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Interstage Service Integrator V9.4.1 リリース情報
Interstage

第1章 追加機能の概要

ここでは、以前のバージョン・レベルより追加された機能について説明します。


表記について

以下の表で追加機能一覧を示します。

項番

機能名

内容

参照マニュアル

項番

通番です。

機能名

追加機能名を示します。

内容

追加機能の内容を示します。

参照マニュアル

追加機能の情報が記載されているマニュアルの箇所を示します。

表1.1 V9.4追加機能の一覧

項番

機能名

内容

参照マニュアル

1

条件分岐機能

ISIを流れるメッセージ内の値が指定した条件に一致するかで、後続の処理を変更することができます。

ISI 解説書

  • メッセージング機能

ISI アプリケーション開発ガイド

  • 条件分岐機能を使用する場合の定義

ISI Studioヘルプ

  • 条件分岐を編集する

  • 条件分岐の情報を設定する

2

BPEL実行機能の一方向型(one-way型)

BPEL定義、およびBPEL定義から呼び出すWebサービスにおいて一方向型(one-way型)をサポートします。

ISI 解説書

  • BPEL機能

ISI 運用ガイド

  • BPEL機能の運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • BPEL機能のアプリケーション開発

ISI リファレンス

  • BPEL機能

3

Formatmanager

項目コード変換用CSV登録画面に登録できるCSVファイルの最大数を100から500に拡張します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 項目コード変換用CSV登録

4

Formatmanager

利用者プログラム画面に登録できる利用者プログラムの最大数を100から500に拡張します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 利用者プログラム登録

5

Formatmanager

複数一般フォーマット登録画面に登録できる一般フォーマットの最大数を10から100に拡張します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 複数一般フォーマット登録

6

Formatmanager

フォーマット変換設定画面において、リンクの削除は、選択された項目同士の変換設定が最適化転記のリンク1つだけの場合に実行するようにします。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • フォーマット変換設定

7

Formatmanager

フォーマット変換設定の項目設定画面に登録できる条件の最大数を10から20に拡張します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 条件設定

8

Formatmanager

項目コード変換設定(DB)において、1回の項目変換設定で、1レコード中の複数のフィールドの値を一つの文字列として取得できるようにします。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 項目コード変換設定(DB)

9

Formatmanager

DBテーブル情報登録画面に登録できるフィールドの最大数を100から1000に拡張します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • DBテーブル情報登録

10

Formatmanager

CSV定義読込みにおいて、レイアウト調整「文字コード変換(フォーマット指定なし)」に対応します。

ISI 解説書

  • 定義形式

11

MQ連携

WebSphere MQを使用したシステムと連携し、RequestResponse方式でメッセージを送受信できます。

ISI 解説書

  • サービス連携のための接続方式

ISI 導入ガイド

  • MQアダプタ利用時の設定

  • MQアダプタの追加

  • MQアダプタの削除

ISI 運用ガイド

  • MQアダプタの運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • MQアダプタ利用時の定義

ISI Studio ヘルプ

12

III連携

Interstage Information Integrator(以降、IIIと略します)が持つ多彩なデータ収集、配付機能を利用することで、大量データを一括処理する業務(バッチ業務)と連携したシステムを容易に実現できます。

ISI 解説書

  • サービス連携のための接続方式

ISI 導入ガイド

  • III連携利用時の設定

ISI 運用ガイド

  • サービス履歴

ISI アプリケーション開発ガイド

  • III連携の定義

ISI Studio ヘルプ

表1.2 V9.3追加機能の一覧

項番

機能名

内容

参照マニュアル

1

Formatmanager

COBOL COPY句読込みにおいて、COPY句が項目名とREDEFINES句の間に改行が入った状態でも、ピリオド(“.”)で終了しない行については、次行も継続していると判断するようにします。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

2

Formatmanager

COBOL COPY句読込みにおいて、COPY句に先に出てきたREDEFINES句だけでなく、後から出てくるREDEFINES句も正しく認識するようにします。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

3

Formatmanager

COBOL COPY句読込みにおいて、同一項目(01 XXX)を複数の集団項目(01 YYYと01 ZZZ)でREDEFINESに使用した場合でも、それぞれ配下の項目を適切に選択できるようにします。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

