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Systemwalker IT Change Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

第3章 ポート番号一覧

Systemwalker IT Change Managerは、インストール後から本章に示す通信経路を使用します。また、"ポート番号一覧"に記載されているTCP/UDPポートに対して、サービス名の欄に記載があるものは、Systemwalker IT Change Managerのインストール時またはセットアップ時に、以下のservicesファイルのエントリが追加されます。

C:\Wiindows\system32\drivers\etc\services

/etc/services

ポート番号は、ネットワーク内で一意な番号でなければなりません。"ポート番号一覧"に示したポート番号がすでに使用されている場合は、以下の対処が必要です。

ポート番号一覧

機能

機能詳細

サービス名

使用ポート番号
/プロトコル

通信の向き

変更

通信元

通信先

データベース
通信

リモートアクセス用(BASEDB)

BASEDB

9655/tcp
(初期値)

プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ

セットアップ時のみ可

リモートアクセス用(FLOWDB)

FLOWDB

9652/tcp
(初期値)

プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ

セットアップ時のみ可

JNDIネーミングサービス

-

10326
(初期値)

プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ

可能

フレームワーク

LDAP接続用

-

389/tcp

プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ

不可

CORBAサービス

-

8002/tcp

プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ

インストール後は不可

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

-

80/tcp
(初期値)

  • プロセス管理サーバ

  • プロセス管理クライアント

  • 一般端末

プロセス管理サーバ

インストール後は不可

Interstage管理コンソール用

-

12000/tcp
(初期値)

プロセス管理クライアント

プロセス管理サーバ

可能

JMXサービス

-

12200/tcp
12210/tcp

プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ

不可

エージェント

CMDBマネージャとの通信

-

18444/tcp

CMDBマネージャ/エージェント

エージェント/CMDBマネージャ

可能

排他制御

-

30001/tcp

エージェント

エージェント

不可

Interstage Application Development Cycle Manager(ADM)連携

ファイル転送

-

18444/tcp

ADMサーバ/プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ/ADMサーバ

可能

通信基盤

内部通信用

-

18005/tcp
18009/tcp

プロセス管理サーバ

プロセス管理サーバ

不可

内部通信用

-

18005/tcp
18009/tcp

エージェント

エージェント

不可

ファイル転送基盤

内部通信用

-

9664/tcp

プロセス管理サーバ/エージェント

エージェント/プロセス管理サーバ

可能

ITリソース情報収集

SNMP

-

161/udp

CMDBマネージャ/エージェント

業務サーバ

不可

SSH

-

22/tcp

CMDBマネージャ/エージェント

業務サーバ

不可

注意

ご利用OSがWindows Server 2008の場合、Windowsファイアウォール機能が初期設定で有効になっているため、使用ポート番号/プロトコルについて、ファイアウォールの例外に指定しておく必要があります。

機能詳細

使用ポート番号/プロトコル

  • Webサーバ(Interstage HTTP Server)

  • CMDBマネージャとの通信

  • BPMサーバで使用するポート番号

80/tcp(初期値)

Interstage管理コンソール用

12000/tcp(初期値)

マネージャとの通信

18444/tcp(初期値)

ファイル転送基盤

9664/tcp(初期値)

ITリソース情報収集

161/udp

22/tcp


ポートの変更手順

JNDIネーミングサービスのポート番号変更手順

  1. Systemwalker IT Change Managerを停止します。

    Systemwalker IT Change Managerの停止方法については、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“Systemwalker IT Change Managerの停止”を参照してください。

  2. JNDIネーミングサービスを停止します。

    【Windows】

    スタートメニューから[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を起動して、"Symfoware JDBC Naming Service"を右クリックし、[停止]を選択します。
    ⇒JNDIネーミングサービスが停止します。

    【Solaris/Linux】

    以下のコマンドを実施して、JNDIサービスのプロセス番号を取得します。

    # ps -ef | grep fujitsu.symfoware.

    例えば、以下のように出力されます。

    # ps -ef | grep fujitsu.symfoware.
    root 1594 1 0 11:21:04 ? 0:15 java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.naming.SYMNameService 10326

    killコマンドで、JNDIネーミングサービスのプロセスを終了します。

    kill -9 プロセスID

    注意

    JNDIネーミングサービスを停止する前に、同一のポート番号でJNDIネーミングサービスを利用しているサービスが他に存在しないことを確認してから、停止してください。

