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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 導入ガイド

K.2.1 メール送信設定のカスタマイズ

メール送信設定のカスタマイズ手順を説明します。メール送信設定は必ず行ってください。
しきい値の変更および監視対象プールのカスタマイズは必要に応じて行ってください。

参考

ダッシュボードの導入直後は、メールを送信しない設定になっています。アラート情報をメールで通知するため、メール送信設定は必ず行ってください。また、メールを使用するためには、メールサーバの設定が必要です。メールサーバの設定については、「6.4.6 ダッシュボードから送信されるメールの設定」を参照してください。

  1. ダッシュボード開発環境の[定義]ビューの定義ツリーの[アラート]を展開します。

  2. 表示されるアラート定義一覧から、[Sample Alert (Use rate)]を右クリックして、[定義を複製]を選択します。

  3. 複製された[Copy_Sample Alert (Use rate)]をダブルクリックして、定義を開きます。

  4. アラートルール名を、[Copy_Sample Alert (Use rate)]から、適切な名前に変更します。

  5. アラートルール名の下の[有効]チェックボックスをONにします。

  6. 必要に応じて使用率のしきい値をカスタマイズします。使用率のしきい値をカスタマイズについては、「K.2.2 しきい値のカスタマイズ」を参照してください。

  7. 必要に応じて監視対象プールをカスタマイズします。監視対象プールのカスタマイズについては、「K.2.3 監視対象プールのカスタマイズ」を参照してください。

  8. エディタビューの右上にある[アクション]内の[Copy_E-mail]を選択します。

  9. [メールアドレス]に、アラートメールの送信先メールアドレスを指定します。デフォルトで指定されているメールアドレス「admin@localhost」は削除してください。
    アラートメールはBCC(Blind Carbon Copy)で送信されるため、メールの受信者には送信先メールアドレスは通知されません。また、メールサーバの設定によりメールの受信者(toアドレス)には「undisclosed-recipients:;」と表示される場合があります。
    以下の項目は、必要に応じて修正します。

    • [アクション名]:「Copy_E-mail」から適切な名前に変更します。

    • [件名]:デフォルトは「${EVENT.VALUE,Pool} exceeded threshold」です。
      例)/VMHostPool exceeded threshold.

    • [本文]:デフォルトは以下のとおりです。

      • アラート名:${ALERT.NAME}

      • アラート発生日時:${ALERT.OCCURRENCETIME}

      • プール名:${EVENT.VALUE,Pool}

      • リソースタイプ:${EVENT.VALUE,RscTYPE}

      • 使用率:${EVENT.VALUE,Availability}%

    件名および本文では、以下のアラートのパラメーターが使用できます。

    変数

    意味

    ${ALERT.NAME}

    アラートルール名

    Alert(Use rate) CPU

    ${ALERT.OCCURRENCETIME}

    アラートが発生した日

    October 14, 2011 13:05:45

    ${EVENT.VALUE,Pool}

    しきい値を超えたグローバルプール名

    /VMHostPool

    ${EVENT.VALUE,RscTYPE}

    リソースタイプ

    CPU

    ${EVENT.VALUE,Availability}

    使用率

    35.5%

  10. [保管]アイコンをクリックします。

  11. [定義]ビューのツールバーから[サーバへアップロード]アイコンをクリックします。

  12. [アップロードと同時に定義を反映する]にはチェックを付けずに[OK]ボタンをクリックします。

  13. [閉じる]をクリックします。

  14. 以下の手順でInterstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールにログインし、Analyticsサーバを再起動します。

    1. 運用管理コンソールに接続し、ログインします。(初期パスワード:bpm)

      ダッシュボード開発環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを起動してください。

      http://<管理サーバのFQDN>/ibpmm/BPMAdminTool.do
    2. 左ペインの[BPM Analyticsシステム]-[サーバ管理]-[BPM Analytics Server]をクリックします。右ペインの[停止]をクリックします。「状態」が「停止」になったことを確認後、[起動]をクリックします。

    3. 「状態」が「起動」になったことを確認します。

    注意

    • 初期パスワードは、必ず変更してください。パスワードはInterstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを使って変更します。詳細は、「Interstage Business Process Manager Analytics V11.1 使用手引書 (管理コンソール)」の「第1章 Interstage BPM Analytics 運用管理コンソール」の「1.1.1 インストールの後に」の「管理者パスワードの変更」を参照してください。

    • 運用管理コンソールでは、パスワード設定および、上述のInterstage Business Process Manager Analyticsサーバの再起動以外の操作は行わないでください。