Live Helpセキュリティ設定コマンドを使用してセキュリティ設定を変更する方法、および設定状態を参照する方法について説明します。
このプログラムは、[Live Help Client]または[Live Help Expert]プログラムがインストールされているフォルダに格納されています。
注意
管理者権限の無いユーザでLive Helpセキュリティ設定コマンドを実行した場合、セキュリティの設定状態を参照することはできますが、設定を変更することはできません。
パラメータの説明
LHSECPRG.EXE [ { { /ALL | /MRU | /ESJ | /CSJ | /CSETUP } { /XON | /ON | /OFF } | /V | /? } ]
機能オプション | 意味 |
---|---|
/ALL | 全機能(接続履歴・エキスパート/モニタ/クライアントのセッションジャーナル機能・[Clientセットアップ])のセキュリティ設定を一括変更します。 |
/MRU | 接続履歴に関するセキュリティ設定を変更します。 |
/ESJ | エキスパート/モニタのセッションジャーナル機能に関するセキュリティ設定を変更します。 |
/CSJ | クライアントのセッションジャーナル機能に関するセキュリティ設定を変更します。 |
/CSETUP | [Clientセットアップ]に関するセキュリティ設定を変更します。 |
設定オプション | 意味 |
---|---|
/XON | 全てのユーザに対してセキュリティ設定を有効にします。 |
/ON | 管理者権限を持たないユーザに対してのみ、セキュリティ設定を有効にします。 |
/OFF | セキュリティ設定を無効にします。 |
情報表示 | 意味 |
---|---|
/V | 現在の設定(全機能の設定)を表示します。 |
/? | ヘルプを表示します。 |
無し | ヘルプを表示します。 |
使用例
すべてのユーザが接続履歴を使用できないようにする
> LHSECPRG.EXE /MRU /XON
管理者権限のないユーザが、Live Help Clientの設定を変更できないようにする
> LHSECPRG.EXE /CSETUP /ON
すべてのセキュリティ設定を解除する
> LHSECPRG.EXE /ALL /OFF
現在のセキュリティ設定の状態を表示する
> LHSECPRG.EXE /V
ヘルプを表示する
> LHSECPRG.EXE /?
注意
機能オプション、設定オプションと同時に、情報表示オプションが指定された場合、情報表示オプションが優先されます。
下記例の場合、MRUの設定は行われず、現在の設定状況が表示されます。
【例】 LHSECPRG.EXE /MRU /ON /V
情報表示オプションは1つしか指定できません。「/V」「/?」オプションが同時に指定された場合、先に指定されたオプションが有効になります。
機能オプションは1つしか指定できません。2つ以上のオプションが指定された場合、最後に指定されたオプションが有効になります。
下記例の場合、最後に指定した機能オプション「/ESJ」のみが有効になります。
【例】 LHSECPRG.EXE /MRU /ESJ /ON
設定オプションは1つしか指定できません。2つ以上のオプションが指定された場合、最後に指定されたオプションが有効になります。
下記例の場合、最後に指定した設定オプション「/OFF」のみが有効になります。
【例】 LHSECPRG.EXE /MRU /ON /OFF
オプションが正しく指定されていない場合、ヘルプが表示されます。
【例1】 LHSECPRG.EXE(オプションが全く指定されていない)
【例2】 LHSECPRG.EXE /MRU(設定オプションが指定されていない)
【例3】 LHSECPRG.EXE /ON(機能オプションが指定されていない)
設定対象のプログラムがインストールされていない場合、下記のエラーメッセージが表示されます。
「Live Helpセキュリティの設定に失敗しました。」
【例】Live Help Expertがインストールされていない環境で、下記のコマンドを実行した。
LHSECPRG.EXE /MRU /XON