4

Formatmanager

COBOL COPY句読込みにおいて、異なる集団項目(01 XXXと01 YYY)で同じ項目名(03 AAA)がREDEFINESで使用されていても、それぞれ別ものと判断するようにします。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

5

Formatmanager

COBOL COPY句読込みにおいて、集団項目に対するREDEFINES句の対応だけでなく、単一のデータ項目に対するREDEFINES句にも対応します。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

6

Formatmanager

COBOL COPY句読込みにおいて、REDEFINES句を読込む際、以下のようなCOPY句でも「再定義」が展開できるようにします。

  • 一般項目の記述が2行に渡って記述されている。かつ、

  • その項目よりも後方にREDEFINES句がある場合

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

7

Formatmanager

COBOL COPY句読込みにおいて、「COBOL COPY句ファイルの01レベルが定義の先頭でないため処理を中止しました。」というメッセージダイアログが、FEDIT/FL-TABLEメインメニュー画面の背後に表示されてしまうことがありました。これを必ず最前面に表示するようにします。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

8

Formatmanager

Formatmanager変換機能(ISIサーバ一体型)をサポートします。また、V9.2.0までのFormatmanagerサーバはFormatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)としてサポートします。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能

ISI 導入ガイド

  • ISIサーバ基本構成のセットアップ

  • Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)

9

Formatmanager

項目コード変換(DB)機能において、Interstage Application ServerのJNDI機能を使用したDB接続をサポートします。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • DBテーブル情報登録

10

Formatmanager

FLAT→XML変換機能において、以下のXMLを出力可能にします。

  • XML宣言部を省略したXML

  • XML Schema、およびDTDを使用しないXML

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 運用登録

11

Formatmanager

H属性の最大桁数を32000に拡張します。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

12

Formatmanager

変換定義の一括登録機能において、XML用利用者プログラムを登録できるようにします。

ISI 解説書

  • インタフェース調整機能の詳細

13

Formatmanager

Formatmanagerクライアントの利用者として一般ユーザをサポートします。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

14

BPEL定義のシミュレーション

BPEL定義が呼び出すWebサービスが稼動していなくても、Webサービスの折り返し定義を作成することにより、BPEL定義の動作確認ができます。

ISI 解説書

  • BPEL機能

ISI 運用ガイド

  • BPEL機能の運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • BPEL機能のアプリケーション開発

ISI リファレンス

  • BPEL機能

15

ビジネス・プロセス実行機能の複数配備

BPEL定義を実行するためのビジネス・プロセス実行機能を、複数のIJServerクラスタ上で実行することが可能です。

ISI 導入ガイド

  • BPEL機能のセットアップ

16

BPEL実行機能のログ出力

BPEL定義の運用状況を示すログを出力することができます。

ISI 運用ガイド

  • BPEL機能の運用

17

BPEL実行機能のタイムアウト

BPEL定義ごとのタイムアウトの設定ができます。

BPEL定義全体で共通のタイムアウトの設定ができます。

また、Webサービスのタイムアウトの設定ができます。

ISI アプリケーション開発ガイド

  • ビジネス・プロセス実行環境のチューニング

18

BPEL定義の運用性向上

BPEL定義の配備/配備解除/一覧表示などを行うコマンドを追加しました。

ISI リファレンス

  • BPEL機能

19

ビジネス・プロセス実行環境の変更

ビジネス・プロセス実行環境が利用する実行基盤をJ2EEからJavaEEに変更しました。

ISI 解説書

  • BPEL機能

ISI 導入ガイド

  • BPEL機能のセットアップ

ISI 運用ガイド

  • BPEL機能の運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • BPEL機能のアプリケーション開発

