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Systemwalker IT Change Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

1.6.1 swpm_backup(バックアップコマンド)

機能説明

本コマンドは、プロセス管理サーバで、Systemwalker IT Change Managerの資源を指定された退避先ディレクトリに退避します。


記述形式

swpm_backup

退避先ディレクトリ [-def]


オプション

退避先ディレクトリ

バックアップの退避先となるディレクトリをフルパスで指定します。
退避先ディレクトリが存在する場合は、配下にファイルまたはディレクトリが存在しないディレクトリを指定する必要があります。
退避先ディレクトリが存在しない場合は、指定されたディレクトリを作成します。
空白を含むディレクトリを指定することはできません。

-def

本オプションを省略した場合は、Systemwalker IT Change Managerのすべての資産をバックアップします。
以下の目的で使用します。

  • プロセス管理サーバの資産を退避/復旧する場合

    バックアップされる資産には以下の情報が含まれます。

    • 定義情報

    • ホスト名

    • 資産のディレクトリパス

    • その他、プロセス管理サーバの完全復旧に必要な資産

本オプションを指定した場合は、定義情報のみをバックアップしますす。
以下の目的で使用します。

  • プロセス管理サーバの定義情報を他のホストへ移行する場合

指定時のバックアップ対象(定義情報)は以下のとおりです。

  • ファイル

    • 電子フォーム格納先の全ファイル

    • 伝票情報配下の全ファイル

  • BASEDBのテーブル情報

    • アクティビティ情報

    • 回送先情報

    • 部門情報

    • 承認グループ情報

    • メンバー情報

    • メニュー情報

    • 名称情報

    • 権限情報

    • 回覧ルート定義情報

    • ユーザー定義

    • ユーザー情報

    • 業務定義情報

    • ボタン定義情報

    • 伝票定義情報

    • 一覧定義情報


復帰値

0:

正常終了

1:

異常終了

不定:

強制終了


コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\ITPM\bin
※デフォルトの場合はC:\SWPM

【Solaris/Linux】

/opt/FJSVswpm/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】


注意事項

【Solaris/Linux】


使用例

【Windows】

"C:\backup"に退避します。

swpm_backup C:\backup

【Solaris/Linux】

"/usr/backup"に退避します。

/opt/FJSVswpm/bin/swpm_backup /usr/backup