本章では、AdvancedCopy Managerテープバックアップ運用を開始するために必要な、テープサーバで行う設定について説明します。
すべての設定は、dsmadmcコマンドでTSM管理クライアントを起動した後に行います。
"tsm>"プロンプトが表示されている場合は、TSM管理クライアントが起動しています。
以下に、TSM管理クライアントの起動と停止方法を説明します。
TSM管理クライアントの起動
ディレクトリを移動します。
# cd /opt/tivoli/tsm/client/ba/bin |
dsmadmcコマンドを実行します。
# ./dsmadmc IBM Tivoli Storage Manager コマンド行管理インターフェース - バージョン 5、リリース 5、レベル 3.0 (c) Copyright by IBM Corporation and other(s) 1990, 2010. All Rights Reserved. ユーザー ID の入力: admin パスワードの入力 : セッションの確立、サーバー:TAPESERVER1: Solaris SPARC サーバーのバージョン 5、リリース 5、レベル 5.0 サーバー日付/時刻 : 03/11/2011 10:56:13 最終アクセス : 03/11/2011 09:10:09 tsm: TAPESERVER1> |
「ユーザーIDの入力」にはTSMの管理者IDを入力しリターンキーを押します。
「パスワードの入力」にはTSMの管理者パスワードを入力しリターンキーを押します。
ポイント
TSM管理クライアントコマンドを実行するには、テープサーバが起動している必要があります。
TSM管理クライアントコマンドの実行が失敗した場合は、テープサーバを起動してください。
TSM管理クライアントの停止
“tsm>”プロンプトで"quit"を入力して、dsmadmcコマンドでTSM管理クライアントを停止してください。
tsm> quit |
コマンドの詳細は、TSMのマニュアル『Tivoli Storage Manager for Solaris 管理者解説書』を参照してください。