20

BPELエディタの日本語化

BPEL定義の開発環境を日本語化しました。

ISI アプリケーション開発ガイド

  • BPEL機能のアプリケーション開発

21

Webアプリケーション環境定義ファイル(deployment descriptor)の作成

Webアプリケーション環境定義ファイル(deployment descriptor)をBPELエディタから作成できます。

ISI アプリケーション開発ガイド

  • BPEL機能のアプリケーション開発

22

ビジネス・プロセス実行環境の負荷分散とクラスタリングのサポート

負荷分散装置や複数のIJServerクラスタを利用して、BPEL定義の運用環境の負荷分散が可能です。

また高信頼性運用を目的としたクラスタリング構成にも対応しています。

ISI 導入ガイド

  • BPEL機能のセットアップ

23

他のISIサーバの処理に影響を与えない定義の操作

同じサーバ上で運用される他のISIサーバの処理に影響を与えることなくISI定義の追加や修正を行うことができます。

ISI 解説書

  • 他のISIサーバの処理に影響を与えない定義の操作

ISI 導入ガイド

  • 他のISIサーバの処理に影響を与えない定義の操作

ISI Studio ヘルプ

  • 他のISIサーバの処理に影響を与えない定義の操作

24

一括情報採取ツール

一括情報採取ツール(iscollectinfoコマンド)を使用して、トラブル調査資料の資料採取を行うことができます。

ISIリファレンス

  • iscollectinfo

25

グローバルサーバ連携

グローバルサーバ上のMQDキューと連携し、グローバルサーバとメッセージを送受信できます。

ISI 解説書

  • キュー間転送機能

ISI 導入ガイド

  • ISIサーバ連携構成のセットアップ(グローバルサーバ連携)

26

バックアップ・リストア

ISI資源の破壊など万一の事態が発生した場合に、バックアップした資源をリストアすることで早急に運用環境を復元することができます。

ISI 運用ガイド

  • 資源のバックアップとリストア

27

MQ連携

WebSphere MQを使用したシステムと連携し、システム間でメッセージを送受信できます。

ISI 解説書

  • サービス連携のための接続方式

ISI 導入ガイド

  • MQアダプタ利用時の設定

  • MQアダプタの追加

  • MQアダプタの削除

ISI 運用ガイド

  • MQアダプタの運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • MQアダプタ利用時の定義

ISI Studio ヘルプ

表1.3 V9.2追加機能の一覧

項番

機能名

内容

参照マニュアル

1

BPEL機能

WS-BPEL2.0に準拠した定義の開発、および定義にもとづくビジネス・プロセスを実行する機能を提供します。

ISI 解説書

  • BPEL機能

ISI 導入ガイド

  • BPEL機能のセットアップ

ISI 運用ガイド

  • BPEL機能の運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • BPEL機能のアプリケーション開発

2

Interstage Business Application Serverとの混在インストール

同一バージョン・レベルのInterstage Business Application Serverがインストールされている環境へのISIのインストールが可能です。

ISI 導入ガイド

  • 同一筐体への複数製品のインストール

3

Interstage Business Application Server、およびInterstage Job Workload Serverとの混在インストール

同一バージョン・レベルのInterstage Business Application Server、およびInterstage Job Workload Serverがインストールされている環境へのISIのインストールが可能です。

ISI 導入ガイド

  • 同一筐体への複数製品のインストール

4

簡易セットアップ

ISI統合インストーラを使用してISIをインストールする場合、以下のセットアップがインストール時に実施可能です。

  • ISIサーバの環境設定

  • メディエータファンクション定義の登録

  • SOAPの環境設定

  • CORBAの環境設定

  • ファイル監視の設定

ただし、Interstage Application Server、またはInterstage Business Application Serverがすでにインストールされている場合は、インストール時に実施できません。

