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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

はじめに

このたびは、Teamware Collaboration Suite V2.0をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。
Teamware Collaboration Suite V2.0は、各種情報の管理、共用、配布を行い、オフィスの知的生産性を向上させる分散型オフィスシステムです。

本書では、以下のように表記しています。

Teamware Collaboration Suite V2.0 グループウェア機能を、TeamWARE Officeと表記します。なお、本文中の"本製品"という記述はTeamware Collaboration Suite V2.0L11を、"旧製品"という記述は、TeamWARE Office V5、およびTeamWARE Office 200X V1.0、V2.0、V3.0、およびTeamware Collaboration Suite V1.0、V2.0L10を指します。

オペレーティングシステム名を以下のように略して表記します。

Microsoft® Windows® XP Home Edition、および
Microsoft® Windows® XP Professional Editionを総称して、
Windows® XPと略します。

Windows Vista® Home Basic、
Windows Vista® Home Premium、
Windows Vista® Business、
Windows Vista® Enterprise、および
Windows Vista® Ultimateを総称して、
Windows Vista®と略します。

Windows® 7 Home Basic、
Windows® 7 Home Premium、
Windows® 7 Professional、
Windows® 7 Enterprise、および
Windows® 7 Ultimateを総称して、
Windows® 7と略します。

Windows® 8、
Windows® 8 Pro、および
Windows® 8 Enterpriseを総称して、
Windows® 8と略します。

上記を総称してWindows®と略します。

Microsoft® Windows Server® 2008 Standard、
Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise、
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Standard、および
Microsoft® Windows Server® 2008 R2 Enterpriseを総称して、
Windows Server® 2008と略します。

Microsoft® Windows Server® 2012 Standardを、
Windows Server® 2012と略します。

上記を総称してWindows Server® と略します。

Teamware Officeのインストール媒体については、CD-ROMを前提に記述していますが、ご使用の媒体がDVD-ROMの場合には、CD-ROMの部分をDVD-ROMと読み替えてください。

