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Systemwalker IT Change Manager V14g クラスタ適用ガイド
Systemwalker

2.3.8 BPMサーバの環境構築(待機ノード)

待機ノードでは、BPMサーバのRDBシステムを登録します。

注意

待機ノードにおいて作成するファイルのパスや設定内容(指定するファイル・ディレクトリのパスおよびポート番号等)は、すべて現用ノードと同一にしてください。

【Windows版】

  1. 待機ノードで共有ディスクをオンラインにします。

  2. RDBシステムセットアップ画面を起動します。

    以下のコマンドを実行します。

    %ITPM_DBSERV%\SYSSETUP.EXE

    注意

    ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。

  3. RDBシステムセットアップが起動し、システム一覧が表示されます。
    [新規作成]ボタンをクリックします。

  4. RDBシステム名、データ格納先、運用種別を設定します。設定終了後、[OK]をクリックしてください。

    項目名

    設定内容

    設定例

    RDBシステム名

    “FLOWDB”固定

    FLOWDB

    データ格納先

    共有ディスク上のパスを指定します。

    Z:\SFWRDB\FLOWDB

    運用種別

    使用するクラスタソフトウェアを指定し、“待機サーバ”を選択します。

    • MSCSを使用する

    • 待機サーバ

    注意

    • [データ格納先]はNTFS形式のローカルディスクを指定して下さい。

    • [データ格納先]に半角空白は使用できません。

  5. 手順4で[OK]をクリックすると、[Symfoware/RDBの環境設定]ダイアログが表示されます。[多重度]タブを選択し、以下の値を設定してください。

    項目名

    初期値

    変更

    リモートアクセスで使用するポート番号

    9652

  6. [RDB構成パラメタ]タブを選択し、RDB構成パラメタ“RDBPM”を削除します。
    定義種別“RDBPM”を選択し、[削除]をクリックします。

  7. 上記設定が終了したら、[OK]をクリックしてください。

  8. [RDB-SV(Symfoware)通信環境定義]ダイアログが表示されますが、本機能は使用しませんので[キャンセル]をクリックしてください。

  9. RDBシステムセットアップの[閉じる]をクリックしてください。

UNIX版】

  1. 待機ノードで、共有ディスクをマウントします。

    ここでは、/shareにマウントしたものとして説明します。

  2. RDBシステムファイル用のディレクトリを作成します。

    mkdir -pコマンドを使用して、現用ノードと同じディレクトリを作成してください。

    /var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/etc

  3. 共有ディスク上にRDBシステムファイル用のディレクトリが存在することを確認します。

    /share/FJSVswpm/FLOWDB/LOG
    /share/FJSVswpm/FLOWDB/dirfile
    /share/FJSVswpm/FLOWDB/CORE
    /share/FJSVswpm/FLOWDB/etc

  4. RDB構成パラメタを作成します。

    以下のRDB構成パラメタファイルを、現用ノードと同一の内容で作成します。

    ファイル名

    【Solaris】
    /opt/FSUNrdb2b/etc/FLOWDB.cfg
    【Linux】
    /opt/FJSVrdb2b/etc/FLOWDB.cfg


    設定例を以下に示します。

    RDBLOGMANAGE=//share /FJSVswpm/FLOWDB/LOG
    RDBDIRSPACE1=//share /FJSVswpm/FLOWDB/dirfile
    RDBDIRSPACE2=//share /FJSVswpm/FLOWDB/dirfile
    RDBLOG=512, 512
    RDBEXTMEM=13208
    RDBCNTNUM=712
    RDBDBSNUM=32
    RDBNETDBSNUM=32
    RDBPRJCODE=0xdb
    RDBCORE=//share /FJSVswpm/FLOWDB/CORE
    RDBSYSTEMID=2
    RDBSYSBUF=/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/etc
    RDBSQLENV=/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/FLOWDB.sys

    注意

    RDBSYSTEMIDは、Solaris版では/opt/FSUNrdb2b/etc内に、Linux版では/opt/FJSVrdb2b/etc内にある他の*.cfgファイルのRDBSYSTEMIDと重複しないように指定してください。指定可能な値は1~31です。

  5. 共用バッファ定義ファイルを作成します。

    [手順4のRDB構成パラメタファイルのRDBSYSBUFに指定したディレクトリ]/rdbbuf(デフォルトでは/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/etc/rdbbuf)を、現用ノードと同一の内容で作成します。

    BUFFER1K=1040
    BUFFER2K=1040
    BUFFER4K=4317
    BUFFER8K=4317
    BUFFER16K=4317
    BUFFER32K=4317

  6. システム用動作環境ファイルを作成します。

    手順4のRDB構成パラメタファイルのRDBSQLENVに指定したファイル(デフォルトでは/var/opt/FJSVswpm/FLOWDB/FLOWDB.sys)を、現用ノードと同一の内容で作成します。

    MAX_CONNECT_SYS=(256)
    MAX_CONNECT_TCP=(256)
    COMMUNICATION_BUFFER=(32)
    WORK_MEM_SIZE=(128)
    SORT_MEM_SIZE=(2112)
    R_LOCK=(YES)
    USQL_LOCK=(EX)
    JOIN_ORDER=(AUTO)
    ARC_FULL=(RETURN)
    DEFAULT_TABLE_SIZE=(32,256,512,0)
    DEFAULT_INDEX_SIZE=(4,4,168,32,256,0)
    TEMPORARY_TABLE_SIZE=(256,512,0)
    TEMPORARY_INDEX_SIZE=(160,64,256,0)

  7. ポート番号を定義します。

    /etc/servicesに以下の内容を追加します。ポート番号は必要に応じて変更してください。

    FLOWDB 9652/tcp