ISI 導入ガイド

  • ISIサーバ機能のインストール

5

JMS-Rキュー追加作成時のメッセージ格納領域拡張

JMS-Rキューを追加時に任意のサイズでメッセージ格納領域を作成できるようになります。

ISI 導入ガイド

  • JMS-Rキューの作成

6

業務に応じたリソース調整機能の強化

以下のアダプタを複数配置することが可能です。

  • SOAPアダプタ

  • CORBAアダプタ

ISI 解説書

  • 業務に応じたリソース調整機能

ISI 導入ガイド

  • SOAPアダプタの追加

  • SOAPアダプタの削除

  • CORBAアダプタの追加

  • CORBAアダプタの削除

7

SOAPのメッセージング機能の強化

SOAPのメッセージングで以下の機能を提供します。

  • 添付ファイルが付いたSOAPメッセージの送受信

  • SOAP Faultをエラーハンドリング

ISI 解説書

  • サービス連携のための接続方式

ISI アプリケーション開発ガイド

  • SOAPアダプタ利用時の定義

8

CORBAのメッセージング機能の強化

CORBAサーバのサーバアプリケーションに接続するためのアダプタを標準提供します。

ISI 解説書

  • サービス連携のための接続方式

ISI 運用ガイド

  • CORBAアダプタの運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • CORBAアダプタ利用時の定義

9

データベース連携

ISIのシーケンスから業務で利用するデータベースと連携し、データの抽出や登録を行う機能を提供します。

ISI 解説書

  • サービス連携のための接続方式

ISI 導入ガイド

  • データベースアダプタ利用時の設定

ISI 運用ガイド

  • データベースアダプタの運用

ISI アプリケーション開発ガイド

  • データベースアダプタ利用時の定義

10

ISI運用管理コンソールセキュリティ強化

ISI運用管理コンソールのログインを、Interstage Application ServerのInterstage管理コンソールのログインと統合します。

Interstage Application Serverのユーザリポジトリを使って、ログインユーザを管理することができます。

ISI 運用ガイド

  • ISI運用管理コンソールのヘルプ

11

ISI運用管理コンソール実行モニタ機能強化

ISI運用管理コンソールの実行モニタの機能を追加します。

  • シーケンス実行状況に、全体件数の表示を追加します。

  • [インバウンドサービスエンドポイント名で表示]では、インバウンドサービスエンドポイントだけの表示に改善します。[アウトバウンドサービスエンドポイント名で表示]では、アウトバウンドサービスエンドポイントだけの表示に改善します。

  • シーケンスごとの実行状況の詳細、エラー詳細を表示します。

ISI 運用ガイド

  • ISI運用管理コンソールのヘルプ

12

ISI運用管理コンソールのダウンロードログ対象追加

ISI運用管理コンソールのログダウンロード機能で、ダウンロードできるログの対象に、トランスレーションログを追加します。

ISI 運用ガイド

  • ISI運用管理コンソールのヘルプ

13

テンプレート機能

標準的なISIのサービス連携の定義を標準テンプレートとして提供します。また、作成済みの定義セットをユーザテンプレートとして登録する機能を提供します。

ISI 解説書

  • ISI Studio

ISI Studio ヘルプ

  • テンプレートを活用して定義を作成する

14

文字コード変換強化

Formatmanagerサーバの文字コード変換機能に、JIS漢字コードとUNICODEの相互変換のバリエーションを追加します。

ISI 解説書

  • 文字コード変換

15

XMLメッセージのフォーマット変換強化

FormatmanagerサーバのXMLメッセージのフォーマット変換に、パディング文字の指定機能を追加します。

ISI 解説書

  • XML文書のフォーマット変換

16

CSV変換強化

FormatmanagerサーバのCSV変換機能に、データ項目の末尾空白を残す機能を追加します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 運用登録

17

複数フォーマットを入力するフォーマット変換機能強化

Formatmanagerサーバのフォーマット変換機能に、フォーマット間リンクの項目間値を完全一致で判定する機能を追加します。

ISI 解説書

  • 固定長メッセージのフォーマット変換の環境設定

18

トランスレーションログ強化

FormatmanagerサーバのXMLメッセージのフォーマット変換に、トランスレーションログの正常終了情報採取の機能を追加します。

ISI 解説書

  • XMLメッセージのフォーマット変換の環境設定

19

変換テーブル取得機能

Formatmanagerクライアントに、サーバに配置済の変換テーブルの内容を取得する機能を追加します。

ISI 運用ガイド

  • Formatmanagerの運用資材のサーバへの配置

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 変換テーブル取得

20

変換定義の一括登録強化

Formatmanagerクライアントの変換定義の一括登録機能に、定義可能なフォーマットを追加します。

ISI 解説書

  • 変換定義の一括登録

21

定義機能強化

Formatmanagerクライアントに、複数ユーザで登録できる機能を追加します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • データベースを共有する場合の注意事項

