[Clientセットアップ]の動作
クライアントの設定は、[Clientセットアップ]を起動してクライアントマシン上で行います。クライアント側のマシンをローカルで操作しているユーザが、間違ってクライアントの設定を変更してしまう可能性があります。
Live Helpセキュリティ設定コマンドを使用すると、Live Help Clientの設定変更を禁止することができます。
具体的には以下のような動作になります。
セキュリティ設定 | [Clientセットアップ]の設定項目 |
---|---|
すべてのユーザに対して有効になっている場合 | [Clientセットアップ]を起動したユーザの権限に関わらず、設定項目はグレーアウトされ変更できません。 |
管理者以外のユーザに対してのみ有効になっている場合 | 管理者権限のあるユーザで[Clientセットアップ]を起動した場合のみ、設定を変更できます。 |
無効になっている場合 | 常に変更できます。 |
注意
Live Helpインストール時には、Live Helpセキュリティの設定は無効になっています。
[Clientセットアップ]を起動中にLive Helpセキュリティ設定を変更した場合は、次回起動時より、設定が有効になります。
Live Help Clientの起動方式は、Windows(R)のサービスの設定変更を伴うため、管理者権限のあるユーザで[Clientセットアップ]プログラムを起動した場合にのみ変更可能です。Live Helpセキュリティの設定状況に関わらず、管理者権限のないユーザでは変更できません。
セッションジャーナル設定プログラムの動作
Live Helpのセッションイベントを記録する機能として「セッションジャーナル」があります。セッションジャーナルには、セッションとファイル操作に関するすべてのイベントが記録されます。
Live Helpセキュリティ設定コマンドを使用すると、Live Help Client用のセッションジャーナルの設定変更を禁止することができます。
具体的には以下のような動作になります。
セキュリティ設定 | セッションジャーナル設定プログラム |
---|---|
すべてのユーザに対して有効になっている場合 | セッションジャーナル設定プログラムを起動したユーザの権限に関わらず、[設定対象]の[Live Help Client]オプションがグレーアウトされ、設定を変更できません。 |
管理者以外のユーザに対してのみ有効になっている場合 | 管理者権限のあるユーザでセッションジャーナル設定プログラムを起動した場合のみ、設定を変更できます。 |
無効になっている場合 | 常に変更できます。 |
セッションジャーナル機能についての詳細は、“セッションジャーナルの内容と設定”を参照してください。