ACのインストール方法について説明します。
インストール前の確認事項
インストールを行う前に以下のプログラムを停止してください。
ウイルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”の“動作環境”を参照して、“混在運用できない製品”を確認してください。
“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“ポート番号一覧”を参照して、使用するポート番号を確認してください。
「Desktop Patrol CS」と「Desktop Patrol AC」間で使用するポート番号を変更する場合、ポート番号を変更したあと、[環境構築]画面を起動してください。接続に失敗したことを示すメッセージが表示されるので、[接続先サーバ名]の設定を確認して、[OK]ボタンをクリックしてください。
ACでは、Microsoft® Excelが必須となります。Microsoft® Excelがインストールされているかを確認してください。使用できるMicrosoft® Excelについては、“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”の“必要なソフトウェア”を参照してください。
また、Microsoft® Excelをインストールする際は、オプションのVisual Basic for Applicationsのインストールも必須です(デフォルトではインストールされます)。
インストールする
ACをインストールする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”を参照してください。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「ACインストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「インストールフォルダ選択」画面が表示されます。ただし、上書きインストール時には、本手順は不要です。手順6.に進んでください。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、変更する場合、Windowsの有効なフォルダ名として、64バイトまで設定できます。
「データベースのインストールフォルダ選択」画面が表示されます。ただし、上書きインストール時や、すでにデータベース関連プログラムがインストールされている場合には、本手順は不要です。手順6.に進んでください。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
なお、変更する場合、以下の文字以外の、Windowsとして有効な96バイトまでのフォルダ名を設定できます。
設定できない文字:「(空白)」「\\\\」「/」「:」「;」「,」「*」「?」「\”」「<」「>」「|」
「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。
注意
データ実行防止に関する画面が表示された場合
「Desktop Patrol AC」をインストールするOSが、「Microsoft® Windows® XP Professional Service Pack 2/3」または「Microsoft® Windows® XP Home Edition Service Pack 2/3」の場合、Windowsのデータ実行防止(DEP)機能により、以下の画面が表示されることがあります。
この画面が表示された場合、以下の手順で「F3CWDELA.EXE」プログラムをデータ実行防止(DEP)機能の対象から外してください。なお、2回目以降は、上記画面は表示されません。
[システムのプロパティ]画面の[詳細設定]タブのパフォーマンス欄の[設定]ボタンをクリックして、[パフォーマンスオプション]画面を表示します。
[パフォーマンスオプション]画面の[データ実行防止]タブを選択します。
DEPを無効にするプログラム一覧に以下を追加します。
Symfoware Clientインストールディレクトリ\ODOS\bin\F3CWDELA.EXE
ただし、データベースのインストールディレクトリを前回とは異なるディレクトリにした場合、データ実行防止機能で前回登録した「F3CWDELA.EXE」プログラム」を削除して、再度登録しなおしてください。本処理を行わない場合、環境構築ウィザードでアプリケーションエラーになることがあります。
「セットアップは、正常に終了しました。」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。
なお、V5.0L10より前の「Symfoware Server クライアント機能」がインストールされているPCでは、システム再起動を促す以下の画面が表示されることがあります。
再起動を促す画面が表示された場合、環境を構築するためには、再起動してください。
項目名 | 説明 |
---|---|
[はい] | PCが再起動されます。 |
[いいえ] | PCは再起動されません。 |
PCを再起動する必要がない場合は、そのまま「CSのホスト名の設定」画面が表示されます。
PCを再起動する必要がある場合は、PCを再起動したあとに、「CSのホスト名の設定」画面が表示されます。
[CSのホスト名]を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
データベースへの接続に時間がかかる場合、処理の中止を促す画面が表示されます。この場合、しばらく待つか、処理を中止して、設定を見直してから再度実行してください。接続に時間がかかる理由としては、接続先サーバのCPU負荷が著しく高くなっているか、接続先サーバのポート番号が他製品で使用されている可能性があります。
なお、インストール作業後でも設定を変更できます。変更する場合については、“インストール後に接続先サーバの設定を変更する”を参照してください。
項目名 | 説明 |
---|---|
[CSのホスト名] | 「Desktop Patrol CS」をインストールしたPCの「IPアドレス」または「Windowsのホスト名」を設定します。 半角の英数字、および半角の記号を合わせて、18バイトまで設定できます。 なお、指定した[CSのホスト名]名は、「Desktop Patrol AC」で名前解決できる環境にしておく必要があります。 注意 IPv6で通信する場合 IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下の登録を実施し、ホスト名を入力してください。
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[OK]ボタンをクリックします。
インストール後に接続先サーバの設定を変更する
接続先サーバは、ACのインストール時に設定しています。本手順は、インストール時の設定内容を確認したい場合、または設定内容を変更する場合に実施してください。
接続先サーバを設定するための画面を起動します。
ACをインストールしたPCの[スタート]メニューから[プログラム](または[すべてのプログラム])-[Systemwalker Desktop Patrol AC]-[管理台帳の設定]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
CSのホスト名を設定します。
以下の情報を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
[CSのホスト名] | 「Desktop Patrol CS」をインストールしたPCの「IPアドレス」または「Windowsのホスト名」を設定します。 半角の英数字、および半角の記号を合わせて、18バイトまで設定できます。 なお、指定した接続先サーバ名は、「Desktop Patrol AC」で名前解決できる環境にしておく必要があります。 注意 IPv6で通信する場合 IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下の登録を実施し、ホスト名を入力してください。
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