機能説明
本コマンドは、収集したインベントリ情報をCS/DSに取り込むために使用します。
本コマンドを使用してインベントリ情報を取り込むことによって、他製品やコマンドモードCTで収集したインベントリ情報をSystemwalker Desktop Patrolで管理できます。
記述形式
InvSend.exe | 製品略称名 [フォルダ名] |
オプション
以下の製品略称名を指定してください。
製品略称名 | 連携製品名 | 連携方法 |
---|---|---|
CMGR | Systemwalker Centric Manager | 自動 |
CSV | CSVファイル連携インタフェース | CSVデータフォーマットファイル |
CT | コマンドモードCT | コマンドモードCT出力ファイル |
Systemwalker Centric Managerから取り込むインベントリ情報(hard.csv、soft.csv)が格納されているフォルダ名を絶対パスで指定します(ファイル名は含みません)。
本オプションは、製品略称名に「CMGR」を指定した場合で、Systemwalker Centric Managerと非同居型の連携を行っている場合のみ指定できます。
復帰値
0:正常終了
1:異常終了
2:Syntaxエラー、または環境定義エラー
コマンド格納場所
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administrator権限が必要です。
CS/DSで実行します。
本コマンドはシステム管理者が実行します。
注意事項
手動でインベントリ情報の収集を行う場合は、[他製品連携-環境設定]で[常駐プロセスとして起動]を[しない]に設定する必要があります。
連携方法でファイルを経由する以下のものは、[他製品連携-環境設定]で[インベントリ情報格納パス]の設定が必要です。
製品名/形式 | 格納パスの設定 |
---|---|
CSVファイル連携インタフェース | 格納先フォルダパス ファイル名の指定 |
コマンドモードCT | 格納先フォルダパス |
Systemwalker Centric Managerの場合、初期設定ではクライアントのみがインベントリ情報の収集対象となっています。サーバのインベントリ情報も収集するには、以下のファイルを編集してください。
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\env\FJSVsbiis.ini |
上記ファイルの「#CollectNode=all」のコメント(#)を削除してください。
これにより、Systemwalker Desktop Patrolが同居しているサーバのインベントリ情報も取り込まれますので、Systemwalker Centric Managerの設定で、Systemwalker Desktop Patrolが同居しているサーバのインベントリ情報を収集しない設定に変更してください。
コマンドモードCTの場合、インベントリ情報ファイルは、送信後に格納フォルダからなくなります。何らかの理由で、インベントリ情報が送信できなかった場合は、そのまま格納フォルダに残ります。
使用例
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbiis\bin\invSend.exe" CT |
実行結果/出力形式
メインメニューの[PC情報]画面で参照ください。
処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.4.5 他製品連携インベントリ収集コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。
ログ情報
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbiis\log配下に以下のログファイルが生成されます。
InvCollectXXX.log(※コマンドモードCTでは生成されません。)
InvSendXXX.log
※XXXは、製品略称名です。