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Systemwalker IT Change Manager V14g 変更管理ガイド
Systemwalker

5.5 変更管理作業へのアクセスを制限する

変更管理テンプレートの各種定義に設定されている権限をカスタマイズすることで、変更管理作業へのアクセスを制限することができます。


変更要求を申請できるユーザーを制限する

変更要求を申請できるユーザーを制限するには、メニュー[変更要求]へのアクセスを制限します。
メニュー[変更要求]は、初期状態では以下の権限を持つユーザーならばアクセスできるようになっています。


カスタマイズ作業の流れ

メニュー[変更要求]にアクセスできる権限を新規に作成して、変更要求を申請できるユーザーを制限する作業の流れを説明します。

  1. 変更要求を申請できる権限定義を新規に作成して、申請を許可するユーザーを割り当てます。

    権限定義の作成方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

    権限定義の作成では、以下の項目を設定します。

    項目

    設定内容

    権限ID

    権限IDの指定規約内で、任意の文字列。ただし、「pm-」で始まるIDは指定しないでください。
    この例では、「myaccess-rfc」と設定します。

    代行委譲可否区分

    変更要求の申請を代行可能にする場合は「可能」、代行可能にしない場合は「不可」を選択します。

    権限名

    権限名の指定規約内で、任意の文字列。
    この例では、「変更要求申請」と設定します。

    略称

    権限名略称の指定規約内で、任意の文字列。
    この例では、「変更要求申請」と設定します。

    機能ID

    メニュー「変更要求」の機能IDである「pm-chg-slip」を設定します。

    グループID/ユーザーID

    変更要求の申請を許可するユーザーを追加します。

    適用開始日

    任意の値

    適用終了日

    任意の値

  2. 初期状態でアクセス許可がある権限定義を編集して、メニュー「変更要求」へのアクセス許可を削除します。

    権限定義の編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

    権限定義の編集では、以下の項目を編集します。その他の項目は編集不要です。

    権限ID

    項目

    設定内容

    access-user
    access-assignee
    access-admin(※注)

    機能ID

    以下の機能IDを削除します。

    • pm-chg-slip

    • pm-rls-slip

    ※注:
    運用フロー管理者用の権限です。運用フロー管理者のアクセスを制限する必要がなければ、権限定義の編集は不要です。


変更作業を実施できるユーザーを制限する

変更管理テンプレートの変更作業実施者は承認グループとして表現されており、承認グループに所属するユーザーのみが変更管理作業を実施できます。よって、承認グループに変更作業の実施を許可したいユーザーのみを追加することで、変更作業を実施できるユーザーを制限できます。

承認グループに所属するユーザーの編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループの編集"を参照してください。


変更作業を参照できるユーザーを制限する

変更要求を参照できるユーザーを制限するには、変更管理テンプレートの運用フローが所属する業務「変更管理」へのアクセスを制限します。
業務「変更管理」は、初期状態では、以下の権限を持つユーザーならばアクセスできるようになっています。

カスタマイズ作業の流れ

業務「変更管理」にアクセスできる権限を新規に作成して、変更要求を参照できるユーザーを制限する作業の流れを説明します。

  1. 業務「変更管理」へアクセスできる権限定義を新規に作成して、変更作業の参照を許可するユーザーを割り当てます。

    権限定義の作成方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

    権限定義の作成では、以下の項目を設定します。

    項目

    設定内容

    権限ID

    権限IDの指定規約内で、任意の文字列。ただし、「pm-」で始まるIDは指定しないでください。
    この例では、「myaccess-chgm」と設定します。

    代行委譲可否区分

    業務「変更管理」へのアクセスを代行可能にする場合は「可能」、代行可能にしない場合は「不可」を選択します。

    権限名

    権限名の指定規約内で、任意の文字列。
    この例では、「変更管理」と設定します。

    略称

    権限名略称の指定規約内で、任意の文字列。
    この例では、「変更管理」と設定します。

    機能ID

    業務「変更管理」の機能IDである「pm-chg-apply-biz」を設定します。

    グループID/ユーザーID

    業務「変更管理」へのアクセスを許可するユーザーを追加します。
    また、業務「変更管理」の変更作業を実施するユーザーおよび承認グループも追加します。

    • サンプルユーザー

      • 富士通 紅子 (pm-chg-01)

      • 富士通 藤子 (pm-chg-02)

      • 富士通 葉子 (pm-chg-03)

      • 富士通 睦月 (pm-chg-11)

      • 富士通 如月 (pm-chg-12)

      • 富士通 冬子 (pm-chg-31)

      • 富士通 秋彦 (pm-chg-41)

      • 富士通 春夫 (pm-chg-42)

    • 承認グループ

      • 変更マネージャ (pm-chg-chgmgr)

      • 変更担当 (pm-chg-chgmem)

      • 開発マネージャ (pm-chg-devmgr)

      • 開発担当 (pm-chg-devmem)

      • テスト担当 (pm-chg-testmem)

      • リリースマネージャ (pm-chg-rlsmgr)

      • リリース担当 (pm-chg-rlsmem)

    適用開始日

    任意の値

    適用終了日

    任意の値

  2. 初期状態でアクセス許可のある権限定義を編集して、業務「変更管理」へのアクセス許可を削除します。

    権限定義の編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

    権限定義の編集では、以下の項目を編集します。その他の項目は編集不要です。

    権限ID

    項目

    設定内容

    access-user
    access-assignee
    access-admin (注)

    機能ID

    以下の機能IDを削除します。

    • pm-chg-apply-biz

    注) 運用フロー管理者用の権限です。運用フロー管理者のアクセスを制限する必要がなければ、権限定義の編集は不要です。