2013年2月

登録商標について

このマニュアルの使いかた

このマニュアルの目的

このマニュアルは、TeamWARE Officeの運用や管理について説明しています。

このマニュアルの読者

このマニュアルは、TeamWARE Officeのシステム管理を行う方を対象としています。また、LANに関するひととおりの知識をもっている方を対象としています。

このマニュアルの構成

このマニュアルの構成と内容は、以下のとおりです。

章タイトル

内容

第1章 TeamWARE Officeとは

TeamWARE Officeを構成するクライアントとサーバの概要や、動作するアプリケーションの機能概要について説明しています。

第2章 システム構成の計画

TeamWARE Officeサイトの構築方法に関するガイドラインについて説明しています。

第3章 インストールと削除

TeamWARE Officeのインストールと削除の作業について説明しています。

第4章 TeamWARE Officeの起動と停止

TeamWARE Officeの起動と停止について説明しています。

第5章 ユーザの管理

Directoryを使ったユーザの管理について説明しています。

第6章 サービスの管理

全般的なサービスの運用管理について説明しています。

第7章 メッセージルータの管理

メッセージルータのサイト間接続について説明しています。

第8章 MIMEゲートウェイの管理

MIMEゲートウェイのインストール後の設定と管理について説明しています。

第9章 POP3サービスの管理

POP3サービスの管理について説明しています。

第10章 エンタープライズの管理

エンタープライズの管理について説明しています。

第11章 IMAP4サービスの管理

IMAP4サービスの管理について説明しています。

第12章 Webサービスの管理

Webサービスの管理について説明しています。

第13章 ウイルスチェックの管理

サーバウイルスチェック機能の導入手順と管理について説明しています。

第14章 TeamWARE Officeの保守

TeamWARE Officeの保守について説明しています。

第15章 データベースの保全

データベースの退避、復元、圧縮について説明しています。また、差分バックアップ/リストアユーティリティについて説明しています。

第16章 長期運用時のシステムの管理

TeamWARE Officeを長期運用する場合の注意事項について説明しています。

第17章 MailArchiveゲートウェイの管理

MailArchiveゲートウェイのインストール後の設定と管理について説明しています。

付録A 資源移動ユーティリティ

TeamWARE Officeサーバの資源をほかのサーバに移動することについて説明しています。

付録B Directoryユーティリティ

Directoryユーティリティについて説明しています。

付録C [to config]コマンド

[to config]コマンドを使用して、
TeamWARE Officeの構成情報を変更する方法について説明しています。

付録D サーバのネットワークアドレスの変更

TeamWARE Officeサーバのネットワークアドレスの変更方法について説明しています。

付録E [to]コマンドのメッセージ

[to]コマンドの出力するメッセージについて説明しています。

付録F [to.ini]ファイル

[to.ini]ファイルについて説明しています。

付録G 組織再編成ユーティリティ

組織再編成ユーティリティの機能と操作について説明しています。

付録H toxdconfツール

toxdconfツールについて説明しています。

付録I エンタープライズシステムの構築作業例

エンタープライズシステムのインストールから各種の環境設定までの作業手順を、例をあげて説明しています。

付録J [tximport]コマンド

外部のLDAPディレクトリ情報をTeamWARE Officeディレクトリへ登録/更新するためのtximportコマンドについて説明しています。

付録K 外部LDAPサーバを使用したユーザ認証

外部のLDAPサーバを使用してTeamWARE Officeのユーザ認証を行う方法について説明しています。

付録L TeamWARE Officeのセキュリティ対策

セキュリティを考慮した、TeamWARE Officeの構築や運用について説明しています。

付録M 管理者用ツール

TeamWARE Officeの保守作業で使用する、管理者用ツールとその使いかたについて説明しています。

付録N [toactive]コマンド

[toactive]コマンドの機能と操作方法について説明しています。

付録O Web AdminメニューとWindows®クライアントとの機能比較

WebサービスのAdminメニューとWindows®クライアントの管理者機能の違いについて説明しています。

付録P Mailサービスのチューニング

Mailサーバの運用を改善するために利用可能なチューニング機能について説明しています。

付録Q Calendarサービスのチューニング

Calendarサーバの運用を改善するために利用可能なチューニング機能について説明しています。

付録R 外部LDAPサーバの管理

エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバを使用する場合の項目ついて説明しています。

付録S 運用上の注意事項

TeamWARE Officeサーバを、運用するときの注意事項について説明しています。

付録T IPv6ネットワーク環境における運用について

TeamWARE OfficeがサポートするIPv6ネットワーク環境と留意事項について説明しています。

用語集

このマニュアルで使用している基本的な用語について説明しています。

このマニュアルの読みかた

このマニュアルは、最初から最後まで読む必要はありません。必要な箇所や関心のある箇所だけをお読みください。使用目的と読む箇所の対応表を、以下に示します。

目的

読むところ

TeamWARE Officeを使うと、どんなことができるのか知りたい。

1章

TeamWARE Officeとは

TeamWARE Officeを構築したい。

2章

10章

システム構成の計画

エンタープライズの管理

TeamWARE Officeを起動、停止したい。

4章

TeamWARE Officeの起動と停止

システムコマンドに関する情報がほしい。

14.9

システムコマンド

インターネットとのメールのやりとりに関する設定をしたい。

8章

9章

11章

MIMEゲートウェイの管理

POP3サービスの管理

IMAP4サービスの管理

メールを長期保存したい、またはメールの監査をしたい。

17章

MailArchiveゲートウェイの管理

WebブラウザからTeamWARE Officeを利用するための情報がほしい。

12章

Webサービスの管理

ウイルスチェックをしたい。

13章

ウイルスチェックの管理

TeamWARE Officeの保守作業をしたい。

14章

15章

付録M

TeamWARE Officeの保守

データベースの保全

管理者用ツール

TeamWARE Officeを長期運用したい。

16章

長期運用時のシステムの管理

資源をバックアップしたい。

15章

データベースの保全

資源を移動したい。

付録A

資源移動ユーティリティ

所属する組織を変更したい。

付録G

組織再編成ユーティリティ

[to]コマンドの出力するメッセージの意味を知りたい。

付録E

[to]コマンドのメッセージ

[to.ini]ファイルについて知りたい。

付録F

[to.ini]ファイル

エンタープライズシステムの構成情報を変更したい。

付録H

toxdconfツール

エンタープライズシステムの構築作業全体の流れについて知りたい。

付録I

エンタープライズシステムの構築作業例

外部のLDAPディレクトリ情報をTeamWARE Officeディレクトリへ登録/更新したい。

付録J

[tximport]コマンド

外部のLDAPサーバを使用して、ユーザ認証を行いたい。

付録K

外部LDAPサーバを使用したユーザ認証

SMTPレスポンダへの接続制限をしたい(SPAMメールなどへの悪用防止)。

8.8項

外部からの接続制限

TeamWARE Officeを外部ネットワークに接続するので、セキュリティ対策をしたい。

付録L

TeamWARE Officeのセキュリティ対策

Mailサーバの運用を改善したい。

付録P

Mailサービスのチューニング

Calendarサーバの運用を改善したい。

付録Q

Calendarサービスのチューニング

専門用語に関する情報がほしい。

用語集

関連マニュアル

このマニュアルを利用される際には、以下のマニュアルを併せてご利用ください。

このマニュアルでの記述形式

このマニュアルでは、以下の記述形式を使用しています。

注意事項や参考情報

特に注意していただきたいことや参考情報は、以下の形式で記述してあります。

[  ]の使用

ウィンドウ、メニュー、コマンド、ボタン、タブ、コンボボックス、ページ、フィールド、チェックボックス、キーは[  ]でくくって記述してあります。

例)
[詳細情報]ウィンドウ
[表示]メニュー
[サービスで並べ替え]コマンド
[OK]ボタン
[フォント]タブ
[到着]コンボボックス
[F1]キー
[接続]ページ
[ログインサーバのアドレス]フィールド
[標準設定として使用]チェックボックス

このマニュアルの注意事項