名前
stgxfwcmdispdev - デバイス情報の表示
形式
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdispdev -n サーバ名 [-d デバイス名 [-sm|-grp]]
機能説明
AdvancedCopy Managerで管理しているデバイスの情報を表示します。また、指定したデバイスと同一コピー領域を使用しているデバイスや指定したデバイスと同一論理グループ内に存在するデバイスの一覧も表示できます。本コマンドは、運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で実行する必要があります。
表示される情報は以下のとおりです。
なお、表中の“SDX”および“SDXオブジェクト”は、SafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Services(以下、GDS)の用語です。
タイトル | 説明 |
---|---|
S | デバイスの状態を表示します。デバイスの状態に応じて、以下の値を表示します。 *:未設定デバイス(デバイスが存在する筐体で、アドバンスト・コピーライセンス未設定、キャッシュテーブルサイズ未設定、キャッシュテーブルサイズ不足などの設定不備がある可能性があります。) D:デバイス削除エラー |
Device |
|
Block-Device | ブロックデバイス名を表示します。
|
Mount-Point |
|
File-System | ファイルシステム名を表示します。 |
Device-Type | デバイスの種別を表示します。 |
Size(MB) | デバイスに割り当てられた容量(MB)を表示します。 |
RDB-Name |
|
Log-Group-Name |
|
DB-Space-Name |
|
オプション
情報を表示するデバイスを管理するサーバ名を指定します。
サーバ名は、stgxfwcmdispsrv(サーバ情報表示コマンド)で表示されるサーバ名と同じ文字を、大文字・小文字まで正確に指定してください。
情報を表示するデバイス名を指定します。
省略した場合、指定したサーバが管理している全デバイスの情報を表示します。
-dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じコピー領域を使用しているデバイスの一覧を表示します。
-dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じ論理グループ内に存在しているデバイスの一覧を表示します。このオプションは-dオプションに指定したデバイスのデバイス種別がLVM/VxVMの場合だけ指定可能です。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
サーバ(Srv1)のデバイスの情報を表示します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\ACM\bin\stgxfwcmdispdev -n Srv1 -d g1d19p1 S Device Block-Device Mount-Point File-System Device-Type Size(MB) RDB-Name Log-Group-Name DB-Space-Name g1d19p1 disk19p1 J: NTFS Normal 2000 --- --- --- C:\>
サーバ(Srv1)の全デバイスの情報を表示します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\ACM\bin\stgxfwcmdispdev -n Srv1 S Device Block-Device Mount-Point File-System Device-Type Size(MB) RDB-Name Log-Group-Name DB-Space-Name g1d19p1 disk19p1 J: NTFS Normal 2000 --- --- --- * g1d19p2 disk19p2 M: NTFS Normal 2000 --- --- --- D g1d20p1 disk20p1 K: NTFS Normal 2000 --- --- --- U g1d20p2 disk20p2 N: NTFS Normal 2000 --- --- --- C:\>
サーバ(Srv1)のデバイスを同じコピー領域を使用するデバイス情報を表示します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\ACM\bin\stgxfwcmdispdev -n Srv1 -d /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 -sm Device Mount-Point /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 /storagedata /dev/vx/rdsk/dg1/vol2 --- /dev/vx/rdsk/dg1/vol3 /zzz C:\>
サーバ(Srv1)のデバイスと同じ論理グループに存在するデバイス情報を表示します。
C:\>C:\ETERNUS_SF\ACM\bin\stgxfwcmdispdev -n Srv1 -d /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 -grp Device Mount-Point /dev/vx/rdmp/c1t0d0s2 --- /dev/vx/rdmp/c1t0d1s2 --- /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 /storagedata /dev/vx/rdsk/dg1/vol2 --- /dev/vx/rdsk/dg1/vol3 /zzz /dev/vx/rdsk/dg1/vol4 --- C:\>
注意事項
AdvancedCopy Managerに登録されている情報を基に表示します。そのため、論理グループ内に登録されていないデバイスがある場合や、登録後に構成を変更している場合は、正しい情報が表示されません。このような場合は、登録されていないデバイスの登録や、構成変更したデバイスのデバイス情報取得/反映処理を再実行してください。
RDB-Name、Log-Group-Name、DB-Space-Nameは、以下の条件の場合に表示されます。
管理対象サーバ(Storageサーバ)がSolarisサーバ、LinuxサーバまたはWindowsサーバである
管理対象サーバがSolarisサーバの場合、Symfoware Server Advanced Backup Controller 6.0以降がインストールされている
管理対象サーバがLinuxサーバの場合、Symfoware Server Advanced Backup Controller V7.0以降がインストールされている
管理対象サーバがWindowsサーバの場合、Symfoware Server Advanced Backup Controller V8.0以降がインストールされている
そのデバイスがETERNUS ディスクアレイ上に存在する
デバイス情報取得時に対象のRDB動作環境が動作している
本コマンドはAdministratorsグループに所属するローカルアカウント、または、ドメインのDomain Adminsグループに所属するドメインアカウントだけ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールで実行してください。
処理に時間がかかる場合は、処理完了までの間、.(ピリオド)を表示します。