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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能インストールガイド

2.1.2 必要なハードディスク容量

TeamWARE Officeのサーバソフトウェアをインストールする場合に必要なディスク容量は、約180(MB)ですが、運用を続けていくうちに各種ログファイル等の資源が増加していきます。そのため、ディスク容量は、約500(MB)見積ってください。また、各サービスのデータベース用のディスク、たとえばメール文書やカレンダー予約の情報を格納するためのディスクや、一時的に作業用に使用するディスクが必要となります。

各サービスのデータベース用ディスク容量や作業用ディスク容量は、サーバに保管する情報量や運用形態によって異なります。以下にサービスごとに必要なデータベースのディスク容量について説明します。

Directory

グループやユーザ詳細情報など、共用ディレクトリに保管するエントリの数により変動します。最低でも70(MB)の容量を確保しておくことをお勧めします。

Mail

Mailサービスでは、メールの平均送受信数、保存期間、平均添付ファイルのサイズによって、必要なディスク容量が決まります。

Library

Libraryサービスでは、文書と添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。

Forum

Forumサービスでは、フォーラムメッセージと添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。

Calendar

Calendarサービスでは、スケジュールの予約と添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。

Task

Taskサービスでは、タスクと添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。

Notifier

特に必要ありません。

メッセージルータ

特に必要ありません。

MIMEゲートウェイ

送受信するメールを一時的に保管する作業領域が必要です。

POP3サービス

特に必要ありません。

IMAP4サービス

IMAP4クライアントから取り出されるメールを一時的に保管するディスク容量が必要です。

Webサービス

キャッシュ等に使用する作業用のディスク容量、Webサービス用のメールの署名と個人メモの保管に使用するディスク容量が必要です。

MailArchiveゲートウェイ

メールアーカイブシステムに渡すメールを一時的に保管する作業領域が必要です。

サービスごとのハードディスク見積り式を以下の表に示します。なお、情報量の増加を考慮して、ディスク容量を余分に確保しておくことをお勧めします。

表2.1 ハードディスク見積り式

サービス名

見積り式

容量最低推奨値(MB)

サーバソフトウェア

500(MB)

500

Directory

容量(MB)=エントリ(ユーザ+グループ+外部ユーザ)数× 0.0025注1

+ ユーザ数 × フォーラム数 × 0.0003

70

Mail

[MIMEメッセージ保存オプションを使用しない場合]
  個人メールボックス最大サイズ = (1日あたりのメール受信数
  +  1日あたりのメール送信数)× 1通あたりのメール文書サイズ × 圧縮率2 × 保存日数

[MIMEメッセージ保存オプションを使用する場合]
  個人メールボックス最大サイズ = (1日あたりのメール受信数
  +  1日あたりのメール送信数)× 1通あたりのメール文書サイズ × 圧縮率2 × 1.5 × 保存日数

容量(MB) = 個人メールボックス最大サイズ(MB) × ユーザ数 + 2

※MIMEメッセージ保存オプションについては、"グループウェア機能 管理者ガイド"を参照してください。

10

Library

ライブラリサイズ = 1ライブラリ文書登録数
  × 平均添付ファイルサイズ × 圧縮率2

容量(MB) = ライブラリサイズ(MB) × ライブラリ数 + 2

10

Forum

フォーラムサイズ = 1日平均登録数 × 平均添付ファイルサイズ
  × 圧縮率2× 保存日数

容量(MB) = フォーラムサイズ(MB) × フォーラム数 + 2

10

Calendar

カレンダーサイズ = (1日あたりの予約する数
  + 1日あたりの予約される数) × 1予約あたりの文書サイズ × 圧縮率2 × 保存日数

容量(MB) = カレンダーサイズ(MB) × カレンダー数3 + 2

10

Task

個人タスクサイズ = (1日あたりの依頼する数  + 1日あたりの依頼される数) × 1タスクあたりの文書サイズ × 圧縮率2 × 保存日数

容量(MB) = 個人タスクサイズ(MB) × ユーザ数 + 2

10

MIMEゲートウェイ

容量(MB)4 = 3 × メールの平均文書サイズ(MB) × 1日に処理するメールの数

10

IMAP4

サービス

容量(MB)4 = 2 × メールボックスの平均サイズ(MB)× 同時利用者数

10

Webサービス

容量(MB) = (ライブラリのキャッシュサイズ + フォーラムのキャッシュサイズ + カレンダーのキャシュサイズ + 個人メモの格納サイズ + メールの署名の格納サイズ) ÷ 10242

ライブラリのキャッシュサイズ = la × ( (300 + lb) × lc) + (200 + ld)
フォーラムのキャッシュサイズ = fa × ( (300 + fb) × fc) + (200 + fd)
カレンダーのキャッシュサイズ = ca × ( (300 + cb) × cc)
個人メモのキャッシュサイズ = b × u
メールの署名の格納サイズ = s × u
la:キャッシュのタイムアウト5までにアクセスされるライブラリ数
lb:フォルダ内の平均ドキュメントサイズ(Byte)
lc:フォルダ内の平均ドキュメント数、ld:サブフォルダ数
fa:キャッシュのタイムアウト5までにアクセスされるフォーラム数
fb:フォーラム内の平均メッセージサイズ(Byte)
fc:フォーラム内の平均メッセージ数、fd:サブフォーラム数
ca:キャッシュのタイムアウト5までにアクセスされるカレンダー数
cb:カレンダー内の平均予約サイズ(Byte)
cc:カレンダー内の平均予約数
b:1人あたりの個人メモの格納サイズ(Byte)6
s:1人あたりのメールの署名の格納サイズ(Byte)7
u:ユーザ数

130

MailArchiveゲートウェイ

容量(MB)4 = (1日あたりのメール受信数 + 1日あたりのメール送信数) × 1通あたりのメール文書サイズ × 2 × ユーザ数

10

FJSVcir (CIRuntime Application)注8

150(MB)

150

注1

:

エントリの情報量により異なりますが、目安値は2.5(KB)です。

注2

:

圧縮率は添付ファイルの種類により異なりますが、目安値は0.6です。

注3

:

個人カレンダーと設備カレンダーの合計を示します。

注4

:

サーバソフトウェアをインストールするハードディスクに確保する必要があります。

注5

:

TeamWARE Officeのインストールディレクトリにあるhttp.iniファイルの[Cache]セクションで、Timeキーに指定した時間(秒)です。

注6

:

ユーザにより異なりますが目安は15,000バイトです。

注7

:

ユーザにより異なりますが目安は400バイトです。

注8

:

富士通ミドルウェア製品のインストール定義ファイル(xml)を解析し、その定義に基づいてソフトウェア製品を適用システムに配備するためのランタイムアプリケーションです。富士通ミドルウェア製品のインストール情報を管理し、その情報を参照および製品のアンインストーラを起動するための管理機能を持っています。