プロセス管理サーバのホスト名やポート番号を変更した場合や、エージェントのホスト名やポート番号を変更した場合は、エージェントで以下に示す作業を実施する必要があります。
導入時にエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集している場合は、テキストエディタなどを使用して、以下のパスに存在するエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を開きます。
[エージェント連携定義(mdrdb.user)の格納先]
【Windows】
<ITCMインストールディレクトリ>\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user |
開いたエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集し、以下のように「変更後のエージェントのホスト名」および「変更後のエージェントのIPアドレス」を設定して下さい。
mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.nickname=<変更後のエージェントのホスト名>
mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=<変更後のエージェントのIPアドレス>
例)変更後のエージェントのホスト名がhostnameで変更後のエージェントのIPアドレスが10.10.10.10の場合: mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.nickname=hostname mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=10.10.10.10
注意
「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.nickname=~」の設定を複数記述しないで下さい。
「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。
テキストエディタでcmdbsetup.iniファイルを開きます。
プロセス管理サーバのホスト名やポート番号を変更した場合は、cmdbsetup.iniの以下の項目を変更します。
[InfoFederation] FedIp=<変更後のプロセス管理サーバのホスト名> FedPort=<変更後のプロセス管理サーバのポート番号(デフォルトは80)> |
エージェントのホスト名やポート番号を変更した場合は、cmdbsetup.iniの以下の項目を変更します。
[InfoMDR] MdrIp=<変更後のエージェントのホスト名> MdrPort=<変更後のエージェントのポート番号(デフォルトは18444)> |
cmdbsetup.iniの詳細については"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"エージェント定義ファイル"を参照してください。
以下のコマンドを実行してサービスを停止します。
【Windows】
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop |
エージェント動作定義ファイルを以下のように編集します。なお、エージェント動作定義ファイルはセットアップしたエージェント種別毎に存在します。全てのエージェント種別のファイルを編集してください。
ファイル名
cmdb.properties |
格納場所
Windows | %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\tomcat\SWNET\webapps\jswcmdb_axis2\WEB-INF\services\<エージェント種別> |
Solaris | /opt/FJSVswnc/tomcat/SWNET/webapps/jswcmdb_axis2/WEB-INF/services/<エージェント種別> |
以下の5つの設定値のホスト名(またはIPアドレス)およびポート番号を編集し、保存します。
fcmdb.epr.file_management=fcmdb.epr.file_management=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbFileManagementService fcmdb.epr.query=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbQueryService fcmdb.epr.subscription=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbSubscriptionService fcmdb.epr.administration=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbAdministrationService fcmdb.epr.registration=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbRegistrationService |
以下のコマンドを実行してサービスを起動します。
【Windows】
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start |
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start |
以下のコマンドを実行して構成情報を再収集します。
【Windows】
<ITCMインストールディレクトリ>\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=エージェント種別
【Solaris/Linux】
/opt/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=エージェント種別
参照
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。
注意
エージェントのホスト名やポート番号の変更がCMDBマネージャに通知されるのは、次回の収集時に更新情報をCMDBマネージャに反映する時になります。