利用者数やサービスの利用頻度が増加し、シングルサーバでは処理能力が不足するようになった場合、新たにアプリケーションサーバを追加して、マルチサーバ構成へ移行できます。追加したサーバに、新たなユーザやサービスを追加することにより、サーバの負荷を分散させることができます。
アプリケーションサーバは、最大254台まで接続できます。
アプリケーションサーバを追加する場合、以下の点に留意してください。
MIMEゲートウェイを別のアプリケーションサーバに移動する場合は、関連する通信ソフトウェアの移動も必要です。また、通信相手先システムのネットワーク定義の変更も必要です（移動するサーバと通信しているすべての相手先システムのネットワーク定義を、移動後のサーバの定義に変更する作業が必要です）。
アプリケーションサーバを追加する場合、サーバの追加ライセンスを購入する必要があります。
アプリケーションサーバを追加したあとに、ディレクトリサーバの再起動が必要です。
シングルサーバ構成時にホスト名やIPv4のIPアドレスを使ったURLでTeamWARE Office Webサービスにアクセスしていた場合は、DNSに各TeamWAREサーバ名を登録し、サーバマシン、およびクライアントマシンがDNSを利用してTeamWAREサーバの完全修飾ドメイン名(ホスト名.ドメイン名)を解決できるようにしておくことを強くお勧めします。クライアントマシンがTeamWAREサーバの完全修飾ドメイン名を解決できないと、マルチサーバ環境での認証情報の引き継ぎが行えず、複数回認証が必要になることがあります。マルチサーバでの詳細な注意事項については、"12.1.4 Webサービス利用時の留意事項"の"マルチサーバ環境における留意事項"を参照してください。
