Linkexpress クラスタシステム導入説明書
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第2章 SafeCLUSTERシステムにおける設定と運用> 2.3 Windows上の設定と運用 (運用待機)

2.3.1 サポート範囲

LinkexpressはSafeCLUSTERシステムのスタンバイ運用として以下の運用形態をサポートしています。(注1)

注1) Windows(IPF)およびWindows(x64)ではサポートしていません。
注2) 単独クラスタサービス待機モードをサポートしています。

ただし、N:1運用待機の場合は、SafeCLUSTERシステム上でのLinkexpressサーバの配置および運用に関して留意事項があります。以下に示す留意事項を考慮してシステム設計を行ってください。

◆業務サーバ間で通信を行う場合のサーバの配置について

以下の2つの条件を満たす場合、Linkexpressの業務サー間のファイル転送およびメッセージ転送ができません。

  1. SafeCLUSTER/StandardのN:1運用待機の構成として、1つのSafeCLUSTERシステム上に業務サーバを2つ以上配置する。
  2. 1.に該当する業務サーバ間で、ファイル転送またはメッセージ転送をともなう業務を運用する。

業務サーバ間で通信を行う場合は、通信を行う双方の業務サーバのうち、どちらか一方を異なるSafeCLUSTERシステム上に配置してください。

以下に上記の2つの条件について2:1運用待機のSafeCLUSTERシステムの例で示します。

◆制御サーバの配について

以下の3つの条件を満たす場合、制御サーバにログインしたLinkexpressクライアントからは、業務サーバの監視や業務定義の操作を行うことができません。制御サーバ兼業務サーバの場合も同様です。

  1. SafeCLUSTER/StandardのN:1運用待機の構成として、1つのSafeCLUSTERシステム上に制御サーバと業務サーバを配置する。
  2. 制御サーバと業務サーバを同じサーバグループに登録する。
  3. 制御サーバにログインしたLinkexpressクライアントから、業務サーバの監視や業務定義の操作を行う。

制御サーバを配置する場合、SafeCLUSTERシステム外もしくは、業務サーバを配置したSafeCLUSTERシステムとは異なるSafeCLUSTERシステム上に配置してください。

以下に上記の3つの条件について2:1運用待機のSafeCLUSTERシステムの例で示します。


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