機能説明
CTにおける以下の機能を有効/無効にします。
CTのサービス停止抑止機能
CTのアンインストール抑止機能
CTの接続サーバ変更抑止機能
CT稼働状況ログの収集機能
本コマンドはCS上で実行することでポリシーに反映を行います。CTでは、変更されたポリシーを受信し反映が行われると、各機能の有効化/無効化が行われます。
本コマンドを実行した場合、導入済みのすべてのサーバ(CS、DS)配下のCTへ情報の反映を行います。
記述形式
CTPolicy.exe | [-service.cannot.stop {on|off}] |
CTPolicy.exe | {-h|-help} |
オプション
各オプションは大文字/小文字のどちらでも動作します。
サービス停止抑止機能を有効/無効にします。
機能を有効にします。
機能を無効にします(初期値)。
アンインストール抑止機能を有効/無効にします。
機能を有効にします。
機能を無効にします(初期値)。
“on”を指定した場合は、アンインストール抑止機能で使用するパスワードの設定を行います。パスワードは入力確認用に2回設定します。
パスワードは、4桁~12桁の半角英数字、および以下の半角記号で指定します。なお、英字については大文字と小文字が区別されます。
「-」、「=」、「*」、「+」、「'」、「@」、「~」、「(」、「)」、「&」、「$」、「#」、「!」、「?」、「%」、「.」、「,」、「/」、「:」、「;」、「`」、「[」、「]」、「|」、「<」、「>」、「{」、「_」、「}」
接続先サーバ名変更抑止機能を有効/無効にします。
機能を有効にします。
機能を無効にします(初期値)。
CT稼働状況ログの収集機能を有効/無効にします。
機能を有効にします(初期値)。
機能を無効にします。
本コマンドの使用方法を標準出力に出力します。
復帰値
0:正常終了
0以外:異常終了
コマンド格納場所
CSの以下のフォルダ
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administrator権限が必要です。
本コマンドはCSで実行する必要があります。
注意事項
Systemwalker Desktop Patrolのサービス(ITBudgetMGR(INV))を停止する必要はありません。
アンインストール抑止機能のパスワードを変更する場合は、再度、-cannot.uninstall onオプションを指定してパスワードを設定してください。後から設定したパスワードが有効になります。
-edit.primaryserver、-collect.ctlogオプションについては、CS/DSにインストールされるCTにも有効です。
使用例
サービス起動抑止機能を有効にします。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\CTPolicy.exe" -service.cannot.stop on |
アンインストール抑止機能を有効にします。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\CTPolicy.exe" -cannot.uninstall on |
アンインストール抑止機能で使用するパスワードを2回指定します。
入力したパスワードは、“*”で表示され、格納時には暗号化されます。
接続サーバ変更抑止機能を有効にします。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\CTPolicy.exe" -edit.primaryserver on |
接続サーバ変更抑止機能を無効にします。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\CTPolicy.exe" -edit.primaryserver off |
CT稼働状況ログの収集機能を無効にします。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\CTPolicy.exe" -collect.ctlog off |
接続サーバ変更抑止機能とCT稼働状況ログの収集機能の両方の機能を無効にします。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\CTPolicy.exe" -edit.primaryserver off -collect.ctlog off |
本コマンドの使用方法を標準出力に出力します。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\CTPolicy.exe" -help |
実行結果/出力形式
コマンドが正常に実行された場合は、以下のメッセージが出力されます。
Command execution succeeded. |
処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.1.8 クライアント抑止機能で出力するメッセージ”を参照してください。