ここでは、L-Serverのバックアップ・リストアについて説明します。
物理L-Serverの場合に利用できます。
L-Serverのバックアップ・リストアは、L-Serverのシステムイメージをバックアップし、リストアする機能です。
同じL-Serverに対してバックアップを複数回採取すると、バックアップは、そのファイル名に対して自動的に1から始まる世代番号を付加して管理されます。一定の世代数(標準は3世代分)を超えて採取した場合、古い世代のものが自動的に削除されます。
注意
バックアップ・リストアを行う場合、以下の条件を満たす必要があります。
バックアップの場合
L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)
L-Serverが起動状態
L-Serverがエージェント登録された状態
リストアの場合
L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)
以下の手順で、システムイメージのバックアップ・リストアを行います。
バックアップ
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[バックアップ]を選択します。
[システムイメージのバックアップ]ダイアログが表示されます。
必要に応じて設定します。
<OK>ボタンをクリックします。
システムイメージがバックアップされます。
処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。
コマンドでは、rcxadm image backupを実行します。
rcxadm image backupコマンドについては、「コマンドリファレンス」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。
リストア
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[リストア]を選択します。
[システムイメージのリストア]ダイアログが表示されます。
必要に応じて設定します。
<OK>ボタンをクリックします。
システムイメージがリストアされます。
処理状況はRORコンソールの進捗状況エリアで確認できます。進捗状況エリアの<キャンセル>ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示され、処理を中断できます。
コマンドでは、rcxadm image restoreコマンドを実行します。
rcxadm image restoreコマンドについては、「コマンドリファレンス」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。
削除
ここでは、不要になった世代の、システムイメージのバックアップの削除について説明します。
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[バックアップリストア]-[削除]を選択します。
[システムイメージの削除]ダイアログが表示されます。
削除するバックアップの世代を選択します。
<OK>ボタンをクリックします。
バックアップされたシステムイメージの削除が行われます。
コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。
rcxadm image deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.4.1 rcxadm image」を参照してください。