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Systemwalker IT Change Manager V14g 管理者ガイド
Systemwalker

4.9.2 エージェント側での対応

プロセス管理サーバのホスト名やポート番号を変更した場合や、エージェントのホスト名やポート番号を変更した場合は、エージェントで以下に示す作業を実施する必要があります。

  1. 導入時にエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集している場合は、テキストエディタなどを使用して、以下のパスに存在するエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を開きます。

    [エージェント連携定義(mdrdb.user)の格納先]

    Windows

    <ITCMインストールディレクトリ>\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user

    Solaris/Linux

    /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user

  2. 開いたエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集し、以下のように「変更後のエージェントのホスト名」および「変更後のエージェントのIPアドレス」を設定して下さい。

    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.nickname=<変更後のエージェントのホスト名>

    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=<変更後のエージェントのIPアドレス>

    例)変更後のエージェントのホスト名がhostnameで変更後のエージェントのIPアドレスが10.10.10.10の場合:
    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.nickname=hostname
    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=10.10.10.10

    注意

    • 「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.nickname=~」の設定を複数記述しないで下さい。

    • 「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。

  3. テキストエディタでcmdbsetup.iniファイルを開きます。

    プロセス管理サーバのホスト名やポート番号を変更した場合は、cmdbsetup.iniの以下の項目を変更します。

    [InfoFederation]

    FedIp=<変更後のプロセス管理サーバのホスト名>

    FedPort=<変更後のプロセス管理サーバのポート番号(デフォルトは80)>

    エージェントのホスト名やポート番号を変更した場合は、cmdbsetup.iniの以下の項目を変更します。

    [InfoMDR]

    MdrIp=<変更後のエージェントのホスト名>

    MdrPort=<変更後のエージェントのポート番号(デフォルトは18444)>

    cmdbsetup.iniの詳細については"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"エージェント定義ファイル"を参照してください。

  4. 以下のコマンドを実行してサービスを停止します。

    Windows

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop

    Solaris/Linux

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop

  5. エージェント動作定義ファイルを以下のように編集します。なお、エージェント動作定義ファイルはセットアップしたエージェント種別毎に存在します。全てのエージェント種別のファイルを編集してください。

    ファイル名

    cmdb.properties

    格納場所

    Windows

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\tomcat\SWNET\webapps\jswcmdb_axis2\WEB-INF\services\<エージェント種別>

    Solaris
    Linux

    /opt/FJSVswnc/tomcat/SWNET/webapps/jswcmdb_axis2/WEB-INF/services/<エージェント種別>

    以下の5つの設定値のホスト名(またはIPアドレス)およびポート番号を編集し、保存します。

    fcmdb.epr.file_management=fcmdb.epr.file_management=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbFileManagementService

    fcmdb.epr.query=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbQueryService

    fcmdb.epr.subscription=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbSubscriptionService

    fcmdb.epr.administration=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbAdministrationService

    fcmdb.epr.registration=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbRegistrationService

  6. 以下のコマンドを実行してサービスを起動します。

    Windows

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start

    Solaris/Linux

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start

  7. 以下のコマンドを実行して構成情報を再収集します。

    Windows

    <ITCMインストールディレクトリ>\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=エージェント種別

    Solaris/Linux

    /opt/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=エージェント種別

    参照

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。

注意

  • エージェントのホスト名やポート番号の変更がCMDBマネージャに通知されるのは、次回の収集時に更新情報をCMDBマネージャに反映する時になります。