ここでは、L-PlatformとL-ServerのDisaster Recoveryの前提条件について説明します。
Disaster Recovery環境を構築する際の前提条件
Disaster Recovery環境を構築する際の前提条件は、以下のとおりです。
マネージャーがWindowsの場合だけサポートします。
運用サイトとバックアップサイトは、ServerView Resource Orchestrator V2.3.0以降の場合だけサポートします。運用サイトとバックアップサイトは、同じバージョンにしてください。
管理対象サーバに、RHEL-KVMの仮想L-Serverが配備された環境を含む場合、Disaster Recoveryによる運用の引継ぎを行えません。
1つのバックアップサイトに対して複数の運用サイトを設定できますが、運用サイトからバックアップサイトへ運用の引継ぎを行う際、複数の運用サイトに対して同時に引継ぎを行えません。
ネットワーク機器の自動設定機能を使用している場合、運用サイトとバックアップサイトで、同じネットワーク機器構成(機種、結線、ファーム、アカウント設定)にしてください。
外部ネットワークとSANスイッチは、ゾーニング、VLAN設定、CBアップリンクポートの設定などをしてください。事前に手動設定を行う場合、運用サイトとバックアップサイトで同じ設定にしてください。
運用サイトとバックアップサイトで、同じサーバの構成にすることをお勧めします。バックアップサイトでサーバが減少すると、運用サイトで動作していたすべての業務を継続して運用できません。
CB(Connection Blade)はスイッチモードまたはエンドホストモードの場合に利用できます。IBPモードは利用できません。
仮想L-Serverを使用するシステムの場合、VMホストとVM管理製品は、物理L-Server上に構築してください。また、運用サイトとバックアップサイトで、異なるホスト名を設定してください。
構成定義だけ作成済みのL-Serverは、運用サイトからバックアップサイトへ運用の引継ぎができません。
ストレージ装置のIPアドレスは、運用サイトとバックアップサイトで異なる値にしてください。
本製品を利用したDisaster Recovery環境のシステム構成例
本製品を利用したDisaster Recovery環境のシステム構成例は以下のとおりです。
図3.11 Disaster Recovery環境のシステム構成例