[TRANSPORT]セクションでは、クライアントとサーバ間の通信やサーバとサーバ間の通信に使用するトランスポートが定義されます。設定例を以下に示します。
<設定例>
[TRANSPORT] |
1=tcpip
トランスポートプロトコルにTCP/IPを用いた通信の定義を行います。本パラメータは、[to config]コマンドで設定できます。設定方法は、"C.3 トランスポートのセットアップ"を参照してください。
<設定形式>
1 =tcpip,(1),(2),(3),(4) |
(1):コネクションタイムアウト時間
[to config]コマンドにより、セション確立処理時のコネクション確立成功待ち時間が設定されます。一般的なLANで利用している場合、TeamWARE Officeのサーバ台数が1台のみの場合は“1”を指定してください。TeamWARE Officeサーバが複数台で構成されており、サーバ間に電話回線や公衆回線網などの低速回線を利用している場合は240を指定してください。
(2):インターフェースアダプター番号
LANインターフェース用のアダプター番号が設定されます。システム標準設定値は、0です。
(3):サーバのコンピュータ名
[to config]コマンドで指定した、TeamWARE Officeサーバのネットワークアドレスが設定されます。
(4):TCP/IPパラメータ
TCP/IPには、小さなパケットデータをすぐに送信する処理と、ある程度のパケットデータをバッファリングして一度に送信する処理を選択できます。本パラメータに"N"を設定すると、ある程度のパケットデータをバッファリングしたあと、送信します。本パラメータを省略した場合、小さなパケットデータでもすぐに送信します。
本パラメータは、テキストエディタにより設定します。
高速なLANを使用している場合は、本パラメータを省略します。これにより、通信時間を削減できます。
低速のWANを使用している場合、"N"を設定して通信パケット数を削減できます。