AdvancedCopy Managerエージェントのアンインストール前に行っておくべき作業について説明します。
AdvancedCopy Managerエージェントのアンインストール後にバックアップ管理簿を利用する場合は、アンインストール前にswstresbackコマンドを実行して、バックアップ管理簿を退避しておく必要があります。
コマンドの詳細は、管理対象サーバ(Storageサーバ)のOSに対応する『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「swstresback(資源バックアップコマンド)」を参照してください。
クラスタ環境が構築されているサーバノードからAdvancedCopy Managerエージェントをアンインストールする場合、アンインストール前に、そのサーバノードに作成されているすべての管理対象サーバ業務(Storageサーバ業務)の環境を削除しておく必要があります。
作業の詳細は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務、管理対象サーバ業務の削除」を参照してください。
Exchange Serverデータベースのバックアップ運用を行っていた環境でAdvancedCopy Managerエージェントをアンインストールする場合は、アンインストール前に、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「Exchangeデータベースのバックアップとリストア」にある「アンインストール時の作業」を実施しておく必要があります。
AdvancedCopy Managerエージェントをアンインストールするサーバを、運用管理サーバ(Storage管理サーバ)の管理対象から削除します。作業方法には、以下の2通りがあります。
Webコンソールを利用する
運用管理サーバで、stgxfwcmdelsrvコマンドを実行する
コマンドの詳細は、運用管理サーバのOSに対応する『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「stgxfwcmdelsrv(サーバ情報削除コマンド)」を参照してください。
AdvancedCopy Managerエージェントをアンインストールすると、バックアップ/リストアの前後処理およびレプリケーションの前後処理で使用するシェルスクリプトも削除されます。
カスタマイズしているシェルスクリプトを再利用する可能性がある場合は、シェルスクリプトを退避してください。
以下の作業を実施して、AdvancedCopy Managerエージェントをアンインストールするサーバで動作しているAdvancedCopy Managerのサービス/デーモンを停止します。
サービス画面を開きます。
Windows Server 2012の場合
[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。
上記以外のWindows環境の場合
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]をクリックします。
“AdvancedCopy Manager COM Service”を選択し、[停止]ボタンをクリックします。
以下のコマンドを実行して、AdvancedCopy Managerのデーモンを停止します。
# /opt/swstorage/bin/stopacm |
servicesファイルから、AdvancedCopy Managerエージェントのサービス/デーモンが使用していたポート番号を削除します。
通常、servicesファイルのパスは以下のとおりです。
OS種別 | パス名 |
---|---|
Windows | <Windowsインストールディレクトリ>\system32\drivers\etc\services |
Solaris | /etc/services |