Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

K.2 外部LDAPサーバの認証方式

外部LDAPサーバの認証方式には、認証の対象となるユーザの配置により、簡易方式と通常方式の２通りの方式があります。

簡易方式

簡易方式の認証

外部LDAPサーバのディレクトリツリーのただ1つのロケーション配下に存在するユーザのみが認証の対象である場合には、簡易方式の認証を行います。

この方式では、TeamWARE Officeのログイン名と、外部LDAPサーバのユーザの識別名（DN）の第1相対識別名（RDN）との対応付けによりユーザを特定して認証を行います。認証は、そのユーザの識別名（DN）とパスワードで外部LDAPサーバに接続（BIND）できるかどうかで行います。

簡易方式のメリット

ユーザの識別名を、ログイン名とロケーションから組み立てることができます。ユーザの識別名を得るために、外部LDAPサーバ内の検索を行う必要はありません。そのため、通常方式の認証より高速に処理できます。

通常方式

通常方式の認証

外部LDAPサーバのディレクトリツリーの、任意のロケーション配下に存在するユーザが認証の対象である場合には、通常方式の認証を行います。

この方式では、TeamWARE Officeのログイン名と、外部LDAPサーバのユニークキーとの対応付けによりユーザを特定します。認証は、そのユーザの識別名（DN）とパスワードで、外部LDAPサーバに接続（BIND）できるかどうかで行います。

通常方式のメリット

外部LDAP検索を行うため、（簡易方式より処理に時間がかかりますが）複数のロケーションに存在するユーザを認証できます。