Linkexpress トラブル初期調査資料採取コマンド使用手引書
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第2章 資料採取について

2.1 資料採取の留意事項

トラブル発生時の資料採取について、以下の点にご留意ください。

■採取タイミングは、トラブル発生後、できるだけ早く

本書で説明している調査資料採取コマンドは、再現時のトレース機能ではありません。トラブル事象発生後、内部ログ情報や出力メッセージ情報等を収集する機能です。

トラブル発生より時間が経過してから資料採取した場合は問題発生時間の内部ログが残っていない可能性があります。また、Linkexpressサーバを停止後に資料採取した場合、必要な共有メモリ情報、gcore情報(Solarisのみ)等が採取できません。

このため、調査資料採取タイミングはトラブル発生後、できるだけ早く採取してください。

■ファイル転送双方のシステムで調査資料採取が必要です

Linkexpressサーバはファイル転送を実施するため、Aシステム側でエラーメッセージが出力された場合でも、相手Bシステム側のエラーが原因の場合があります。このため、ファイル転送双方のシステムで調査資料を採取してください。

なお、あらかじめLinkexpressサーバの動作システム上で調査資料採取コマンドを実行し、CPU使用量および使用ファイルサイズを確認していただくことを推奨します。


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