  3. JNDIネーミングサービスのポート番号を変更します。

    以下のコマンドを実行して、JSDIネーミングサービスのポート番号を変更します。

    symjddefns -add -jdk [Interstage Business Application Serverのインストールディレクトリ]\JDK5 -port [変更後のポート番号]

    注意

    -portオプションを省略すると、10326が使用されます。
    JNDIネーミングサービスのポート番号の変更方法については、"Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) "の"Windows(R)サービス機能を利用したネーミングサービスの起動"を参照してください。

  4. 以下の定義ファイルの値を変更します。

    ファイル名

    分類

    エントリ

    初期値

    ワークフロー環境設定ファイル
    (crconfig.ini)

    管理データベース接続情報
    (JDBC接続)

    CTLDB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    プロセスデータベース接続情報
    (JDBC接続)

    DENDB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    アプリケーション環境設定ファイル
    (myoconfig.ini)

    基本部マスタDB用JDBC接続情報

    MYODB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    添付ファイル用JDBC接続情報

    MYOAFDB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    ワークフロー環境設定、およびファイルアプリケーション環境設定ファイルの詳細については、"第2章 ファイルリファレンス"を参照してください。

  5. JDBCデータソース定義のポート番号を変更します。

    1. Interstage管理コンソールから、[Interstage Application Server]-[システム]-[リソース]-[JDBC]-[BASEDB]を選択します。

    2. [環境設定]タブで、[JDBCデータソース定義]-[接続ポート番号]の値を変更して[更新]ボタンを選択します。

      注意

      接続ポート番号以外の項目は、変更しないで下さい。

      ⇒ 更新が完了すると、更新完了メッセージが表示されます。

  6. Systemwalker IT Change Managerを起動します。

    Systemwalker IT Change Managerの起動方法については、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“Systemwalker IT Change Managerの起動”を参照してください。


Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号変更手順

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を変更することはできません。一度、製品をアンインストールしたあと、再インストールしてください。インストール時にWebサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定します。


Interstage管理コンソール用のポート番号変更手順

Interstage管理コンソール用のポート番号は、Interstage管理コンソールで変更します。変更手順の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。


マネージャとの通信のポート番号変更手順

エージェント上でマネージャとの通信のためのポート番号を変更する手順を示します。
マネージャのホスト名(またはIPアドレス)およびポート番号が変更された場合の手順も同様です。

  1. 2.17 エージェント定義ファイルの以下の値を編集します。

    FedIp

    プロセス管理サーバのホスト

    FedPort

    プロセス管理サーバのポート番号

  1. 以下のコマンドを実行してサービスを停止します。

    Windows

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop

    Solaris/Linux

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop

  2. エージェント動作定義ファイルを以下のように編集します。なお、エージェント動作定義ファイルはセットアップしたエージェント種別毎に存在します。全てのエージェント種別のファイルを編集してください。

    ファイル名

    cmdb.properties

    格納場所

    Windows

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\tomcat\SWNET\webapps\jswcmdb_axis2\WEB-INF\services\<エージェント種別>

    Solaris
    Linux

    /opt/FJSVswnc/tomcat/SWNET/webapps/jswcmdb_axis2/WEB-INF/services/<エージェント種別>

    以下の5つの設定値のホスト名(またはIPアドレス)およびポート番号を編集し、保存します。

    fcmdb.epr.file_management=fcmdb.epr.file_management=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbFileManagementService

    fcmdb.epr.query=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbQueryService

    fcmdb.epr.subscription=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbSubscriptionService

    fcmdb.epr.administration=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbAdministrationService

    fcmdb.epr.registration=http\://<マネージャのホスト名>\:<マネージャのポート番号>/axis2/services/FcmdbRegistrationService

  3. 以下のコマンドを実行してサービスを起動します。

    Windows

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start

    Solaris/Linux

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start