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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

11.1 データベースの保守

AdvancedCopy Managerは、運用情報として各種リポジトリや管理情報を保持しています。それらを総称し、この章では“データベース”と呼びます。データベースは重要な情報です。長期運用によるリポジトリの容量不足、運用状況が導入当初と大幅に異なってきたことによるリポジトリの容量不足、および不慮の事故に備えて、定期的にデータベースをバックアップすることをお勧めします(Oracleのデータベースなどの業務に利用されるデータベースとは異なります)。

以下に、種別と取得タイミングについて記述します。

表11.1 運用管理サーバのデータベース

種類

契機

取得方法

容量

データベース

管理対象サーバ(Storageサーバ)の追加やデバイス情報の取込みなど構成情報に変化が生じた時、または、バックアップ管理やレプリケーション管理の運用情報に変化が生じた時

11.1.1.4.1 データベースの退避方法」、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

11.1.1.4.1 データベースの退避方法」を参照してください。

レジストリ

運用管理サーバ(Storage管理サーバ)でDBセットアップ(クラスタの場合は運用管理サーバ業務構築)後や運用管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合

11.1.1.5.1 レジストリのバックアップ」、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

11.1.1.5.1 レジストリのバックアップ」を参照してください。

表11.2 管理対象サーバのデータベース

種類

契機

取得方法

容量

レジストリ

管理対象サーバ(Storageサーバ)の追加や運用管理サーバ(Storage管理サーバ)のサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合

11.1.1.5.1 レジストリのバックアップ」、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

11.1.1.5.1 レジストリのバックアップ」を参照してください。

バックアップ管理簿

バックアップ業務終了後

11.1.1.1.1 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ」、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

11.1.1.1.1 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ」を参照してください。

バックアップ管理の前後処理スクリプト

前後処理スクリプトを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

バックアップ管理の前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。

テープコピーの前後処理スクリプト

前後処理スクリプトを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

テープコピーの前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。

バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル

バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルのサイズを確認してください。

バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイル

バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイルのサイズを確認してください。

リストア先ボリュームロック動作指定ファイル

リストア先ボリュームロック動作指定ファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

バックアップするファイルのサイズを確認してください。

テープコピー用バックアップボリュームロック動作指定ファイル

テープコピー用バックアップボリュームロック動作指定ファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

バックアップするファイルのサイズを確認してください。

レプリケーション管理簿

レプリケーション業務終了後

11.1.1.2.1 レプリケーション管理簿のバックアップ」、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

11.1.1.2.1 レプリケーション管理簿のバックアップ」を参照してください。

VSSバックアップ管理簿

Hyper-Vのバックアップ業務終了後

11.1.1.3.1 VSSバックアップ管理簿のバックアップ

11.1.1.3.1 VSSバックアップ管理簿のバックアップ」を参照してください。

レプリケーション管理の前後処理スクリプト

前後処理スクリプトを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

レプリケーション管理の前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。

複写元ボリュームロック動作指定ファイル

複写元ボリュームロック動作指定ファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

複写元ボリュームロック動作指定ファイルのサイズを確認してください。

複写先ボリュームロック動作指定ファイル

複写先ボリュームロック動作指定ファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

複写先ボリュームロック動作指定ファイルのサイズを確認してください。

管理情報一括バックアップのポリシーファイル

ポリシーファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

管理情報一括バックアップのポリシーファイルのサイズを確認してください。

表11.3 テープサーバのデータベース

種類

契機

取得方法

容量

レジストリ

テープサーバの追加や運用管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合

11.1.1.5.1 レジストリのバックアップ」、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

11.1.1.5.1 レジストリのバックアップ」を参照してください。

テープ管理情報

テープバックアップ業務終了後

テープ管理情報バックアップコマンド、
または
11.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド テープサーバオプション編』の「テープ管理情報のバックアップ」を参照してください。

ポイント

データベースをバックアップする場合、それぞれ個別にバックアップする方法と、すべてのデータベースを一括してバックアップする方法があります。

管理対象サーバが運用管理サーバを兼ねている場合は、運用管理サーバのデータベースと管理対象サーバのデータベースの両方が存在します。