  • ユーザ管理

22

Interstage資源のセキュリティ強化

製品インストール時に強化セキュリティモードが設定されます。これにより、Interstage関連のプログラムの実行権限やファイルのアクセス権限レベルが指定したグループ(Interstage運用グループ)となります。

インストール後も、Interstage運用グループ変更コマンドによりInterstage運用グループを変更することができます。

ISI 導入ガイド

  • Interstage資源のセキュリティ強化

  • インストール資源のセキュリティ強化

ISI 運用ガイド

  • 利用者制限

ISI アプリケーション開発ガイド

  • 実行時の設定

  • アプリケーションのコンパイルと実行

表1.4 V9.1追加機能の一覧

項番

機能名

内容

参照マニュアル

1

ISI Studio機能強化

ISI Studioから操作できる機能を追加します。

  • キュー間転送定義の編集

  • シーケンス、ステップの履歴取得

  • WSDLインポートのエンドポイント名の変更

  • WSDLエクスポート機能の提供

  • 標準メディエータファンクション、ユーザプログラム呼出し用のメディエータファンクションのステップ挿入操作を統一

  • エンドポイント一覧表示を接続方式、利用シーンで絞込み

XML Emergerの機能強化(同時に複数の値を取得・設定)

ISI 解説書

  • 共通メッセージからの情報取得

  • ISI Studio

ISI アプリケーション開発ガイド

  • Sequence

  • Step

ISI Studio ヘルプ

2

ISI運用管理コンソール機能強化

ISI運用管理コンソールから操作できる機能を追加します。

  • CORBA環境の表示・設定

ISI 運用ガイド

  • システム環境設定

3

シーケンスのリトライ

シーケンスでエラーが発生した場合、指定した間隔・回数でリトライを行う機能を提供します。

ISI 解説書

  • メディエータファンクションの実行(シーケンスエンジン)

ISI アプリケーション開発ガイド

  • Sequence

  • Retry

ISI Studio ヘルプ

4

キュー読み込み機能の起動・停止

以下の機能を動作させるため特定のキューに付随して動作しているキュー読み込み機能を起動・停止する機能を提供します。

  • キューにメッセージが格納されたのを契機にISIを動作させる機能(サービス利用側から非同期でISIを呼び出す機能)

  • キューにメッセージが格納されたのを契機にサービス提供側にメッセージを送信する機能(ISIからサービス利用側を非同期で呼び出す機能)

なお、この機能の提供によりキュー単位の順番保証時にキューの閉塞を行っていた動作が、キュー読み込み機能の停止を行う動作に変わります。
これによりサービス利用側アプリケーションは、順番保証時にもキューへのメッセージ送信を実行できます。

ISI 運用ガイド

  • キュー滞留件数の表示

ISI リファレンス

  • esiqueuereadstart

  • esiqueuereadstop

  • esiqueuereadstatus

5

SOAPFaultの改善

ISIが返却するSOAPFaultメッセージについて、WS-I Basic Profile 1.0への対応を強化するとともに、エラー原因をSOAPFaultメッセージ内に格納するように改善します。

