レプリケーション運用でシステムボリューム(LU)からスライスにコピーし、バックアップ運用でスライスからテープにバックアップされたデータを、別の管理対象サーバ(Storageサーバ)のボリュームにリストアするパラメーターを指定することで、テープからシステムボリューム(LU)に直接リストアします。
図C.11 テープからシステムボリューム(LU)にリストア
テープに管理されているデータのリストアは以下の手順で行います。
リストア対象のサーバを停止します。
テープサーバからtborestoreコマンドを投入して、テープからリストア対象のサーバのシステムボリューム(LU)にリストアします。
世代管理の場合
# /opt/FJSVswstm/bin/tborestore -h SBK-SV [-g 相対世代番号 | -v 絶対世代番号] -r sys_dv -d TRG-SV copy_dv |
日数管理の場合
# /opt/FJSVswstm/bin/tborestore -h SBK-SV -t バックアップ日時 -r sys_dv -d TRG-SV copy_dv |
リストア対象サーバを起動し、業務を再開します
注意
テープからのリストア時にリストア先ボリュームを変更する場合
リストア時にリストア先ボリュームを変更する場合、リストア先ボリュームにLU(ディスク)を指定したリストアと、リストア先ボリュームにそのLU(ディスク)内に含まれるスライスを指定したリストアを同時に実施しないよう運用にて対処してください。実施された場合、同一領域へ複数のリストアを実施するため、リストアが正しく行われません。