本製品では、マネージャーの冗長構成を実現できます。
管理サーバの高可用性運用を行う方法は、以下の2種類があります。
マネージャーをクラスタソフトウェアで冗長化する運用
管理サーバをWindows環境とLinux環境で動作させた場合、クラスタソフトウェアを利用することでマネージャーの冗長構成を実現できます。
仮想マシン上でマネージャーを動作させ、仮想マシンが持つ冗長化機能を利用する運用
マネージャーは、Windows環境、Linux環境、Hyper-V環境のWindowsゲストOSの環境で動作します。
VIOMによるI/O仮想化を利用する場合、Hyper-V環境のWindowsゲストOSの環境にマネージャーを作成してください。
Hyper-V環境のWindowsゲストOSの環境でマネージャーをクラスタ運用する場合、以下の構成にしてください。
マネージャーは、ServerView Operations ManagerおよびServerView Virtual-IO Managerと同じVMゲスト上に配置してください。
マネージャーとVM管理製品は同じVMゲスト上に配置してください。
マネージャーとSolutions Enabler以外のストレージ管理製品は同じVMゲスト上に配置してください。
Solutions Enablerは、ファイバーチャネル接続が必要であるため、VMホスト上に配置してください。
以下の構成になります。
図3.9 ストレージがEMC(Symmetrix)以外の場合
*1: AD Serverは、各管理サーバ上にそれぞれ配置することもできます。
図3.10 ストレージがEMC(Symmetrix)の場合
*1: AD Serverは、各管理サーバ上にそれぞれ配置することもできます。