ISI アプリケーション開発ガイド

  • SOAPを利用してISI呼び出しを行うアプリケーションの開発

6

ファイル連携強化

ファイル転送において大容量のデータを扱う場合、ファイルベースでシーケンスの処理を行う機能を追加します。

ISI 解説書

  • サービス連携のための接続方式

  • ファイルベースでのシーケンス処理

ISI 導入ガイド

  • 環境設定ファイルの設定

ISI アプリケーション開発ガイド

  • ファイルベースシーケンス実行用メディエータファンクションの開発

ISI Studio ヘルプ

7

メディエータファンクションの強化

ファイルの入出力を行うメディエータファンクションを提供します。

ISI 解説書

  • ファイル入出力

ISI Studio ヘルプ

8

ログ出力項目のカスタマイズ機能

トレーサビリティを高めるため、ユーザデータ(サービス利用側のアプリケーションが採番したメッセージ番号など)をISIのログに出力させる機能を提供します。

ISI 運用ガイド

  • ログ出力項目カスタマイズ

9

JCA対応

JCAをサポートするアダプタ製品や企業情報システム(EIS)を呼び出す機能を提供します。

ISI 運用ガイド

  • JCAを利用した連携

ISI Studio ヘルプ

10

変換定義の一括登録機能

Formatmanagerクライアントについて、CSVファイルに記述した定義情報を一括してデータベースに登録する機能を提供します。

ISI 解説書

  • 変換定義の一括登録

11

JIS2004に対応したUNICODEのサポート

FEDIT/FL-SVについて、JIS2004に対応したUnicodeをサポートします。

ISI 解説書

  • 文字コード変換

12

XML Schema読込み機能の改善

FormatmanagerクライアントのXML Schema読込み機能について、XML Schemaから属性、桁数、出現回数が取り込めるように改善します。

ISI 解説書

  • XML Schema読込みの登録仕様

13

FEDIT/FL-XMLのトランスレーションログ機能

FEDIT/FL-XMLについて、トランスレーションログを出力する機能を提供します。

ISI 運用ガイド

  • トランスレーションログ

14

ワーニング通知機能の改善

FEDIT/FL-SV、FEDIT/FL-XMLについて、指定の数値以上のワーニングが出力された場合に、出力内容や出力有無を指定できる機能を提供します。
(SetWarningInfoAtWarningLimit定義文、およびWarningReportMax定義文)

ISI 導入ガイド

  • Formatmanagerの設定

15

XML変換時の冗長ワーニングの抑止

FEDIT/FL-XMLのユーザ固有フォーマットからXML文書(Schema)への変換について、冗長なワーニング(0x8012)の出力有無を指定できる機能を提供します。
(XMLSchemaDataTypeCheckLevel定義文)

ISI 導入ガイド

  • Formatmanagerの設定

16

9属性、およびP属性の符号カスタマイズ

FEDIT/FL-XMLについて、9属性、およびP属性の符号コードをカスタマイズする機能を提供します。
(BCDPlusCode定義文、およびBCDMinusCode定義文)

ISI 導入ガイド

  • Formatmanagerの設定

17

定義再編集の制限緩和

Formatmanagerクライアントについて、一般フォーマット再編集時の制限を緩和します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 関連定義の同時反映

18

小数部桁数の拡張

FEDIT/FL-SV、FEDIT/FL-XMLについて、数値項目の小数部桁数を9桁から15桁に拡張します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 属性の種類一覧

