メール送信設定のカスタマイズ手順を説明します。メール送信設定は必ず行ってください。
しきい値の変更および監視対象プールのカスタマイズは必要に応じて行ってください。
参考
ダッシュボードの導入直後は、メールを送信しない設定になっています。アラート情報をメールで通知するため、メール送信設定は必ず行ってください。また、メールを使用するためには、メールサーバの設定が必要です。メールサーバの設定については、「6.4.6 ダッシュボードから送信されるメールの設定」を参照してください。
ダッシュボード開発環境の[定義]ビューの定義ツリーの[アラート]を展開します。
表示されるアラート定義一覧から、[Sample Alert (Use rate)]を右クリックして、[定義を複製]を選択します。
複製された[Copy_Sample Alert (Use rate)]をダブルクリックして、定義を開きます。
アラートルール名を、[Copy_Sample Alert (Use rate)]から、適切な名前に変更します。
アラートルール名の下の[有効]チェックボックスをONにします。
必要に応じて使用率のしきい値をカスタマイズします。使用率のしきい値をカスタマイズについては、「K.2.2 しきい値のカスタマイズ」を参照してください。
必要に応じて監視対象プールをカスタマイズします。監視対象プールのカスタマイズについては、「K.2.3 監視対象プールのカスタマイズ」を参照してください。
エディタビューの右上にある[アクション]内の[Copy_E-mail]を選択します。
[メールアドレス]に、アラートメールの送信先メールアドレスを指定します。デフォルトで指定されているメールアドレス「admin@localhost」は削除してください。
アラートメールはBCC(Blind Carbon Copy)で送信されるため、メールの受信者には送信先メールアドレスは通知されません。また、メールサーバの設定によりメールの受信者(toアドレス)には「undisclosed-recipients:;」と表示される場合があります。
以下の項目は、必要に応じて修正します。
[アクション名]:「Copy_E-mail」から適切な名前に変更します。
[件名]:デフォルトは「${EVENT.VALUE,Pool} exceeded threshold」です。
例)/VMHostPool exceeded threshold.
[本文]:デフォルトは以下のとおりです。
アラート名:${ALERT.NAME}
アラート発生日時:${ALERT.OCCURRENCETIME}
プール名:${EVENT.VALUE,Pool}
リソースタイプ:${EVENT.VALUE,RscTYPE}
使用率:${EVENT.VALUE,Availability}%
件名および本文では、以下のアラートのパラメーターが使用できます。
変数 | 意味 | 例 |
---|---|---|
${ALERT.NAME} | アラートルール名 | Alert(Use rate) CPU |
${ALERT.OCCURRENCETIME} | アラートが発生した日 | October 14, 2011 13:05:45 |
${EVENT.VALUE,Pool} | しきい値を超えたグローバルプール名 | /VMHostPool |
${EVENT.VALUE,RscTYPE} | リソースタイプ | CPU |
${EVENT.VALUE,Availability} | 使用率 | 35.5% |
[保管]アイコンをクリックします。
[定義]ビューのツールバーから[サーバへアップロード]アイコンをクリックします。
[アップロードと同時に定義を反映する]にはチェックを付けずに[OK]ボタンをクリックします。
[閉じる]をクリックします。
以下の手順でInterstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールにログインし、Analyticsサーバを再起動します。
運用管理コンソールに接続し、ログインします。(初期パスワード:bpm)
ダッシュボード開発環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを起動してください。
http://<管理サーバのFQDN>/ibpmm/BPMAdminTool.do
左ペインの[BPM Analyticsシステム]-[サーバ管理]-[BPM Analytics Server]をクリックします。右ペインの[停止]をクリックします。「状態」が「停止」になったことを確認後、[起動]をクリックします。
「状態」が「起動」になったことを確認します。
注意
初期パスワードは、必ず変更してください。パスワードはInterstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを使って変更します。詳細は、「Interstage Business Process Manager Analytics V11.1 使用手引書 (管理コンソール)」の「第1章 Interstage BPM Analytics 運用管理コンソール」の「1.1.1 インストールの後に」の「管理者パスワードの変更」を参照してください。
運用管理コンソールでは、パスワード設定および、上述のInterstage Business Process Manager Analyticsサーバの再起動以外の操作は行わないでください。