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Systemwalker IT Change Manager V14g 導入ガイド
Systemwalker

3.1.10 Interstage Application Development Cycle Managerと連携するときのセットアップ

Systemwalker IT Change Manager(以降、ITCM)とInterstage Application Development Cycle Manager(以降、ADM)を連携する場合は、以下の作業が必要となります。

3.1.10.1 Interstage BPMの管理者ユーザーの設定

3.1.10.2 Interstage BPMのリンケージユーザーの設定

3.1.10.3 ADM連携ユーザの追加

3.1.10.4 ファイル転送ツールとadm動作設定ファイルの設定

ポイント

ADMの設定については、Interstage Application Development Cycle Managerのマニュアル"Systemwalker IT Change Manager連携機能ユーザーズガイド"を参照してください。

3.1.10.1 Interstage BPMの管理者ユーザーの設定

ADM連携機能を使用するためには、ADMで使用するInterstage BPMの管理者ユーザーと、ITCMで使用するInterstage BPMの管理者ユーザーのユーザーIDとパスワードを一致させておく必要があります(デフォルトの設定では、ADMとITCMで使用するInterstage BPMの管理者ユーザーは一致していません)。ADMの管理者ユーザーに合わせる場合は、本設定が必要です。

ADMで使用するInterstage BPMの管理者ユーザーについてはADM管理者に確認してください。

ITCMのInterstage BPMの管理者ユーザーは、ITCM導入時に作成したInterstage BPMの管理者ユーザーとなりますが、任意のユーザIDを追加することも可能です。

Interstage BPMの管理者ユーザーについては、3.1.3 LDAPへのユーザーの登録を参照してください。

すでに登録済のInterstage BPMの管理者ユーザーとパスワードの変更方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"管理者のパスワードの変更"の"BPMサーバの管理者"を参照してください。

3.1.10.2 Interstage BPMのリンケージユーザーの設定

ADM連携機能を使用するためには、ADMで使用するInterstage BPMのリンケージユーザーと、ITCMで使用するInterstage BPMのリンケージユーザーのユーザーIDとパスワードを一致させておく必要があります(デフォルトの設定では、ADMとITCMで使用するInterstage BPMのリンケージユーザーは一致していません)。ADMのリンケージユーザーに合わせる場合は、本設定が必要です。

ADMで使用するInterstage BPMのリンケージユーザーについてはADM管理者に確認してください。

ITCMのInterstage BPMのリンケージユーザーは、ITCM導入時に作成したInterstage BPMのリンケージユーザーとなりますが、任意のユーザIDに変更することも可能です。

Interstage BPMリンケージユーザーについては、“Interstage Business Process Manager サーバ管理者ガイド”の“Interstage BPM サーバ テナント設定パラメータ”を参照してください。

テナント名が "Default" のテナントプロパティに対して、Interstage BPMリンケージユーザーを設定してください。

Interstage BPMのリンケージユーザーとパスワードの変更方法については、"Interstage Business Process Manager サーバ管理者ガイド”の“IInterstage BPMと他のサーバとの連携" を参照してください。

3.1.10.3 ADM連携ユーザの追加

ADMで利用するユーザIDをITCMに登録しておく必要があります。

ユーザの追加方法については3.1.3 LDAPへのユーザーの登録および"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"ユーザー定義管理"を参照してください。

なお、ユーザを追加する場合、以下の権限IDを設定してください。

権限ID

access-assignee

access-config-admin

access-user

access-user-config

また、グループIDに以下のグループIDを設定してください。

グループID

pm-chg-devmem

グループ名

開発担当

3.1.10.4 ファイル転送ツールとadm動作設定ファイルの設定

ファイル転送ツールをADM連携機能で使用できるように設定します。

  1. プロセス管理サーバ上で、以下のコマンドを実行します。

    【Window】

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop

    【Linux】

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop

  2. 以下の雛形ファイルを任意のディレクトリにコピーします。

    【Windows】

    %ITPM_HOME%\base\aplmgt\aplmgt_transfer.ini

    【Linux】

    /opt/FJSVswpm/base/aplmgt/aplmgt_transfer.ini

  3. コピーしたファイルに以下の項目を追加します。

    [toisadm]

    PUT_DIR_PATH=[任意のフォルダ1]

    PUT_WORK_DIR_PATH=[任意のフォルダ2]

    COMMAND_DIR_PATH=[任意のフォルダ3]

    注意

    • [任意のフォルダ1~3]にはそれぞれ異なるパスを指定して下さい

    • 指定したパスはあらかじめ作成しておいて下さい。

    • それぞれのフォルダは、アプリケーションデータを通信する際に一時的に使用します。

    • 開発するアプリケーションデータサイズ以上の容量がある任意のフォルダを指定してください。

    • ファイルデリミタは、「/」を指定してください。

  4. ファイル転送ツールに指定したADM連携機能で使用するディレクトリを、adm動作設定ファイルに登録します。以下のファイルを開きます。

    【Windows】

    %ITPM_HOME%\base\ae\adm\adm.ini

    【Linux】

    /opt/FJSVswpm/base/ae/adm/adm.ini

  5. adm動作設定ファイルの以下の項目を編集します。

    APP_NAME=toisadm

    PUT_DIR_PATH=[3.のPUT_DIR_PATHに指定したフォルダパス]

    PUT_WORK_DIR_PATH=[3.のPUT_WORK_DIR_PATHに指定したフォルダパス]

  6. 以下のコマンドを実行します。

    【Windows】

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncuse -p SWITCM -i JS -fi "[3.で作成した設定ファイルをフルパスで指定]"

    【Linux】

    /opt/FJSVswnc/bin/swncuse -p SWITCM -i JS -fi "[3.で作成した設定ファイルをフルパスで指定]"

  7. プロセス管理サーバ上で以下のコマンドを実行します。

    【Windows】

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start

    【Linux】

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start