変更管理テンプレートでは、変更管理作業における以下の役割を提供しています。
変更マネージャ
変更担当
開発マネージャ
開発担当
テスト担当
リリースマネージャ
リリース担当
これらの役割は、承認グループとして表現されています。
変更管理テンプレートが提供する承認グループをカスタマイズして、作業の分担や作業範囲の細分化をすることができます。
参照
承認グループの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループ情報マスタ"を参照してください。
変更管理テンプレートが提供する承認グループについては、"承認グループ"を参照してください。
変更管理テンプレートが提供する電子フォームの内容およびデータについては、"変更管理テンプレートの提供内容"を参照してください。
作業の分担
変更管理テンプレートが提供する承認グループに複数のユーザーを設定すると、承認グループ内の任意のメンバーが作業を引き受けることができるようになります。
承認グループに複数のユーザーを設定する作業の流れを説明します。
作業を分担したい承認グループに、分担するユーザーを追加します。
承認グループにユーザーを追加する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループ登録"を参照してください。
承認グループと対応するグループIDは、以下のとおりです。
承認グループ | グループID |
---|---|
変更マネージャ | pm-chg-chgmgr |
変更担当 | pm-chg-chgmem |
開発マネージャ | pm-chg-devmgr |
開発担当 | pm-chg-devmem |
テスト担当 | pm-chg-testmem |
リリースマネージャ | pm-chg-rlsmgr |
リリース担当 | pm-chg-rlsmem |
作業範囲の細分化
変更管理テンプレートが提供する承認グループを細分化して運用フローに割り当てることで、作業範囲を細分化することができます。
例えば、役割「リリース担当」が担当していた作業を、「計画」「受け入れテスト担当」「稼動環境担当」などに分割して割り当てることで、リリース担当の作業範囲を細分化することができます。
役割「リリース担当」が担当していた作業を、「展開企画担当」「受け入れテスト担当」「稼動環境担当」に分割して割り当てる場合の作業の流れを説明します。
細分化した役割に対応する承認グループを作成します。
承認グループを追加する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループ登録"を参照してください。
この例では、以下の承認グループを追加します。
承認グループ名 | グループID |
---|---|
リリース企画担当 | mygroup-rls-plan |
受け入れテスト担当 | mygroup-rls-uatest |
稼動環境担当 | mygroup-rls-release |
各承認グループには、以下の内容を設定します。
項目 | 内容 |
---|---|
グループID | グループIDの指定規約内で、任意の文字列。ただし、「pm-」で始まるIDは指定しないでください。 |
グループ名 | グループ名の指定規約内で、任意の文字列。 |
回送先設定 | 「する」を指定します。 |
組織名 | 現在の組織を指定します。 |
部門名 | この例では、承認グループ「リリース担当」が属している部門を指定します。 |
ユーザー追加 | 該当の承認グループに追加したいユーザーを指定します。 |
作成した承認グループに権限を割り当てます。
変更管理テンプレートの承認グループには、以下の権限が割り当てられています。
承認グループ | グループID | 割り振られている権限 |
---|---|---|
変更マネージャ | pm-chg-chgmgr | 承認権限(access-assignee) |
変更担当 | pm-chg-chgmem | 承認権限(access-assignee) |
開発マネージャ | pm-chg-devmgr | 承認権限(access-assignee) |
開発担当 | pm-chg-devmem | 承認権限(access-assignee) |
テスト担当 | pm-chg-testmem | 承認権限(access-assignee) |
リリースマネージャ | pm-chg-rlsmgr | 承認権限(access-assignee) |
リリース担当 | pm-chg-rlsmem | 承認権限(access-assignee) |
この例では、役割「展開担当」に割り当てられていた権限を、作成した承認グループにも割り当てます。
承認グループに権限を割り当てる手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。
作成した承認グループを運用フローに割り当てます。
この例では、回覧ルート「リリース」で、承認グループ「リリース担当」を割り当てていた以下のアクティビティに、作成した承認グループを割り当てます。
回覧ルート定義ID | アクティビティ | 割り当てる承認グループ |
---|---|---|
pm-rls-route-slip | リリース計画 | リリース企画担当(mygroup-rls-plan) |
リリース設計・開発 | ||
テスト環境リリース | 受け入れテスト担当(mygroup-rls-uatest) | |
テスト環境テスト | ||
稼動環境リリース | 稼動環境担当(mygroup-rls-release) | |
稼動環境テスト | ||
リリース結果確認 |
回覧ルート定義を編集する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"回覧ルート定義の編集"を参照してください。