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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

12.3.9 stgxfwcmdispdev(デバイス情報表示コマンド)

名前

stgxfwcmdispdev - デバイス情報の表示


形式

プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdispdev -n サーバ名 [-d デバイス名 [-sm|-grp]]

機能説明

AdvancedCopy Managerで管理しているデバイスの情報を表示します。また、指定したデバイスと同一コピー領域を使用しているデバイスや指定したデバイスと同一論理グループ内に存在するデバイスの一覧も表示できます。本コマンドは、運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で実行する必要があります。

表示される情報は以下のとおりです。
なお、表中の“SDX”および“SDXオブジェクト”は、SafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Services(以下、GDS)の用語です。

タイトル

説明

S

デバイスの状態を表示します。デバイスの状態に応じて、以下の値を表示します。

*:未設定デバイス(デバイスが存在する筐体で、アドバンスト・コピーライセンス未設定、キャッシュテーブルサイズ未設定、キャッシュテーブルサイズ不足などの設定不備がある可能性があります。)

D:デバイス削除エラー
U:デバイス更新エラー

Device

Solarisサーバの場合

RAWデバイス名を表示します。

Windowsサーバの場合

AdvancedCopy Managerが内部的に管理しているデバイス名を表示します。
g?d?およびg?d?p?の形式で表示します。

g?:ディスクアレイ装置番号(ETERNUS ディスクアレイ上にない場合は0)
d?:ディスク番号 (*1)

p?:パーティション番号 (*2)
(*1)ディスクアレイ装置内で一意に与えられた番号です。
ディスクアドミニストレータ上のディスク番号とは異なります。
(*2)ディスク内のパーティションの順序番号です。
パーティションとは、ディスクアドミニストレータにおける以下の内容を指します。
また、番号はディスクアドミニストレータ上の左から右に向かって数えた時の番号です。

  • プライマリパーティションの場合は、当該パーティション全体

  • 拡張パーティションの場合は、当該パーティション内の論理ドライブ

SDXオブジェクトの場合は、ディスククラス名/ミラーボリューム名:g?d?p?の形式で表示します。

ディスククラス名:SDXオブジェクトのディスククラス名
ミラーボリューム名:SDXオブジェクトのミラーボリューム名

HP-UXサーバの場合

RAWデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

Linuxサーバの場合

RAWデバイスを作成している場合はRAWデバイス名、作成していない場合はブロックデバイス名を表示します。

AIXサーバの場合

RAWデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

Block-Device

ブロックデバイス名を表示します。

Solarisサーバの場合

ブロックデバイス名を表示します。

Windowsサーバの場合

disk?およびdisk?p?の形式で表示します。

disk?:ディスクアドミニストレータで表示されるディスク番号
p?:パーティション番号(*2)

HP-UXサーバの場合

ブロックデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

Linuxサーバの場合

ブロックデバイス名を表示します。

AIXサーバの場合

ブロックデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

Mount-Point

Solarisサーバ、HP-UXサーバ、AIXサーバ、Linuxサーバの場合

マウントポイント名を表示します。

Windowsサーバの場合

ドライブ文字を表示します。

File-System

ファイルシステム名を表示します。

Device-Type

デバイスの種別を表示します。
Normal/SDX(Slice)/LVM/VxVM/SDX(Volume)

Size(MB)

デバイスに割り当てられた容量(MB)を表示します。

RDB-Name

Windowsサーバ、Solarisサーバ、Linuxサーバの場合

SymfowareのRDBシステム名を表示します。

HP-UXサーバ、AIXサーバの場合

常に、“---”を表示します。

Log-Group-Name

Windowsサーバ、Solarisサーバ、Linuxサーバの場合

Symfowareのロググループ名を表示します。

HP-UXサーバ、AIXサーバの場合

常に、“---”を表示します。

DB-Space-Name

Windowsサーバ、Solarisサーバ、Linuxサーバの場合

Symfowareのデータベーススペース名を表示します。

HP-UXサーバ、AIXサーバの場合

常に、“---”を表示します。


オプション

-n サーバ名

情報を表示するデバイスを管理するサーバ名を指定します。
サーバ名は、stgxfwcmdispsrv(サーバ情報表示コマンド)で表示されるサーバ名と同じ文字を、大文字・小文字まで正確に指定してください。

-d デバイス名

情報を表示するデバイス名を指定します。
省略した場合、指定したサーバが管理している全デバイスの情報を表示します。

-sm

-dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じコピー領域を使用しているデバイスの一覧を表示します。

-grp

-dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じ論理グループ内に存在しているデバイスの一覧を表示します。このオプションは-dオプションに指定したデバイスのデバイス種別がLVM/VxVMの場合だけ指定可能です。


終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了


使用例

注意事項