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Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイド
Systemwalker

6.3.1 テナント単位で扱うデータの退避/復元

テナント単位にデータの退避/復元を行う方法について説明します。

6.3.1.1 テナント単位のデータ退避手順

  1. メインメニューを開いている場合はログアウトし、終了します。

  2. CSで World Wide Web Publishing Service サービスを停止します。

  3. CSで ITBudgetMGR(INV)サービスを停止します。

    ITBudgetMGR (INV)を停止しても、プロセスが動作中のまま残っている場合があります。[Windowsタスクマネージャ]画面のプロセスタブから、“退避/復元で停止する必要があるプロセス”に示すプロセスが動作していないことを確認してください。

  4. SWDTP_dbbk.exeコマンドを使用して退避を行ってください。
    その際、/xオプションで退避するテナントを指定してください。

    SWDTP_dbbk.exe バックアップファイル格納ディレクトリ /xテナント識別子

  5. 以下のフォルダ配下のファイルを退避(コピー)を行います。

    ディレクトリ/ファイル

    [IISホームディレクトリ]\wwwroot\DTP\CT\[テナント識別子] 配下すべて

    [DTPインストールディレクトリ]\FJSVsbinv\Etp\[テナント識別子] 配下すべて

    [DTPインストールディレクトリ]\FJSVsbtrs\data\tenant\[テナント識別子]配下すべて

  6. CSで ITBudgetMGR (INV)サービスを開始します。

  7. CSで World Wide Web Publishing Service サービスを開始します。

退避/復元で停止する必要があるプロセス

6.3.1.2 テナント単位のデータ復元手順

  1. メインメニューを開いている場合はログアウトし、終了します。

  2. CSで World Wide Web Publishing Service サービスを停止します。

  3. CSで ITBudgetMGR (INV)サービスを停止します。

    ITBudgetMGR (INV)を停止しても、プロセスが動作中のまま残っている場合があります。[Windowsタスクマネージャ]画面のプロセスタブから、“退避/復元で停止する必要があるプロセス”に示すプロセスが動作していないことを確認してください。

  4. テナントの復元を行います。復元は、SWDTP_dbrs.exeコマンドで行います。
    その際、/xオプションで退避するテナントを指定してください。

    SWDTP_dbrs.exe バックアップファイル格納ディレクトリ /xテナント識別子

  5. 退避したデータの復元(コピー)を行います。なお、復元を行う場合は、復元先の、上記の表にある「~配下すべて」をいったんすべて削除してから復元を行ってください。

  6. ファイル/フォルダにインターネットゲストアカウントのアクセス権を設定します。

    コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。右クリックのメニューで「管理者として実行」を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。

    cacls “[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\Log” /E /G [インターネットゲストアカウント]:F

    cacls “[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\TMP” /E /G [インターネットゲストアカウント]:F

    cacls “[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\dtp.ini” /E /G [インターネットゲストアカウント]:C

    cacls “[IISホームディレクトリ]\Scripts\DTP\dtpa.ini” /E /G [インターネットゲストアカウント]:C

    cacls “[IISホームディレクトリ]\wwwroot\DTP\dtk” /E /G [インターネットゲストアカウント]:F

    cacls “[Systemwalker Desktop Patrolインストールディレクトリ]\common” /T /E /G [インターネットゲストアカウント]:R

    cacls “[Systemwalker Desktop Patrolインストールディレクトリ]\common” /T /E /G [インターネットゲストアカウント]:W

    cacls “[Systemwalker Desktop Patrolインストールディレクトリ]\BNServ\data\dtp_config” /E /G [インターネットゲストアカウント]:C

    [インターネットゲストアカウント]は、IUSR です。

  7. ファイル/フォルダに、USERS グループのアクセス権を設定します。

    コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。右クリックのメニューで「管理者として実行」を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。

    cacls “[IISホームディレクトリ]\wwwroot\DTP\disposal” /T /E /G USERS:C

  8. CSで ITBudgetMGR (INV)サービスを開始します。

  9. CSで World Wide Web Publishing Service サービスを開始します。

  10. 退避前に[イベント設定]画面で通知スケジュールを設定していた場合は、「Systemwalker Desktop Patrol CS」で[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[イベント設定]を選択し、[イベント設定]画面で[登録]ボタンをクリックしてください。