19

変換テーブルと変換定義DBバックアップファイルの同時生成

Formatmanagerクライアントについて、変換テーブル生成時に変換定義DBバックアップファイルを同時に出力する機能を提供します。

ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ

  • 変換定義DBバックアップ

表1.5 V9.0追加機能の一覧

項番

機能名

内容

参照マニュアル

1

CORBA受信機能

サービス利用側のアプリケーションとISI間で、CORBAの同期メッセージを受信できます。

ISI 解説書

  • メッセージング機能

  • サービス連携のための接続方式

  • ISI Studio ヘルプ

2

JMS-Rを利用した受信/送信機能

サービス利用側/サービス提供側のアプリケーションとISI間で、JMS-Rメッセージを送信/受信するためのAPIを提供します。

ISI 解説書

  • メッセージング機能

  • サービス連携のための接続方式

ISI Studio ヘルプ

3

MQD受信/送信機能

既存システム間で非同期メッセージを送信/受信できます。

ISI 解説書

  • メッセージング機能

  • サービス連携のための接続方式

ISI Studio ヘルプ

4

ルーティング機能

データの内容によって、接続する受信側エンドポイント、シーケンス、アウトバウンドサービスエンドポイントを振り分けできます。

ISI 解説書

  • メッセージング機能

  • ルーティング機能

ISI Studio ヘルプ

5

高信頼性機能

メッセージの整合性を確保する高信頼性機能を提供します。

  • メッセージ蓄積機能
    受信/送信メッセージを、データベースに格納します。

順番保証機能
メッセージの順番を保証します。

ISI 解説書

  • 高信頼性機能

ISI 運用ガイド

  • 運用管理

6

メッセージ送信API実行時のメッセージ保証機能

メッセージ送信API実行時にエラーが発生した場合のメッセージを保証します。

ISI 解説書

  • API利用機能

ISI 運用ガイド

  • 運用管理

7

ISI運用管理コンソールからの運用管理

ISI運用管理コンソールから操作できる運用管理機能を追加します。

  • CORBAの起動

  • MQDの起動

  • JMS-Rキューに滞留しているキューの件数表示

  • MQDキューに滞留しているキューの件数表示

メッセージ蓄積機能を利用して、データベースに格納されたメッセージの操作

ISI 運用ガイド

  • 運用管理

8

同報機能

メッセージを、複数のあて先に送信する機能を提供します。

  • アウトバウンド同報
    同じメッセージを複数のあて先に送信します。

シーケンス複数実行
1つの入力メッセージから、複数のシーケンスを実行して異なるメッセージ作成し、複数のあて先に送信します。

ISI 解説書

  • メッセージング機能

  • 同報機能

ISI Studio ヘルプ

9

Systemwalker SQC連携機能

Systemwalker SQCの運用管理クライアントで、シーケンス実行数(累積)や、キューの滞留数を監視/分析できます。

ISI 解説書

  • 導入・運用支援機能

ISI 運用ガイド

  • Systemwalker SQC連携機能の利用

10

CentraSite連携機能

CentraSiteに登録されているWSDLをインポートし、エンドポイントを作成できます。

ISI 解説書

  • 導入・運用支援機能

ISI Studio ヘルプ

11

業務ごとのリソース調整機能

業務ごとに、サーバのリソースを独立することにより、ほかの業務によってレスポンスが低下することを回避できます。

ISI 解説書

  • 導入・運用支援機能

  • 業務に応じたリソース調整機能

ISI 導入ガイド

  • 業務に応じたリソースの設計

12

キュー間転送機能

サービス利用側とISIサーバのそれぞれにキューを配置した場合、自動でキュー間のメッセージを転送します。

ISI 解説書

  • メッセージング機能

  • キュー間転送機能

ISI Studio ヘルプ

13

実行環境の強化

.NET Framework上で動作するアプリケーションを呼び出すことができます。

ISI アプリケーション開発ガイド

  • メディエータファンクションの開発

ISI Studio ヘルプ

14

異常発生時の対応力強化

非同期通信で異常が発生し、シーケンスが完了しなかった場合、リカバリメッセージをもとに処理を再開できます。

ISI リファレンス

  • esirecoveryin

  • esirecoveryout

15

統合開発環境(ISI Studio)機能強化

ISI Studioから操作できる機能を追加します。

  • 運用前にシーケンスの動作を確認するサービスシミュレート

  • エラー発生時に呼び出すシーケンスを指定

  • シーケンス完了時に返却するペイロードを指定

ユーザビリティの向上

ISI 解説書

  • ISI Studio

  • メディエータファンクションの実行(シーケンスエンジン)

ISI Studio ヘルプ

16

FTPによるファイル転送機能強化

FTPによるファイル転送機能を強化します。

  • 受信完了ファイルの指定による、ファイル受信の監視

  • ワイルドカード指定による、監視ファイルの複数指定

送信完了通知

ISI Studio ヘルプ

17

共通APIの強化

共通APIを強化し、業務データベースと連携時の信頼性を向上します。

  • ローカルDBとのトランザクション用送信API

ローカルDBとのトランザクション用受信API

ISI 解説書

  • API利用機能

アプリケーション開発ガイド

  • ローカルDBとのトランザクション機能の利用

18

文字種ポリシーチェック

文字コード変換時に、システムで利用できない文字を検出し、遮断します。

ISI 解説書

  • 文字コード変換

19

ヘッダの定量間隔挿入・削除

先頭にしかないヘッダレコードを、明細レコードと明細レコードの間に定量間隔で挿入します。また、削除もできます。

ISI 解説書

  • レイアウト調整

20

混在フォーマット XML変換

複数のフォーマットが順不同で混在するXML文書をフォーマット変換できます。

ISI 解説書

  • 複数フォーマットが混在するフォーマットのXML変換