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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

F.7.5 個人カレンダー利用許可のデフォルト定義機能

個人カレンダーの利用許可のデフォルト値(利用許可を明に設定していない場合)は、'予約時間表示'ですが、本設定を行うことにより、好みの利用許可が設定されているものと見なされます。

personal_calendar_permission_default = 利用許可記号[<セパレータ>利用許可記号]

利用許可記号は、利用許可を表す半角の英字です。利用許可記号を複数組み合わせることによって、利用許可を表します。TeamWARE CalendarやWebサービスのスケジュールなどでカレンダーの利用許可を設定する場合に使われる、利用許可の簡略名と利用許可記号の対応は、次の通りです。

表F.2 利用許可の簡略名と利用許可記号の組み合わせ

利用許可の簡略名

利用許可記号の組み合わせ([ ]は省略可能)

権限なし

U

カレンダーの表示

S

予約の作成

[S,]G

予約時間表示

[S,]G,T

予約時間表示と自動了承

[S,]G,T,F

表題表示

[S,]G,[T,]B

表題表示と自動了承

[S,]G,[T,]B,F

メッセージ表示

[S,]G,[T,]B,M

メッセージ表示と自動了承

[S,]G,[T,]B,M,F

表示権限

[S, T,]B,M,W

秘書権限

[S,]G,[T,B,M,]L,[W,]N,R

所有者権限

[S,]G,[T,B,M,]L,[W,]N,F,R,P,C,D

利用許可記号の詳細は、表F.3 利用許可記号に示します。利用許可記号を複数指定する場合は、セパレータで区切って指定します。セパレータとして使用できる記号は、コンマ、半角空白、またはタブ(混在可)です。以下によく使われる利用許可の設定例を示します。

設定例
  • TeamWARE Calendarで「予約時間表示」を与えるのと同じ利用許可を与える場合
    (プロパティ表示の場合、「予約時間表示」と表示されます)

    [DIRECTORY]
      personal_calendar_permission_default = G,T
  • TeamWARE Calendarで「表題表示」を与えるのと同じ利用許可を与える場合
    (プロパティ表示の場合、「表題表示」と表示されます)

    [DIRECTORY]
      personal_calendar_permission_default = G,B
  • TeamWARE Calendarで「メッセージ表示」を与えるのと同じ利用許可を与える場合
    (プロパティ表示の場合、「メッセージ表示」と表示されます)

    [DIRECTORY]
      personal_calendar_permission_default = G,B,M
  • TeamWARE Calendarで「表示権限」を与えるのと同じ利用許可を与える場合
    (プロパティ表示の場合、「メッセージ表示, 週間メモの表示」と表示されます)

    [DIRECTORY]
      personal_calendar_permission_default = B,M,W
  • TeamWARE Calendarで「秘書権限」を与えるのと同じ利用許可を与える場合
    (プロパティ表示の場合、「メッセージ表示, 秘書権限, 週間メモの変更」と表示されます)

    [DIRECTORY]
      personal_calendar_permission_default = G,L,N,R
  • TeamWARE Calendarで「所有者権限」を与えるのと同じ利用許可を与える場合
    (プロパティ表示の場合、「メッセージ表示, 秘書権限, 予約自動了承, 週間メモの変更,権限の変更, カレンダー変更, カレンダー削除」と表示されます)

    [DIRECTORY]
      personal_calendar_permission_default = G,L,N,F,R,P,C,D
  • TeamWARE Calendarで「権限なし」を与えるのと同じ利用許可を与える場合
    (カレンダーは表示されません)

    [DIRECTORY]
      personal_calendar_permission_default = U

以下の表に、指定可能な利用許可記号と対応する利用許可を示します。利用許可には包含関係があります。表で示したツリーの下位に位置する利用許可記号を設定した場合、その上位の利用許可記号は自動的に付加されます。

表F.3 利用許可記号

ポイント

  • 本設定は運用中に変更可能です。
    エディタで編集後、ADMINクライアントを用い、「詳細情報」画面の中央ペインにある「全般」フォームを選択し、「詳細情報の変更」ボタンを押してください。その時点から有効になります。
    ただし、即時ではなく、数秒ほど遅延します。正確には、システムイベントログ(to.log)ファイルに「100028 Reconfigured」というメッセージが記録されると有効になります。

  • 個人カレンダーに利用許可を設定した場合は、設定した利用許可が採用されます