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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

F.4 [TOSERVER]セクション

[TOSERVER]セクションでは、サーバ内で動作するサービスの定義やデータベースの格納場所などが定義されます。設定例を以下に示します。

<設定例>

[TOSERVER]
  transports = 1
  protocols = server
  services = mail, library, calendar, forum, task
  database_path = directory, D:\teamware\server\database
  index_path = directory, D:\teamware\server\database
  attachment_path = directory, D:\teamware\server\database
  database_path = mail, D:\teamware\server\database
  index_path = mail, D:\teamware\server\database
  attachment_path = mail, D:\teamware\server\database
  database_path = calendar, D:\teamware\server\database
  index_path = calendar, D:\teamware\server\database
  attachment_path = calendar, D:\teamware\server\database
  database_path = library, D:\teamware\server\database
  index_path = library, D:\teamware\server\database
  attachment_path = library, D:\teamware\server\database
  database_path = forum, D:\teamware\server\database
  index_path = forum, D:\teamware\server\database
  attachment_path = forum, D:\teamware\server\database
  database_path = task, D:\teamware\server\database
  index_path = task, D:\teamware\server\database
  attachment_path = task, D:\teamware\server\database

transports

<設定形式>

transports = トランスポート番号(自動切断時間)

<設定例1>

クライアント、およびWebブラウザの未使用状態が10分を経過すると、自動的に切断します。

transports =1(10)

<設定例2>

クライアント、およびWebブラウザの自動切断を行いません。

transports =1(0)

注意

自動切断が行われると、クライアント切断用パケットがサーバ側からクライアント側に送出されます。この時、サーバとクライアントがルータを経由して接続され、そのルータ間がWANで接続されている形態などでは、利用形態によって回線使用料が加算される場合があり、注意が必要です。

protocols

toserverプロセスが使用するプロトコル種別が設定されます。

<設定形式>

protocols = プロトコル種別

services

toserverプロセスで動作させるサービス種別が設定されます。本パラメータは、[to config]コマンドのサービスセットアップによりインストールしたサービスが設定されます。

<設定形式>

services = 起動サービス名,起動サービス名,…

database_path

サービスごとのデータファイル用データベースの格納ディレクトリ名が設定されます。本パラメータは、[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、"C.4 サービスのセットアップ"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

database_path = サービス名,格納ディレクトリ名

注意

  • データベースの各ファイル用のパス名は、2階層以上を指定してください。たとえば、"d:\database"(1階層)とは指定せずに、"d:\to\database"(2階層)のように指定してください。

  • データベースの各ファイル用のパス名にリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。

index_path

サービスごとのインデックスファイル用データベースの格納ディレクトリ名です。サービスのインストール時に設定します。[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、"C.4 サービスのセットアップ"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

index_path = サービス名,格納ディレクトリ名

注意

  • データベースの各ファイル用のパス名は、2階層以上を指定してください。たとえば、"d:\database"(1階層)とは指定せずに、"d:\to\database"(2階層)のように指定してください。

  • データベースの各ファイル用のパス名にリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。

attachment_path

サービスごとの添付ファイル用データベースの格納ディレクトリ名です。サービスのインストール時に設定します。[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、"C.4 サービスのセットアップ"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

attachment_path = サービス名,格納ディレクトリ名

注意

  • データベースの各ファイル用のパス名は、2階層以上を指定してください。たとえば、"d:\database"(1階層)とは指定せずに、"d:\to\database"(2階層)のように指定してください。

  • データベースの各ファイル用のパス名にリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。

icache

サービスごとのインデックス用キャッシュサイズです。キャッシュサイズが大きくなれば、データベースへのアクセス速度が早くなります。しかし、大きな値を設定するとメモリ不足が発生するため、メモリの空き容量を確認して値を決定してください。

本パラメータは、[to config]コマンドで変更できます。キャッシュサイズの変更についての詳細は"第6章 サービスの管理"の各サービスの節を、[to config]コマンドでの本パラメータの変更方法については、"C.4 サービスのセットアップ"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

icache = サービス名,インデックスキャッシュサイズ

ocache

サービスごとのデータファイル用オブジェクトキャッシュのサイズです。本製品では、本パラメータの設定は不要です。ただし、旧製品からの移行でocacheパラメータを設定している場合の動作は変更ありません。

volume_check_interval

統計情報モニタ(詳細は"14.8.2 統計情報の監視"を参照)で表示されるデータベースサイズを計算する間隔を指定します。

本パラメータは、テキストエディタを使用して設定します。

<設定形式>

volume_check_interval = 数値