示されます。

  • 空白(" ")

    ストレージプールに登録されていない場合に表示されます。

  • Thin

    シン・プロビジョニングの属性が設定されているストレージプールに登録した場合に表示されます。

  • Thick

    シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールに登録した場合に表示されます。

move

仮想ストレージリソースを指定したリソースプールに移動します。

modify

仮想ストレージリソースのラベル、コメントを変更します。


オプション

-name name

nameには、操作対象の仮想ストレージリソース名を指定します。

-to pool

poolには、移動先リソースプールを指定します。

リソースフォルダーの中に配置されたリソースプールの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

-nowait

サブコマンドで指定した仮想ストレージリソースの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-label label

labelには、変更後のラベルを指定します。

-verbose

詳細情報を表示する場合に指定します。

-comment comment

commentには、変更後のコメントを指定します。


使用例