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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.6.4 インターネットメールの送信

TeamWARE Mailアプリケーションからインターネットアドレスへメールを送信する手順は、ほかのTeamWARE Mailユーザにメールを送信する場合と同様です。

インターネットアドレスにメールを送信するには、宛先に相手のインターネットアドレスを直接指定するか、個人用アドレス帳の私用エントリまたは共用ディレクトリの外部エントリから、ユーザのエントリを選択します。"8.6.2 個人用アドレス帳への私用エントリの作成"および"8.6.3 共用ディレクトリへの外部エントリの定義"で解説しているように、このユーザのエントリには定義済のインターネットアドレスがあり、好みの配達方法はインターネットになっています。

TeamWARE Mailアプリケーションでは、メッセージテキストにRTF(Rich Text Format)を使用して送信できます。しかし、インターネットメールの宛先となるユーザが使用しているMIME対応メールプログラムのほとんどは、RTFメッセージのメールを表示できません。そのため、メール送信時にRTFはテキストのみの形式に変換されます。このとき、メッセージテキストに貼り付けられたオブジェクト(画像やファイルなど)は"/?/"に置き換えられます。

表題やメッセージテキストに半角カタカナがある場合は、全角カタカナに変換されます。(全角カタカナに変換されないように設定することもできます。"8.4.3 MIMEゲートウェイオプションの変更"の"ヘッダ情報"の"文字コード種別"を参照してください。)

添付ファイルについては、以下に記述してある"添付ファイルの送信"を参照してください。メールの状態については、以下に記述してある"配達状態"を参照してください。

添付ファイルの送信

MIMEゲートウェイは、MIMEエンコーディングを使用して添付ファイルを自動的にエンコードします。この機能により、どんなタイプの添付ファイルでも送信可能となります。ビデオ画像などのバイナリファイルや、表計算ソフトやワープロソフトで作成したファイル、画像や実行ファイルなどを送ることができます。

ほとんどの場合、添付ファイルの送信先となる宛先のユーザは、MIME対応メールプログラムを使用していると思われます。つまり、受信時に添付ファイルは自動的にデコードされることになります。

MIME対応メールプログラムを、インターネットメールの宛先となるユーザが使用していなくても、バイナリの添付ファイルを送信できます。ただし、ファイルを7ビットASCIIにエンコードする必要があります。

7ビットASCIIにエンコードするには、送信する添付ファイルの文書種別を"UUC文書"に変更して送信します。MIMEゲートウェイでは、添付ファイルの文書種別に"UUC文書"が指定された場合、その添付ファイルをuuencodeして送信します。

配達状態

TeamWARE Mailアプリケーションからインターネットアドレスにメールを送信すると、メールの配達状態に関する情報は、以下の5種類になります。

なお、送信時の詳細情報の指定については、"グループウェア機能 利用者ガイド"およびTeamWARE Mailアプリケーションのオンラインヘルプを参照してください。

注意

DSN(Deliver Status Notifications)とは、RFC1891(SMTP Service Extension for Delivery Status Notifications)、RFC1892(The Multipart/Report Content Type for the Reporting of Mail System Administrative Messages)、RFC1893(Enhanced Mail System Status Codes)、RFC1894(An Extensible Message Format for Delivery Status Notification)で規定されたインターネットメールの配達状態通知機能です。

MDN(Message Disposition Notifications)とは、RFC2298(An extensible message format for message disposition notifications)で規定されたインターネットメールの受取確認通知機能です。