中継サーバで、ITリソース情報を自動収集するエージェントをセットアップする手順について説明します。
中継サーバは、大規模なシステムにおいて、プロセス管理サーバでのITリソース情報収集処理の負荷を分散したい場合に設置します。プロセス管理サーバで、すべての管理対象サーバの情報を収集する場合は、中継サーバのセットアップは必要ありません。
ポイント
エージェントのセットアップが完了し、CMDBマネージャが存在を認識しているエージェントの一覧は、CMDBマネージャのmdradminコマンド(「-l」オプション)で表示することができます。mdradminコマンドについては、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"mdradmin(エージェント管理コマンド)"を参照してください。
中継サーバがクラスタ環境で運用されている場合のエージェントのセットアップ手順は、すべてシングル環境と同様です。クラスタを構成する現用および待機ノードそれぞれに、シングル環境と同様の手順でエージェントを導入してください。
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行する必要があります。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。
【Windows】
以下のコマンドを実行して、エージェントを停止します。
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop |
ITリソース情報収集定義ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、ITリソース情報収集定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.3.1.3 ITリソース情報収集定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_INV |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時30分
“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に"#"を追加して、コメントにしてください。
AGT_INV 30 4 * * *
以下のコマンドを実行して、エージェントを起動します。
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start |
以下のコマンドを実行してITリソース情報の自動収集を実施してください。本操作により、ネットワークに接続されたノードが自動検出され、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=AGT_INV |
管理対象サーバの認証情報を登録します。
管理対象サーバにSSHで接続する場合は、認証情報をCMDBに登録する必要があります。
“3.3.1.5 認証情報の登録(ITリソース情報を収集する場合)”を参照し登録してください。
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)"を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。
FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'
FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'
【Solaris/Linux】
以下のコマンドを実行して、エージェントを停止します。
/opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop |
ITリソース情報収集ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、ITリソース情報収集ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.3.1.3 ITリソース情報収集定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
/opt/FJSVcmdba/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_INV |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時30分
“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に"#"を追加して、コメントにしてください。
AGT_INV 30 4 * * *
以下のコマンドを実行して、エージェントを起動します。
/opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start |
以下のコマンドを実行してITリソース情報の自動収集を実施してください。本操作により、ネットワークに接続されたノードが自動検出され、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。
/opt/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=AGT_INV |
管理対象サーバの認証情報を登録します。
管理対象サーバにSSHで接続する場合は、認証情報をCMDBに登録する必要があります。
“3.3.1.5 認証情報の登録(ITリソース情報を収集する場合)”を参照し登録してください。
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)"を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。
FCMDB: INFO: [10004] Update check processing has started. 'Agent service name'
FCMDB: INFO: [10005] Update check processing has completed. 'Agent service name'
【Windows】
以下のコマンドを実行して、エージェントを停止します。
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop |
エージェント連携定義ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.3.1.4 エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_ADSC |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時45分
“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に"#"を追加して、コメントにしてください。
AGT_INV 45 4 * * *
以下のコマンドを実行して、エージェントを起動します。
%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start |
以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。
[エージェントインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=AGT_ADSC |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)"を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。
FCMDB: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'
FCMDB: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'
【Solaris/Linux】
以下のコマンドを実行して、エージェントを停止します。
/opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop |
エージェント連携定義ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.3.1.4 エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
/opt/FJSVcmdba/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_ADSC |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時45分
“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に"#"を追加して、コメントにしてください。
AGT_INV 45 4 * * *
以下のコマンドを実行して、エージェントを起動します。
/opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start |
以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。
/opt/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=AGT_ADSC |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)"を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。
FCMDB: INFO: [10004] Update check processing has started. 'Agent service name'
FCMDB: INFO: [10005] Update check processing has completed. 'Agent service name'