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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.1 運用ガイド テープサーバオプション編
ETERNUS

19.4.4 tborestore(テープリストア実行コマンド)

名前

tborestore - テープリストアの実行


形式

機能説明

バックアップ履歴情報のうち、テープに格納されたデータのリストアを実施します。

このコマンドでリストアをした場合、管理対象サーバ(Storageサーバ)上で前後処理を行いません。管理対象サーバが停止している状態、または業務ボリュームにアクセスをしていない状態でリストアを実施する必要があります。

Symfowareの業務ボリュームをリストアする場合、バックアップ時にテープに退避したリカバリ制御ファイルも同時にリストアをします。このコマンドで、Symfowareデータベーススペースをリストアした場合、アーカイブログ適用を行いません。アーカイブログを適用するには、Symfowareが提供するコマンドの“rdbmrrcv”コマンドを用いて行います。アーカイブログの適用は、『Symfoware Server RDB運用ガイド』を参照してください。


オプション

-gオプション、-vオプション、-tオプションのどれも指定されなかったときは、世代管理しているバックアップ履歴の中から最新の情報をリストアします。

-h Storage-Server

管理対象サーバ名を指定します。

-g Generation-No

リストアするデータの相対世代番号を指定します。

世代管理しているデータのリストアだけ指定できます。

相対世代番号は、19.4.8 tbohistdisp(テープ履歴情報表示コマンド)で確認してください。

-v、-tオプションと同時に指定できません。

-v Version-No

リストアするデータの絶対世代番号を指定します。

世代管理しているデータのリストアだけ指定できます。

絶対世代番号は、19.4.8 tbohistdisp(テープ履歴情報表示コマンド)で確認してください。

-g、-tオプションと同時に指定できません。

-t Backup-Time

リストアするデータの日数管理開始日時を指定します。

日数管理しているデータのリストアだけ指定できます。

日数管理開始日時は、19.4.8 tbohistdisp(テープ履歴情報表示コマンド)で確認してください。

バックアップ日時は「"YYYY/MM/DD hh:mm:ss"」の形式で指定します。「"YYYY/MM/DD hh:mm:ss"」は次のような形式となります。

YYYY:年(4桁)
MM:月(2桁)
DD:日(2桁)
hh:時(2桁)
mm:分(2桁)
ss:秒(2桁)

-g、-v オプションと同時に指定できません。

-r Restore-Device-Name

業務ボリューム以外のデバイスにリストアするときに、そのリストア先のデバイス名を指定します。

Symfowareの業務ボリュームの場合は指定できません。

SDXオブジェクトは指定できません。

-d Restore-Storage-Server

元の業務ボリュームの管理対象サーバとは別の管理対象サーバのボリュームにリストアするときに、そのリストア先の管理対象サーバ名を指定します。

このオプションを指定したときは、-rオプションを指定する必要があります。

Symfowareの業務ボリュームの場合は指定できません。

-n

ロググループによるリストアを行うことを指定します。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。

-R Restore-RecCtrlFile-Directory

リカバリ制御ファイルのリストア先ディレクトリ名を指定します。

Symfowareの場合は、必須です。

Symfoware以外の業務ボリュームの場合は指定できません。

本オプションに指定するディレクトリは、テープサーバ上に存在している必要があります。


オペランド

Device-Name

管理対象サーバがSolaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、業務ボリュームのブロックデバイス名を指定します。

管理対象サーバがWindowsの場合、業務ボリュームに対応するAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。AdvancedCopy Managerデバイス名の詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Windows版)』の「AdvancedCopy Managerにおけるデバイスの管理方法について」を参照してください。

Log-Group-Name

ロググループ名を指定します。

RDB-Name

RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がないときは、省略できます。


終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了


使用例

注意事項

ポイント