Live Help CMは、以下の2つの主要な機能により、サポートセッションの接続を管理するプログラムです。
注意
[Live Help CM]プログラムでは、ファイアウォールを越えたインターネット接続は管理できません。インターネット接続を実現するには、[Live Help Connect]プログラムの導入が必須となります。[Live Help Connect]プログラムの概要やインストールについては、“Systemwalker Live Help Connect管理者ガイド”を参照してください。
サポートセッションの接続を行う場合は、本バージョンの製品媒体を使用して、 Windows(R) XP / Windows Server 2003 STD / Windows Server 2003 EEのいずれかのOSにLive Help CMプログラムをインストールしてください。
Live Help CMを使用したサポートセッションによる接続は、IPv4通信のみサポートしています。
Expert および Client にはそれぞれ個別のユーザ名(デフォルトはコンピュータ名)を設定することができます。Live Help CMを使用すると、Live Help CMに接続する全てのExpertおよびClientを、このLive Helpユーザ名で識別できるようになります。これにより、ExpertはClientのIPアドレスではなく、ユーザ名を指定することで接続できるようになります。これは利用しているTCP/IP環境が、動的IPアドレス割当てを行うよう構成されている場合などに便利です。
Live Help CMでは、サポートセンターと呼ばれるユーザグループを作成することができます。各サポートセンターにExpertおよびClientを所属させることにより、ユーザをグループ化して管理することができます。
詳細は“サポートセンターの役割とメリット”-“特定のサポートセンターに対し、限られたユーザのみがアクセスできるようにする”を参照してください。
[Live Help CM]プログラムは、サポートセンター、サポートセッションを開いた人の名前とネットワークアドレス、そしてセッションの状態を管理します。
具体的には以下のような処理を行います。
クライアントが[Live Help Client]プログラムを起動したとき、サポート要請を適切なサポートセンターに配置する
選択されたサポートセンターで開かれているサポートセッションの名前の一覧を作成する(このリストは、エキスパートの[セッションに参加する]ダイアログボックスに表示されます)
エキスパートがクライアントのコンピュータに接続しようとしたとき、クライアントの所在を突き止める(エキスパートは、クライアントのLive Helpユーザ名を指定するだけで接続できます)
クライアントがセッションを閉じたとき、管理データを破棄する